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どこにでもいる付与術師の俺が、大魔王を倒す為に伝説の剣を作ってみた ~その2~

作者: Red

 「あぁ、失敗か。」

 ()が横たわっているのを見てそう呟く。

 しかし、いつもより視点が低い気がする。

 俺は辺りを見回し、ある物の前に移動する。

 「フム……これは面白い。」

 俺はおもむろに服を脱ぎ、目の前の姿見に自分の姿を映し出す。

 

 光を浴びると透き通るような金髪に、意志の強さが窺える様な碧の瞳。

 均整の取れたプロポーション……その双丘の大きさはBからCといったところか。

 「これがミリアの身体かぁ。」

 俺は自分?の胸を弄びながら、下着に手をあてる。

 「では、いざいかん!未知なるデルタゾーンへ!」

 その途端、いきなり頭を殴られる。

 「何やってるんですかっ!」


 振り返ると「伝説の剣」……になる筈だった剣を構えた俺?が立っていた。

 「何って、未知なる発見を……。」

 「やめてくださいっ、私の身体を見ないでくださいっ!」

 「私のって事は、やっぱり中身はミリアか?」

 「そうですよ!何でこんな事になってるんですかっ!」

 どうやらいつもの如く実験に失敗して、俺とミリアの身体が入れ替わってしまったらしい。


 「早く戻してくださいよぉ!」

 「イヤイヤ、せっかくだから今しかできない実験をだなぁ……。」

 俺は手をワキワキさせながら、(ミリア)に近づいていく。

 「な、何をする気ですか?」

 「いや、この状況で俺の身体(・・・・)は反応するのかな?と。」

 通常であれば俺は確実に反応していると言い切れるが、果たして中身がミネアならばどうなのだろうか?

 反応したとした場合、それは俺の身体だからなのか、ミリアの心が反応してるのか……フム、まさしく興味深い。


 「ということで、ねっ?」

 「ねっ?じゃありません!……ってダメっ!イヤっ!」

 「いいじゃないか、いいじゃないか。」

 「ダメェー!」

 俺はミネアを捕まえてズボンを脱がそうとするが、中々に抵抗が激しい。

 

 「あのぉ……ココでそう言うのは困るんですけどぉ?」

 突然ドアが開いて、顔を出す幼女……この宿の看板娘アンリちゃん(9歳)だ。

 半裸のエルフの美少女(俺)が、フツメンのミネアを襲っているのを見たアンリちゃんが呆れたように言う。

 「そう言う事する場合、別室にて別料金いただきますよ。」

 そう言って、手を差し出すアンリちゃん。


 「「すみませんでした!」」

 慌てて平伏する俺とミネア。

 俺達に余分な宿代を払う余裕なんてないのだ。

 いつか、伝説の剣が出来るまでは……。 

企画用第二弾です。

前回の続きというかシリーズというか……。


ストロベリー~の方の構想が煮詰まってしまい、思わず書いてしまいました。

反省も後悔もしてません……公開しましたが。


 興味があれば他の作品もお楽しみください。


 第一弾 「どこにでもいる付与術師の俺が、大魔王を倒す為に伝説の剣を作ってみた」 https://ncode.syosetu.com/n4482gq/


 連載中 「ストロベリーファンド ~はずれスキルの空間魔法で建国!? それ、なんて無理ゲー? ~」 https://ncode.syosetu.com/n4385gn/


 完結済 「いつか魔王になろう!」 https://ncode.syosetu.com/n3360gh/

 ※ 完結済ですが、時々SSをアップしています。その内セカンドストーリを書き出すかもしれません。

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