#45
明けましておめでとうございます。
15歳になりました!祝成人です。ハイ。ここまで長かったし色々あった。でも良い。今日からは酒が飲める!飲めるんです!神託とかいうスキルが生えましたが気にしません。
ロイヤルホエールで宇宙へと1人飛びたつ。周回軌道を回るロイヤルホエールの展望フロアから【アーロス】を眺める。
異世界通販で生前によく飲んでいた一番な搾ってあるビール350mlを1缶。つまみに某ファーストフード店のポテトとナゲット、バーベキューソースで買う。
プルタブをプシュッと開け一口。美味い。
ナゲットをバーベキューソースを付けて一口。このチープな味が良い。ビールが進む。
それにしても星が綺麗だ。そして静か。とても贅沢な時間を1人堪能する。そしてもう1本。美味い。
生きてきて良かった。
ここは王都。色々なプロジェクトが並行に進んでいるため、その調整と確認のために来ている。
・古代語の解読支援
・魔道具師、錬金術師の【トウト】留学
・王都魔導都市化計画支援
・ステータスの開示に関する事項、今後の対応体制支援
他にも細かい事はあるが主にはこんなところだ。
更に王直轄領にある遺跡再調査に同行するため、これから打ち合わせに行く。
王城に着き案内され部屋へと入ると、
「レオンク〜ン」と手を振るノルドと頭を抱えるアレンがいた。今回の調査に同行するらしい。
今回再調査される遺跡は王都近辺では最大の遺跡で過去、多数の魔道具が見つかっている。王都側では調査し尽くされて何も無いと判断していたが、今回こちらから再調査をお願いして行われる事となった。王都調査団は調査というより遺跡内部の案内に行くと思っている者が多い。
翌日、現地へはキングホエールにて向った。出発が遅れた事もあり、なんとか昼前には到着して昼食食べて遺跡へと足を踏み入れた。
中を観察して所々に表示されている言語をナビに翻訳してもらうと、ここはどうやら軍事施設跡らしい。ところどころの部屋は扉が開けられて中の物はない。
何もないかなと思われていたところ、
「レオン君こちらへ来てくれ!」とノルドの声。
近づくとそこには見たことある設備がある。扉は開けられているがこれはエレベーターだ。扉の上の表示をナビに翻訳してもらうと地下4階と書かれていた。なるほど記録からあれほどの攻撃を受けて残っていた原因が分かった。地下3階から上は消失して地下4階はかろうじて残ったということだろう。
そしてエレベーターを調べると下向き三角表示がある。まだこの下に階層がある可能性が出てきた。それをみてノルドも興奮している。王都の調査員達は首をひねるばかりだ。
魔力を込めてみると難なく起動。エレベーターに乗る。勿論ノルドとアレンも乗って来た。慌てて他の調査員も乗り込み下へとエレベーターを操作。下へと下降していく。
扉が開き開けた空間が見える。ライトを浮かべながら足を踏み入れ前へと進むと扉が1つ。扉の枠左側にテンキーがある。ロックされているようだ。調査員が開けようとガンバっているがこのタイプの扉は初めてらしく開かない。
調査員に退いて貰いテンキーに手を翳してハッキングを使う。プシュウという音と共にロックが外れる。
扉を引いて開けて中へと入る。
大きな部屋、かなり広い。所々にソファーや机、椅子が置かれている。前方壁真ん中に広目の通路。左右の壁真ん中にも通路。部屋4隅にドアがある。
四隅のドアから確認していくとどうやらトイレ。四隅のドア全部調べたが全てトイレのようだ。
奥の通路へと入る。左右にドアがある。片側に3つづつの合計6つ。
とりあえず確認せずに通路奥まで進む。突き当たりに両開きのドア。ドア枠左にテンキー。
テンキーに手を当ててハッキング。プシュウっと音がしてロックが解除される。扉を引き開けて中に入る。目の前に大きな魔導器がある。これは魔導ジェネレーターだ。間違いない。コンソールらしきところで手を当ててハッキングと共にナビがシステム介入。
しばらくするとジェネレーターが動き出して唸り部屋の灯りが灯り明るくなる。
『ナビ、どうだ』
『マスター、今のところ問題ありません。システムへの介入、掌握を開始します』
数分経つと、
『マスター掌握完了しました。全ての部屋のロック解除します』
『ありがとう、ナビ』
『マスター、かなりの量のデータが保存されています。コピーしてもよろしいですか?』
『頼む。解析後に翻訳した資料作成もお願いする』
『王国への情報開示はどうなさいますか?』
『特に出さなくて良い』
『了』
「ノルドさん、他の部屋のロックを解除できました。見て周りましょう」
「流石レオン君だ。行こう」と入ってきた扉を抜け戻っていく。
部屋を出て直ぐの左右の扉を開けて中に入ると膨大な数の蔵書が並ぶ、向かいの部屋も同様に蔵書が並んでいた。これらはレオンが大容量の収納を持っているということで全て収納。勿論収納されている間にナビが内容をコピー。
次の左右の部屋には衣類・靴や緊急用メディカルバック・サバイバルセットのような物が多数。武器はハンドガンが数丁あるくらいで弾丸は中に装填されているのみだった。
最後の左右の部屋は食料庫だったらしいがほとんど空で数箱の風化した物があるくらいだった。
最初の大きな部屋の左右にある通路は居住エリアで片側2人部屋が20部屋と少し豪華な部屋4つあり、合計2人部屋40、豪華な部屋8あった。
全て確認したが日記と思われる物が2冊発見されただけでめぼしいものはなかった。勿論日記もレオンが回収していてコピーをナビに依頼済。
このあとは王都へと帰投。コピーが済んだ蔵書を王国へ提出して帰途についた。このことから他の遺跡にも再調査が計画されて今後都度同行することとなった。勿論ノルドも。
ここから最終章成人編となります。




