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#21

3月になり拠点北側農地が大きく開拓され広がっている。どこかの1国レベルの農地だ、一見して先が見えないほどだ。どうするの?とか自問自答。まぁ良いかと開きなおる。


そういえばドロイドが探索中沼地で米を見つけてきた。なんとジャポニカ米っぽい何か。炊いて食べてみたが悪くない。凄く美味しいとはならないが普通に食べれる。


と言うことで米も今年は作るよ。田植え機も大量に作ったしかなりの面積に作付けする。グハハ、これで異世界で勝つる。


スタンピード以来来ました【アルイド】。その後の情報収集兼ねて雑貨屋と魔道具屋へ。


雑貨屋ではスタンピードの夜はすごかったガハハと背中を叩かれ。魔道具屋ではお姉さんからよくそんなことまで知っているなという話をされ感心する。


まとめると、スタンピードが起きた夜は、南の空に魔法陣が夜空を埋める程現れて、赤い流星が流れて魔物を倒したとそれは神様の仕業に違いないと。それは綺麗で凄かったと。


スタンピードが起きたのは昔討伐した筈の初級ダンジョン。討伐指名依頼を受けた当時Cランク冒険者パーティが早く迷宮都市に移動したいがために、その当時いたパーティーメンバーの土魔法が得意な魔法師に、ダンジョン1階入り口から5分の1を岩石魔法で埋めて、入り口を大きな岩で塞いで討伐したと偽ったと、その偽った冒険者パーティがたまたま今回【アルイド】にいて捕まったと。


この話には続きがあり捕まった冒険者が白状した事が問題で、実は商業ギルドの裏依頼でここ【アルイド】に来ており、【アルイド】の冒険者ギルドの妨害が目的だったと語り、依頼と偽り外で他の冒険者を害する予定だったと発覚。ローレン達?


依頼した商業ギルド関係者が結構な役職の者で調べると余罪がどっさり見つかった。詐欺紛いの手法で商人を罠に嵌めて店を乗っ取り、場合よっては裏家業の者を雇い殺しもやっていたと。


このことで領主が出張り関係者を逮捕、資産没収となった。まだ商人ギルドはあるが虫の息だと言う。


更に領主から記録が残る被害者には逮捕者の資産から補填するので名乗り出てくれとお触れがあったと。


これアルス、イルマ達、タイト達も関係あるかな?念のためこちらに呼び寄せよう。


『ナビ、イルマ・アルス・タイトの3名をキングホエールを今から拠点に向かわせて連れて来てくれるか?できれば簡単な説明もお願い』


『了』


翌日夕方には3人到着。翌朝に【アルイド】で確認する。


現在は【アルイド】、タイトの話では領主が執務をする行政館に行けば良いのではということで向かっている。


行政館の受付に行き何処に相談すれば良いか聞くと担当の者が来るから待つように言われる。しばし待つと目の下に隈を作った痩せ気味の男が現れる。小さな会議室らしき部屋に案内されるとお互い自己紹介。担当はダレオ、少ない人数で今回の事案を処理しているという。


結果はアルス・イルマは該当せず、タイトは該当。


これで前の生活に戻れるなと声をかけると、お願いだからまだまだ習いたい事などあって見捨てないでくれと言ってきた。


ならばとタイトが店を出していた場所は他の人がすでに商売を初めているので押収した物件をいくつか見繕ってもらい1つの物件を選ぶ。更に少ないが現金で資金をもらい選んだ物件に行く。


その場所は冒険者ギルドと宿が密集する場所との中間の大通りに面した店。間口は3.5mと狭いが奥行きが裏通りまであり広さはある。


店の中に入り思いつきだが計画を説明する。ここで料理屋をすると拠点からマジックバックで食材や完成した食品を運び売る。売るのはタイト達でも良いが魔導アンドロイドも店員として使う。基本的に下の子供達と奥さんのメルマは拠点で子供達と過ごしてもらいタイトは定期的に拠点に行くと説明。できればアルスとイルマには店を手伝いながら冒険者ギルドの依頼をこなして欲しいとお願いした。


ナビと相談して牛丼屋にしようとなった。メニューは並・大盛り・特盛で4銅貨・5銅貨・6銅貨にした。日本の感覚だと400円から600円になる。


ご飯だけ魔導大型炊飯器で炊いて牛丼の具は拠点から運んで寸胴で温める。席数は30席。カウンター20席、2人席が5つ。


レジで先払いで交換札を渡して席で札と交換で品物を出す。水はセルフ。


レジ横にショーケース冷蔵庫を置き各種ドリンクや缶ビールを販売。ドリンクはスライムボトル500mlで1本2銅貨。缶ビールは350mlで1本2銅貨。他にお持ち帰りで朝は惣菜パン、午後すぎると菓子パンを販売。惣菜パンは冒険者の弁当代わり、菓子パンはご近所の主婦様方に。どれも1つ2銅貨。常時販売するのは袋詰めされたポテチ。塩・コンソメ。1袋1銅貨。営業は朝7:00から夜20:00まで2交代で回す。魔導アンドロイドは8体導入予定。制服も制作。


とりあえず手持ちの素材でできる内装工事はやってしまう。足りない分はナビに注文。拠点で作成して2、3日中には届く。一応3ヶ月営業できるだけの食材を発注。これも2、3日で届く。


2階の住居ゾーンから手をつけてリビング・ダイニング・キッチン。脱衣所、バス1つ、トイレ2つ、洗面2つ。寝室は2つ。男部屋2段ベット6つ。女部屋2段ベット2つで16人寝れる。


地下に小型魔力ジェネレーターを設置。店の調理器具は魔道具。コンロ4つ、オーブン2つ、大型冷蔵庫1つ、クリーンとドライを使う食洗機、流しの水道も魔道具、もちろん照明も全て。トイレもクリーン便座。


ゴミ処理用のスライムも地下。


今日はリビング・ダイニングと寝室2つに2段ベットを設置して休めるようにした。明日から本格的に準備開始する。



翌朝から1階の使わない物、壁など撤去していく。構造的に残さなければならない箇所をナビと相談。場所によっては補強。


レイアウトを決めて床や壁・天井を作成していく。イメージは某オレンジな牛丼店。


翌日朝、【アルイド】の一般的な庶民の服装をした魔導アンドロイド男型2体、女型2体が荷物を持って現れる。


その荷物により店内の内装は完成。店先も全面透明スライム板で店内が見えるように改装。照明も設置され明るくなる。


調理機材も設置され魔力供給もされ使えるようになる。2階も住めるように全て改装工事終了。

あとは店頭看板をつけるだけとなる。今日の夜はテストで米を炊いて牛丼を作成して試食。まぁ普通に美味しい。


味噌汁もつける事にして拠点にオーダー。明日の夕方には届く。3日後にはオープン出来そうだ。



翌日は開店する趣旨を商業ギルドではなく行政館に相談。受理されて【アルイド】行政公認店となる。証書を発行してもらい額に入れて店内に表示する。


看板を設置。夜には光る仕様だ。この世界では無い内装で仕様だろう。間違いない。



2日経ち開店する。魔導アンドロイドは10体連れてきた。2体は戦闘用に強化された個体だ。


この世界で見慣れない制服に身を包んだタイト・アルス・イルマと魔導アンドロイド4体。


朝7:00に店開き。店前に手書きの値段を書いた看板を出して店先に設置された通風孔から牛丼の美味しそうな匂いが流れる。


匂いに釣られ見たことの無い店構えに躊躇しつつも数人の冒険者が入ってくる。店のシステムを説明してレジにてオーダーを取り支払いを済まさせてカウンター席に誘導。札と交換にトレーに載せられ運ばれた牛丼並と味噌汁。


しばし眺めて牛丼をスプーンで掬い一口。すると目を見開きガッツキ始める。他の冒険者もそれを見て食べ始め美味しい美味しいと食べて満足そうに「また来るよ!」出ていく。


昼になると口コミでかなりの数が訪れて盛況であった。


翌日も朝から盛況。前日試しに惣菜パンを買った客が触れ回ったのか冒険者が買っていく。50個程ホットドックとコロッケパンを用意したが売り切れ。


昼も行列ができるほどで午後過ぎから出した菓子パンも見事売り切れた。


夜にもかなり人が訪れて缶ビールも飲んだ事がない程の炭酸と冷たさに売れに売れた。


数日経つと街にも馴染んで行った。


ある日、ガラの悪い男達を連れた人相の悪い男が店に来て「俺は商業ギルドの者だ。誰の許可があって営業している!」と怒鳴り込んできた。


「行政公認です」と壁に架けられた証書を見せるが「ウルセェ」とガラが悪い奴らが暴れようとしたが、その場に居た冒険者たちがボコボコにして衛兵に突き出した。冒険者に感謝して話を聞くと、商業ギルドが冒険者を害しようとした話が回っているらしく商業ギルドの連中は許せねぇとなっているらしい。やはり冒険者をターゲットにした商売にしたのは正解だな。


翌日にはこの話が周辺に広がり、行政館から店の公認証書を取得して商業ギルドから離脱する店が続出した。それに危機感を覚えた商業ギルドが人を派遣して説得や脅しを行い。更に逮捕者が出てこの流れを止めることができなかった。


行政館も正式に店舗営業許可の申請登録を始めて税金などを商業ギルドを介さずに正当な額を徴収することができるようになった。


そんなある日の夜、襲撃しようとした4人を戦闘用魔導アンドロイドが捕縛し尋問。なんと商業ギルドのギルドマスターお抱え暗殺者達で、今回見知らぬ技術を使った店舗外観や機材、食材を独占しようと企み襲ってきた。内容を聞いてすぐに衛兵を呼び事情を説明して襲撃してきた4人を引き渡す。


翌日には商業ギルドのギルドマスターが捕まり、資産は没収。商業ギルドは機能を停止、ここ【アルイド】では名前だけの組織となった。


数日後、魔導具屋の姉ちゃんの話で捕まったギルドマスターは身の保全と交換に自白。数年前から、当初はモーリス商会を使って【アルイド】内にある商業ギルドに靡かない商店・商会を罠に嵌めて、時には一家皆殺しにしてその財産を奪い私腹を肥やした。隣領の領主も密約を結び【アルイド】に経済的打撃を与えて商業ギルドに行政が頼らざるを得ない状況に追い込む予定だったと、その背景には帝国と商業都市の商業ギルド本部の密約による行動と仄めかした。


やはり商業ギルドはいらないし、帝国もよくわからないが安心安全な生活を脅かすなら対処しよう。


お読みいただきありがとうございます。


少しでもおもしろいと思っていただけましたら、ブクマ、評価をお願いいたします!

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― 新着の感想 ―
[良い点] 話のジャンルは大好物です [気になる点] 人と人との掛け合いがないので、箇条書きの感想文みたいなのが残念です。
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