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緊急事態宣言解除(二百文字小説)

作者: りったん

「もしもし、母さん」


「何だい、お前かい。どうしたんだい?」


「緊急事態宣言が解除されたので帰省したいから振り込んで欲しいんだ」


「不要不急の県境を越えた移動は自粛しないといけないんだよ」


「不要不急じゃないよ、母さんが心配だから帰りたいんだ」


「だったら帰ってこないで。母さんはウイルスに感染したくないから」


「僕は感染してないよ」


「抗体検査とPCR検査も受けてからにして」


 そんな金はない息子は受話器を置いた。

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― 新着の感想 ―
[一言] 真に正論です。 お母さんは正しいです。でも、たまには会いたいわね。 スマホでなくて。
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