表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/75

#20

久しぶりに数日隠れ家で過ごす。と言っても異次元住居にいるのだが。


もう拠点に戻るかと考えていたある日の夕暮れ、


『マスター、【アルイド】南の森浅層に大きな魔力反応があり。現在も膨らみ続けています。緊急事態です。ダンジョンスタンピードと思われます。後僅かな時間で溢れ出します』


『!、分かった急行する』


アルスとイルマには待機しているように言い。隠れ家を飛び出す。スラスターを使いながら夕闇の中を急ぐ。


数十分で【アルイド】南側城壁へと到達。同時に森が弾ける。ドゴーン!と大きな音とともに砕けた岩が辺りに降り注ぐ、獣の叫び声が複数聞こえ森が騒がしくなる。


【アルイド】でも異変に気付き城壁上に監視の兵士が集まってくる。


「なんだ!何が起こった!」


「分かりません。森で異変が起きたようです!」


「団長へ報告を急げ!他の団員を緊急招集しろ!」


「ま、魔物だー!森から魔物が溢れ出している!」


カンカンカンカン!と鐘が鳴り響き緊急事態を知らせる。なんだなんだと町中の人が外へ出てくる。ちょうど日が沈み辺りが闇に包まれ獣の咆哮だけが響くとともに複数の足音が聞こえ振動が伝わってくる。みな南の城壁を見上げ何ごとかと声をあげる。


「何が起こっている!」


「だ、団長!」


「何事だ!」


「も、森から魔物が溢れ出しています。数は数え切れません!」


「分かった!団員を集めて防衛にあたらせろ!冒険者ギルドへ緊急事態を告げて駆り出せ!」


「はい!わかりました!」と転げそうになりながらも慌てて駆け出していく。


「皆の者聞いたな!迎撃に出る!私に続け!」「おう!」と一斉に団員達は答え団長に続いて武器を取り飛び出して行く。




『マスター、魔物が溢れました。初級から中級クラスの魔物です。数は1千』


『分かったナビ。間引くぞ』


森から溢れる無数の赤い目が光る魔物の群れの光景は、


「王蟲の大海嘯かよー」あ〜青い衣の人が対処してくれないかな・・・無理か。


ヨシっと両手で頬を叩き気合いを入れる。


精神を集中。


ファイヤーボルトの魔法陣を5重展開して合成・圧縮。


それを5つ複製して6つ展開、6つの魔法陣を3次元魔法陣にして圧縮。


圧縮3次元魔法陣を5つ複製して6つに。


それらを更に3次元魔法陣へと昇華。


昇華された3次元魔法陣を4つ複製して5重の魔法陣を展開。


「ぐっ!ナビサポート頼む。ありったけのアイテムボックス内の魔石の魔力を集めてくれ」


『了』


マップを意識して気配探知と連動。魔物を表示。手前から片っ端にロックオンする。


眼前を睨み「うぐぅっ」と呻くと鼻血がスーっと垂れる。構わず集中し魔法陣を維持し続けると同時にロックオンしていく。


構築された魔法陣は早く解き放て解き放てと魔力を要求してくる。それを力尽くで抑える。そこに、


『マスター、魔力準備できました。ロックオンサポートします』


数多の魔物表示で真っ赤になったマップが発動限界数まで次々とロックオンされていく。


『マスター、ロックオン完了しました』


『了解だ』



くっ!「全てを喰らい尽くせ!ファイヤーボルトミーティア!」



一気に大量の魔力が消費され体が重くなり片膝をつく。そして空を見上げると、


5重の魔法陣が重なり弾けて空中に900もの魔法陣が夜空に輝く。輝きは辺りを照らす。


その光景は神々しい。


そして幾百もの赤い閃光が闇夜に走り魔法陣が弾け魔物の断末魔が響き渡る。


役目を終え弾けた魔法陣の魔力の残滓がキラキラと降り注ぎ幻想的な光景を作り出す。



その人智を超えるような光景を見た人々は「おー神よ!」と次々に天に祈りを捧げる。神の奇跡が今まさに行使されたのだと。



『ナビ、残り魔物は100位か?』


『はい、残りは113体です。これくらいの規模なら騎士団で対応可能です』


『了解した。隠れ家へ戻ろう。疲れたよ』と隠れ家へと戻る。



その後、【アルイド】へと迫った魔物は多少の被害を出しつつも騎士団と冒険者が撃退。ことなきを得た。


翌朝、南の平原に眉間を魔法で貫かれて倒れる千近い魔物を見て人々は冷や汗を流す。この魔物が街に襲っていたらと想像し神に感謝するのであった。


これは後に人々の間で【アルイドの星降る奇跡】と呼ばれる。



朝起きるとぼーっと考える。あー今回のことはあのローレンとか言う奴関係無いっぽいな。考え過ぎかな。拠点に戻ろう。


その後はアルスとイルマに準備させて拠点へと戻った。



数日休み、拡張パック第2弾を作成し始める。あーでもないこーでもないとナビと相談しながら完成!早速数日テストプレイ後調整して正式にリリース。


1ボックス30パック入りを1ボックスとプロモーションカード1枚配布。


食堂でプレイを観戦。プレイ待ちのアルスとイルマの話声が聞こえる。


「イルマの騎士団デッキ結構強いよな。団結効果と騎士カードの兵士カード2枚引っ張ってこれるの強くないか?団長も団結すれば防御貫通するしエグいよな」


「アルスの大魔導師デッキも強いじゃない。魔法でドンドン除去して最後にエンシェントドラゴンでしょ。反則よ」


「まぁでも属性魔力カードにつけれる古代魔力ジェネレーターカード付けれないと、魔力足りなくて序盤で殴り切られること多いしな。エンシェントドラゴンは1枚しか持ってないから辛いよ。もっとパック欲しいな。トレードだけだと違うデッキ作るときに結局足りないとかなるもんなぁ」


ふむふむ、なるほどちょっと考えようかな。


ナビと相談して個人カードを作成した。これは魔力波紋を設定して本人しか使えないようにして管理制御魔核で集中管理。本人の情報、名前年齢などを保存管理。今回はポイントカードのような機能を付随。


アルスとイルマ、タイト、マメルは月50000ポイント、他の子達は月20000ポイント。


これで売店でポイントを使い買い物ができる。今まで基本売店の物は無料だったが試験的に有料としてポイント決済を試験する。因みにカードゲーム1パック150Pである。


今回を機に売店の品物を拡充。洋服やアクセサリー、少し豪華な日用品、少し贅沢なお菓子などをおいた。


これで少しはちょっとしたオシャレなども楽しんでくれれば良いな。


お読みいただきありがとうございます。


少しでもおもしろいと思っていただけましたら、ブクマ、評価をお願いいたします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] 900体も殲滅してレベルは上がらなかったのかなぁ??
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ