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#32

緊急連絡を受けて港へ急行。


何やら獣人達と揉めている。ガラの悪い冒険者風な者30人余りと、身なりの良い太ったおっさん1人にその使用人と思われる2人が獣人達に何やら喚き剣を振り下ろそうとしていた。


咄嗟に剣を振り下ろそうとしているガラの悪いにいちゃんの頭をバレットで撃ち抜き声を掛ける。


「おいお前ら何しにきた?」


「なんだ小僧!でしゃばるんじゃねぇ!」その男の頭を弾き飛ばす。


その場は鎮まりかえり、身なりの良いデブが口を開く、


「この場所とこの奴隷たちは我々がいただきます」と小さな皮袋を投げて寄越す。地面に落ちる前にファイヤーボルトで焼き撃ち消滅させる。


「お前言葉には気をつけろ。次はお前の頭が無くなるぞ」


「ふんっ!生意気な小僧め!お前らこいつらを片付けろ」と冒険者風の男達が腰の剣に手をかけて抜こうとする間にデブと付き人以外の頭を吹き飛ばす。


付き人は叫びながら船の方に走り出し、デブは尻餅をついて股間に染みを作りワナワナ震えている。


「だから気をつけろと言っている」


「こ、今回はこれで引きますが、今度はそうはいきませんよ」とよろよろと立ち上がり後退りしながら船へと帰っていった。しばらくすると小舟が沖に停泊していた大型帆船に辿り着いたらしく南に進路をとり動き出した。


『ナビ、奴らを監視してくれ』


『了』


落ち着いて辺りを見渡すとドックや保養施設、魔導船、倉庫は認識阻害、迷彩で見えないようになっていた。


『ありがとうナビ』


冒険者風の死体の持ち物を検めるとどうやらコイツらは帝国の者達らしい。さっきのデブは帝国の商人か何かかな。次きたら徹底的に潰す。鑑定忘れてたな。あー道具屋の姉ちゃんも鑑定すれば良いのか。それはなんか無粋だな。


ふと立ち尽くす獣人達に声を掛けてから戻り、誰にも被害がなくて良かったと胸を撫で下ろす。このことで住人は俺にとってかけがえのない者達なんだと認識した。


念のため、沿岸に自立遠距離攻撃型魔導兵装ガルダンを10機配備。魔導歩兵達に今回のことを説明して定期的な巡回をお願いした。戦闘型魔導ドロイドも100体沿岸倉庫内に保管、いつでも活動できるよう配備。


軍事施設では自立魔導兵装ルーパーⅡ2機と魔導兵装1機を随時スクランブル発進できるように配置した。戦闘機部隊はそのままキングホエール級に乗船して任務にあたる。


サラマンダーⅡもいつでも出撃できるように準備させた。


この問題の方が着くまでは【トウト】で過ごす。


9月に入りカードゲーム拡張パック6弾が発売。ついに「目指せ魔物マスター」のカードゲームも発売。ワンパック1銅貨カード3枚入。


ルールは簡単で相棒魔物カードを出して魔物固有能力で手札のエネルギーカードを必要数消費して攻撃・防御して相手の相棒4体許容ダメージカウンターがたまるとノックアウトすると勝ちというゲーム。封入カード種類は80種。同じ魔物でも姿が違うカードを複数収録して自分だけの相棒と戦うことができるようにした。


少しの字と簡単な計算ができればプレイできてデフォルメされた魔物カードが愛らしい。


爆発的に子供と特に親子に売れた売れた。こちらは4ヶ月に新パック発売で年3回予定。これも大会を行う予定。もちろん年齢制限ありの大会となる。


キッズスペース近くに専用プレイ台を4台各店舗に設置様子を見て増やす予定。ますます手狭になってきた、タイトに行政に相談しに行かせるかな。悩ましい。


10月になりタイトが行政に相談したところタイト商店右隣の商店と行政が話をしてそこを譲り受けることとなった。どうやらお隣さん長年店を構えていたが、時の移り変わりとともに客層が変わり売上が伸び悩んでいたと、そこで今回行政からもう少しお金持ちの多い通りの物件を交換に紹介されて二つ返事で了承したということらしい。11月末に引き渡し12月中旬には1週間で改装を終わらして新規オープンする。他の領でも同じように交渉してなんとか隣を確保して、同時期に1週間ほど店を一部コンビニ商品のみの縮小販売として新規オープンさせる。オープン日前日は全店舗休業。突貫で最後の改装作業を終わらして同時オープンイベントを開催する。


10月も帝国のデブの動きは無し。


11月、各店舗のレイアウトを構想して材料や部材の製作を始める。なんやかやと準備が進み11月末となり店舗が引き渡された。まず2階から工事を始めて、隣の店舗との連絡通路を設けた店舗手前から3分の1は従業員仮眠室。奥から3分の2は階段と通路と小さな舞台と大型スクリーン。段々に配置された30の座席。映画などの有料ルームとなる。


その夜左店舗スペースを縮小して右店舗と繋げる工事を行い。翌日から大掛かりな店舗工事を始めた。両店舗の大通り側がエセコンビニスペース。最奥左側がカードゲームやサプライ販売コーナー、その手前がプレイ台が15並びその周りに休憩用テーブルと椅子が配置される。


真ん中通路挟んで右側最奥が2階映画スペース受付と映画物販スペース、その右側が各種カップドリンク、ポップコーン。イートインコーナーで食べるケーキ、ドーナツ、各種甘味が買えるスペース。真ん中通路奥に2階へ登れる階段。


12月中旬になり3店舗同時リニューアルオープン。カードゲーム7弾のリリースと1月発売の魔物マスターカードの告知。更に1月半ばに公開予定の魔物マスター始めての映画。そのプロモーションカード付き前売りチケット。更に映画公開とともに発売される限定パック、これには映画に出てくる伝説魔物が封入される。


12月24日、地球ならクリスマスイブ。帝国のデブが動き出して帝国沖海上で軍船25隻と合流。こちらに向かっていると到着予定は三日後の27日。



歓迎しよう。



27日早朝、軍船25隻と大型帆船1隻が沖に停泊。軍船から次々と小型船が降ろされて兵士が続々と乗り込み海岸に上陸してくる。


昼前には海岸に天幕が張られてその前方500m先に兵士2000名が展開。その後ろに立派な鎧を着た騎士団300名、その後ろに豪華なローブを着た魔法師が20名。


天幕の中では豪奢な椅子に座りふんぞりかえる男と豪華な鎧を着る男が話をしている。


「なかなか良い所ではないか、見てみろ北側は全て農地。かなりの収益を見込めるぞ。それに亜人どもを奴隷にすれば労働力もただだ。それに奥には遺跡らしき物もあるというではないか。これを陛下に報告すれば陞爵も夢ではない」


「もちろんですよ。兄上」


「それにしても、ちと戦力が過剰じゃないか?たかだか亜人ども数十程度には過剰に思えるが」


「兄上、戦いは数ですよ。絶対に叶わないと心に刻みつけて服従させるのが良いのですよ。それにこのまま実効支配をして、今回の帝都で行われる皇太子様の御婚礼儀に欠席する言い訳にもなりますし」


「ふむお主のいう通りだ。あとは任せたぞ」


「はっ兄上。それではこれから陣頭指揮に参ります」


「うむ、頼んだぞ。弟よ」



『マスター全ての配置完了しました』


『分かった。外部魔力供給ケーブル接続、魔導通信にて【トウト】管理制御魔核へ接続』


『了。外部魔力供給ケーブル接続、魔力供給開始します。管理制御魔核へ接続確認。マップへ敵を表示します』


『敵前面ターゲット200ロックオン。ロックオン開始、完了次第ファイヤボルト目標に順次誘導、発射。前面兵力2000殲滅するまで継続。コントロールはナビに任せる。戦闘を開始せよ』


『了。戦闘を開始します』


サラマンダⅡの頭上に200の魔法陣が輝くと赤い光が発射されては消えそれを10回程繰り返すと、


『マスター前面敵兵力2000沈黙を確認。殲滅完了しました』


『了解した。外部魔力供給ケーブルパージ』


『了。パージします。完了しました』


『魔導歩兵偽装解除、サラマンダーⅡが騎士真ん中に到達と同時に左右から攻撃。蹂躙しろ』


『了解だ。行くぞお前ら!』、『『『『『おー!』』』』』


「サラマンダー参る!」と重力制御装置を始動してスラスター全開で突貫。


騎士達の真ん中に到達すると魔導サーベルを一閃して騎士を纏めて上下に切断、そのまま突き抜けて魔導師たちにバルカンバレットを掃射。魔導師を殲滅。後ろでは魔導歩兵を駆る獅子・豹獣人達が残りの騎士をあるものは大型ハンマーで叩き潰し、ある者は両刃の大型斧で切断、ある者は大型の両刃の剣で切り潰す。騎士達は5分と持たず全滅。


最後に残った豪華な鎧を着た者は声を上げる間も無くサラマンダーの魔導セイバーにて左右に両断された。


「だ、男爵様、兵と騎士、魔法師全て全滅しました。お逃げください」


「何をバカなことを言っているのだ。まだ戦いが始まって10分と経っていないぞ」


「本当です。騎士団長もお亡くなりになられました」


「バ、バカな。た、たった10分で兵2000、騎士300、魔法師20がぜ、全滅だとバ、バケモノか」


と言い終わる前に天幕が跳ね上げられると伝令はバルカンバレットにより肉塊となり、男爵は唖然と目を見開いたまま魔導セイバーにて首を刎ねられた。


『ガルダン、大型帆船以外の敵軍船を殲滅せよ』


『了』


自律遠距離攻撃型魔導兵装ガルダンが沿岸部で偽装を解き、軍船へ向けて砲撃を開始。次々と命中して軍船から炎が上がり沈んでいく。


それを横目に見ながらサラマンダーが大型帆船に向かい飛翔。船員がパニックに陥っている甲板に降り立つとデブを見つけて近寄る。


それに気づいたデブは「辺境の悪魔だ、あ、赤い死神だ」と呟くと逃げようとするがバルカンの斉射でその場にうずくまる。ハッチを開けてサラマンダーが手に掴んでいた物をデブの前に投げると、


「ヒィィィっ」と叫ぶ。目の前には男爵の首が転がりデブを睨みつけるかのように見開いた目を向ける。


「お前ら帝国は俺たちに宣戦布告せずに攻め込んで来た。これから帝都を攻撃する。これは戦争だ覚悟しろ」


とハッチを閉めて飛び立ち帰投する。


『デブの船を監視してくれ、それとキングホエールを準備。これから帝国首都帝都へと向かう。同行者はいらない。戦闘機隊、魔導兵装隊と魔導ドロイド300はキングジュリノで待機。魔導歩兵と魔導ドロイド300はキングバレンで待機。指令がでしだい作戦を開始せよ。他の者達は戦場を洗浄。あとの手配はナビに任せる』


大型帆船はなんとか体制を立て直して南へと逃走。


キングホエールに自律型魔導兵装2機とサラマンダーⅡを乗せて帝国帝都へと飛行する。


『マスター帝都到達は明日28日夕方になります。それまでの休息を提案します』


『分かったありがとう。ナビ』


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