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#54

12月に入り【トウト】、農業都市、港街に新たに来た避難民が増え、合計で人口が20000人を超えた。そのうち13000人が亜人種になる。まだ流入は続いており来年初頭には30000人を超えると思われている。


【トウト】に冒険者ギルドの支部ができた。支部といっても基本的には王国から来た冒険者に山脈西側拠点で活動するための最終チェックとルール説明をする場所となっている。また山脈西側拠点で買い取った素材を王国の冒険者ギルドへ送る業務も行なっている。


山脈西側拠点にあった仮冒険者ギルドは正式に支部となり冒険者の管理や魔物素材・各種素材の買取を行なっている。


山脈西側拠点は拡張されて宿泊施設や鍛治・武器防具・日常品の販売や歓楽街も整備されて高ランク冒険者が多く訪れている。もちろんアドベンチャーアーマーの貸し出しや整備も行なっている。


【トウト】南側遺跡土台地域から外れた場所に別荘地が設けられた。現在100棟の別荘が分譲された。ここは【ノルトキオ】国民以外も購入できて、すでに数人の高ランク冒険者が購入。余生はここで暮らすと言っている者が多い。別荘地内にはラウンジやレストラン・バー、温泉施設、小規模スーパーがある。


【トウト】から魔導車で2時間弱とちょうど良い距離で別荘地近くにやや高級な宿泊施設や温泉施設、一般的な温泉宿、スーパー、行政出張所、林間学校施設がある。狩に行くのも容易な距離に森があり静かに暮らすのには良い環境だ。魔導鉄道も将来的には敷設予定だ。日本で言う軽井沢なイメージだろうか。



東西帝国の戦争は聖教国が東帝国と同盟を結び西帝国を挟撃したことで西帝国は耐え切れず降伏。


これにより東西帝国は1つに纏まり西帝国旧支配者層の粛清が始まった。この戦争により東西帝国はもとより聖教国はかなりの死傷者を出して当分の間は大人しくしているだろう。




12月27日朝7:00予定通りにロイヤルホエールにて月へと出発。


大気圏を抜けて宇宙へ。


展望フロアで徐々に小さくなる【アーロス】を眺めながらハーブ茶を飲む。


ふぅ〜っと一息つくと綺麗だなと思う。漆黒の闇に浮かぶ青い宝石。それは幻想的で神々しい。何度見ても飽きないし感動する光景だ。


何のトラブルも無く12月28日18:30に月軌道上へと到着。明日29日朝、月へと降り立つ。



翌朝、宇宙服に着替えて月面へと降下。ついに月面へ降り立った。


少し見上げると青く光り浮かぶ【アーロス】が見える。


「良いね。良い」


錬金術を使ってその場を掘って行く。ある程度掘り進んだら床・壁・天井を補強。更に空間を作り床・壁・天井を補強して魔導ジェネレーターを設置する。


設置して不備がないか確認後に起動。うん、問題なく魔力を抽出している。魔力量は【アーロス】上での数値の半分程度。これだけあれば問題無し。


ナビに準備完了と報告するとロイヤルホエールから次々と物資が降下されて魔導ドロイド達により組み立てられて行く。


さて俺はロイヤルホエールで待機かな。


朝から開始した作業は18:00になりひと段落。魔導ジェネレーターがある直上を中心として各種モジュールを展開。先程、魔導ハニカム8重結界を展開。範囲は半円状に半径2㎞。この結界は人体に影響があると思われる光線もカット、熱も軽減する。そして結界内生命維持装置を起動。これにより人種が生活できる環境を作成する。環境が整うまでには24時間がかかる。


魔導ドロイドは昼夜問わずに結界内から結界外へと行き来できる地下通路を作成する。結界は地下5mまで影響を及ぼしているためそれ以上掘る必要がある。


結界内に内側30m付近までの2重結界を展開。これも深さ5mまで展開。


運び込んだ大量のマジックボックスコンテナから5m×5mの格子状の板を中心部から連結して内側結界まで敷設する。それが終わると【アーロス】から持ち込んだ土を厚さ4mになるまで敷き詰めて行く。完成すると敷き詰めて埋設した格子状の板に設置した結界内制御管理大型魔核に繋ぐ。


起動すると魔導引力発生装置により【アーロス】と重力が同じになるように調整。環境を整えていく。


30日朝には結界内と外を繋ぐ通路が完成。通路内は広く、マジックボックスコンテナがすれ違っても問題ない広さがある。通路内は7箇所に扉があり前後交互に開くことによって気密性を保っている。


結界内に入って宇宙服を脱ぐ。


おお〜、感動する空気があるよ。嵩上げされた地面も問題無い。


地面を踏みしめながら仮の居住施設に入る。今回だけの物なので1LDKだ。キッチン・トイレ・バスと問題なく使える。良いよ。良い。


結界内あちこちで色々な設備・施設が組み立てられて少しづつ完成していく。いつの間にか仮住居の前に道路が敷設されて目の前に定食屋がある。なぜ?


そういえば昼食がまだだったなと定食屋に入ると、


「へい、らっしゃい」と魔導アンドロイドのおっちゃんが出迎える。なぜ、おっちゃん型?


まぁ、良いか。と席に座りメニューを見るとまんま定食屋。とりあえず生姜焼き定食を頼んで食べる。


うん、普通に美味い。


そしてナビの誘導のもと異次元ガレージから物資を山積みにして置いていく。全て出し切ると魔導ドロイド達が群がり初めて荷物を運んで作業を始める。頼んだ!


後はぼーっと外を眺めて過ごす。あ〜幸せ。宇宙でスローライフ。良いかも。地上での諸々が安定したらここでぼーっと過ごすのは最高だな。うんうん、そうしよう。


夕食までぼーっとして食後は読書。


そして就寝。



翌31日は特に予定は無し。邪魔にならない位置で椅子とテーブルを設置してまったりお茶を飲みながら読書。あ〜癒される。


昼になったので定食屋に向かうと向かいにあったはずの仮住居がない。どうやら宿泊施設が完成したらしく今夜はそこにお泊まり。とりあえず定食屋でラーメン餃子半チャーハンセットを頼んで実食。美味美味。満足して読書。


さてと17:00頃になったのでナビの誘導で宿泊施設へ。


5階建てのホテル。入り口を入りロビーへ。受付で手続きを済ませると部屋に案内される。


お〜VIPルーム。窓からは少し見上げると【アーロス】が見える。良いじゃない。


晩飯は最上階のレストランでコース料理。ステーキ美味い。ご馳走様でした。満足です。


その後は大浴場を満喫。露天風呂から見る【アーロス】は最高。風呂上がりに生中を一気飲み。


「あ〜美味い!最高!」


部屋でうつらうつらしていると、コンコンと部屋のドアを叩く音、


「何?」とドアを開けるとワゴンを押した魔導アンドロイドが、


「レオン様、年越し蕎麦でございます」


『ナビ!蕎麦見つかったんだ!』


『了。見つかりました。こちらはサプライズで用意いたしました』


『そうか、ありがとう』


とワゴンを受け取り蕎麦を堪能。腹が満たされると眠気がきて


おやすみなさい。そして良いお年を。


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