#50
6月になった。タイト商会は【8領連合国】の王国との国境の街【ザクスル】へと出店。【ザクスル】から南の街【ザオルク】と【ザクスル】から西にある街【ザンツ】へ8月出店予定となっている。今年中に8領全てに出店する予定。これは王国より多い亜人種に対する対応の為、王国の他領より優先されている。
【8領連合国】では王国にならい商業ギルドを排除して行政館にて商人・商会・商店を管理。8月には【ノルトキオ国】の協力の下、魔導化に移行して腕輪を使い人頭管理と税の徴収を行う。これにより王国・【ノルトキオ国】・【8領連合国】の3カ国商業圏が構築されてさらに活発な商業活動が進展して行くこととなる。
カランコロン、ドアに付けられたベルが鳴る。
「いつものロックで」と男はカウンターに座るなり注文を言う。
すると直ぐに男の前に琥珀色の液体と氷が入ったグラスが置かれ、男はグラスを掴むとチビチビと飲み始める。
「奥は結構埋まっているな」
「はい、最近は2人から4人のグループで来て奥のプレイ台で遊んでいかれます」
「そうか。今日来ている中に2ヶ月以上通って者はいるか?」
「ハイ、例のカードを買った御仁が今日は2人でいらっしゃってます」
「ふむ、じゃあその2人を個室に呼んでくれるか?」と言いうと個室へと入って行く。
「どうぞ」と言われ入って来た2人は部屋に入ると男を見つけて、
「ああ、あの時は助かったよ。今日は何だい?まさかまた例のカードがあるのか?」
「いや違う。まぁ座ってくれ。今回は発売前の物をひとつ持って来たんだよ」と箱を2つ取り出す。
箱を開けて2人に見えるように箱の中を見せる。
「こ、これは!」「まさか」と2人は叫ぶ。
「まぁ、落ち着いてくれ」と中から15センチ程の長さの腕輪を右腕につける。更に箱から専用のデッキケースを取り出して中にデッキを入れる。そのデッキケースを腕輪に取り付けて、
「ゲームスタート!」と呟くとフィールドが現れて空中にゲームスタートと出てデッキシャッフルのエフェクトがあり、
「ドロー」と右腕のデッキケースに左手を置いてから空中へ手を振るとカードが7枚男の前に浮かぶ
「こんな感じの物だが例の漫画に出てきた魔道具だ。もちろん対戦もできる。どうだ?買うか?金貨10枚とちょいと高いがそれだけの価値はある」
「買う!」「買わせてくれ!」その場で腕輪決済を済ませた2人は箱を大事そうに抱えながら部屋を出て行く。
レオンは部屋を出て行く2人を見ながら口角を上げてクククと笑い、
「これで来月には発売して街中でバトルロイヤルの大会でも開くかな」
ホント、異世界最高だわwww
ふとスキルテイム取ってからテイムしていない事に今更気づく、
「そうだテイムしに行こう」
と思ったものの何をテイムするか・・。定番だとスライム・グリフォン・ドラゴン・ヴォーパルなウサギとかウルフ系も良いかも。ぬぬぬ。
わからん。
手始めにスライムに決定。と言うことで目の前にスライム。
スライムに手を翳して「テイム!」
と唱えるとスライムの身体が光る。おおこれで成功?
名前は・・・・そうだ「お前の名前は権三な」
意味は無い。
でテイムしたわけだが何のリアクションも無い。じーっとしてる。
適当な餌を与えてみる。身体に取り込んで消化。うん、だよね。
モフモフが良かったか?まぁ、お試しだしこれはこれで良いか。良いよね。




