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23話 ドラゴン

青髪普乳美少女のバリタの使った魔術「ソベイフ」で突然出てきたドラゴンにペレスはびっくりした。


「やつは・・・まさか・・・ドラゴン!?」


まるで巨大な蛇のような図体に両手と両足と両翼が生えている。

まちがいない。あれはサワードラゴンだ。


サワードラゴンはプラスチックより硬い爪で敵を引き裂く。プラスチックより頑丈な牙でいろいろ噛み砕き、プラスチックより硬い歯でなんやかんや喰らうという。


何より恐ろしいのがその喉の奥にたんまり蓄えられたニコチンとタールまみれのブレス。そのブレスを浴びた生物は速やかにファブらないといけない。


そのためサワードラゴンは戦闘ステータスが「特A級」でおまけに凄く臭いので「特A級」の敵とされている。


だがあれはアゾマンの奥地にしかいないはず。

どうしてこんなピメールの町の近くにいるんだ。


と、ここまでが金髪巨乳美少女グリタのセリフでした。

引き続き赤髪爆乳美少女ドリタのセリフいきまーす。


「ペレス様!危険です!そのサワードラゴンはすごい強いです!」


最強の運搬能力を使ってドラゴンと戦っているペレスに声をかけた。

ペレスは超最強の伝説の聖剣ゴムベドでドラゴンと戦っている。


ドリタは準最強の業物の聖剣ペムペムを握っていた。

最前線で戦うのが彼女の役割だった。


でも最強のドラゴンにびびっちゃって怖い怖い。

そんな中つっこんだペレス様に嫉妬しちゃう!みんなペレス様ならやってくれるって思ってるのも嫉妬しちゃう!


という安っぽい役は男性にしか向かないのに固定キャラが女3人だけなのでドリタがやってくれました。


「魔剣ぺむぺむ!その力をここに!ぺむぺむびーむ!!」


ドリタは魔剣ぺむぺむの力を解放してぺむぺむした。ぺむぺむぺむ。

サワードラゴンの右手肘の内側のツボを突いた。血行がよくなって気持ちいいけどちょっと痺れた。


「今です!ペレス様!」

「うおおおぉぉぉ!!!エレクチオンサンダーゴイスー!!!」


聖剣ゴムベドがぺかーと光る。先端から電気がびりびり出てきた。

ドラゴンの肘の内側に刺さった魔剣ぺむぺむにその電気が流れた。


「ぐおおおぉぉぉ!!!」


神経系の病気になったときにやる伝達速度測定の検査、あるいは身近なところでは鍼治療。

そこでよく使われる電気びりびりの刑にサワードラゴンは痺れた。

電気が流れるごとにびくんびくんと右腕が魚のように跳ねた。


念入りに五回もエレクチオンした結果、サワードラゴンは死んだ。

赤髪爆乳美少女ドリタは聖剣ぺむぺむを回収した。それからサガー急便のバイトに行った。

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