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#46

2月になり王国東3領での本人登録と腕輪配布が始まった。それに伴い行政館での腕輪への現金チャージサービスと店舗への決済用端末貸与と本格的にサービスが始まった。


【アルイド】ではスラムの解体とスラム住人の補助がはじまり、簡易宿泊施設での生活を始めて腕輪で管理。職の斡旋が行われている。


【トウト】では今まで秘匿傾向にあった医療関係の学校が希望者多数いることから開設された。



現在、異次元住居のガレージにいる。先が見えないほど拡張されたガレージでは密かに去年の9月頃からロイヤルホエールの10倍規模の星間魔導大型宇宙艦が建造されている。これは将来宇宙開拓を行うために試験的に建造されている。レオンの趣味ともいうが。


レオンの発案から新しい概念の移動システムも同時に開発研究されているが、まだ目処は立っていない。


船体設計は終わって骨組み部分は完成。大規模な仕様変更がない限り新規のドライブシステムが出来ても対応可能だと判断されている。


他にもレオンの趣味がふんだんに盛り込まれた魔導強襲艦が2隻試験運用が始まっている。見た目はまぁ・・ゼラー○。そうゼ○ーナっぽい何かになっている。


機動魔導兵装2機と魔導歩兵10体搭載されてアルス、イルマ隊とルース、マリー隊の2隊が試験運用をしている。魔導歩兵はロキ隊10体とガロ隊10体が分乗。



王領遺跡で見つかった日記から新たな事が分かった。大規模破壊の後、シェルター内の者たちは連絡が取れた古代文明首都の西に集まる同胞達に合流するべく旅経つ者とシェルターで様子見をするグループとに分かれた。


様子見のグループは14名でそれぞれがカップルもしくは夫婦だった。


旅立ったグループと別れて半年が過ぎると気温が急激に下がり周囲は雪に埋もれた。その状態が実に4年続き、やっと天候が回復する頃には食料も少なく外で活動せざるを得ないようになり最後にシェルターを封印して外に出るとあった。この人たちがもしかしたら今の王国の先祖になるのかもしれない。


回収した蔵書もかなりの範囲の技術が書かれており参考になった。ただ今の【ノルトキオ】の技術力はもしかしたら古代文明を超えているのかもしれない。


古代の技術には何かチグハグさを感じる。銃器が火薬であったりと何故魔導工学を使った銃火器がないのか?考えられるとしたら魔導兵器は一般兵レベルでは使わせない程の秘匿兵器だった、とか考えられる。それでも魔導工学を使ったバイク、自動車、ランタン、時計、エレベーターなど沢山見つかっているのにも関わらずだ。


そういえばこの2月に【トウト】で始めての出産があった。【トウト】生まれの誕生。何か良いね。このまま人が増えて行くと良いな。生まれてきた子供達が楽しめる世界に少しでも出来たら良いね。




「何をやっておる!たかだか王国で作られた物を何故作れんのだ!」


「申し訳ございません、実はこれらを作ったのは王国では無く別の国で作られたと言われています。空を飛ぶ船や馬のいらない馬車が走る国だと・・」


「与迷いごとはよい。そんな御伽噺のような話なぞあるものか!言い訳せずにさっさと作れ!」


「か、畏まりました。努力いたします」と部屋を後にする。


「我が帝国が王国に劣っているなどと、もし出来ないようなら西の奴らを平らげた後には北の裏切りもの達と王国を飲み込んでやる」




3月に【アルイド】では拡張工事が進む。スラムにいた者達もその日に用意された作業を終わらせると安心な寝床と食事、腕輪に少しのお金が溜まっていき将来への希望を抱きつつ暮らしていた。


その中には他者から強引に腕輪のお金を奪おうとしたものも現れたが腕輪の機能により感知され衛兵により取り締まられた。


街中も魔導化が進み腕輪での決済、各家庭での魔導設備の導入により生活様式をも変えつつあった。


【トリダ】【アルイド】間ではタイト商会が魔導輸送車を走らせて輸送が短時間に大量の荷物が運ばれ、さらに【フェルエド】【ルミノルド】へと流通が整い安価に海産物・衣料品・日用品が豊富に売られ人々の暮らしを豊かにしつつあった。


これらの事から東3領に人々が集まり始めた。【アルイド】では冒険者ギルドにて認定されたB級以上の冒険者が【ノルトキオ】への渡航許可得て数組が海を渡り【ノルトキオ】港街から【トウト】へ、そして【トウト】工業地帯から鉄道でトンネルを抜けて山脈西側拠点へと行き。上級魔物が闊歩する魔窟へと足を踏み入れていた。


最上位のA級冒険者1組に試験的にアドベンチャーアーマー、所謂簡易な魔導歩兵装備が貸与されて運用試験が行われていた。これは好評で格段に生存率が上がることから、拠点に来ることが許された冒険者全てに貸与する方向で準備が進められている。


3領の冒険者ギルドは腕輪のシステムを冒険者が付けるタグの代わりに導入、既存の腕輪システムと互換性と相互に冒険者の実績データ共有がなされ、これにより正確なランク付けも可能になりつつあった。

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