14話 バブルダーム討伐
「くそっ!ここにもいやがった!」
「やばいんじゃないっすか!」
ピメールの町に敵が潜伏していた。
ギルド調査部隊のゴブドがスキル「ノットノウンサーチ」で町中くまなく探しまわっている。
正体を現した敵とギルド部隊が戦いピメールの町は大混乱していた。
どのモンスターもなかなか強かった。
「くそっ、なかなか苦戦してやがるな」
「ペレス様が言ってなかったらやられてたぜ。さすがペレス様だ!」
なかなか善戦してた。だがこのままでは長期戦になってしまう。
だがここで一気に勝つ方法をゴブドは思いつかなかった。
「ペレス様!ここはどうすればいいですか!?」
「ふん・・・カタパルトを使って攻撃するぞ!」
カタパルト!さすがペレス様!
兵隊たちが歓声をあげた。まさかのカタパルト攻撃だった。
車輪のついた移動式カタパルトを倉庫から10台持ってきた。
そこに牢屋の中の犯罪者をのせて敵にめがけて投げつけた。
「ぐわあああぁぁぁ!!!」
「な、なんじゃこりゃあああぁぁぁ!!!」
犯罪者たちが敵のとこに落ちてバラバラになる。汚い血がまき散らされた。
敵はその臭いに鼻をつまんで逃げ回った。
「ふん、犯罪者だからこれぐらいやったっていいんだ。ざまぁ」
「さすがペレス様!もっとやってしまいましょう!」
カタパルト攻撃でどんどん敵が後退していく。
これで勝ちは間違いなしだ。ゴブドは思った。
「な、なんだあれは・・・!?」
そのときピメールの町の城壁にありえないものが顔を出した。
ゴブドはびっくりして尻もちをついた。
「な、なんだと!?そんな馬鹿な!」
衛兵たちがざわつく。ありえないものが城壁から顔を出していた。
全員がびっくりしている。尻もちをついた衛兵もいた。
「な、そんなことあるわけが・・・な、なんだあれは・・・!?」
町人たちがありえない敵の姿にびっくりしていた。
あわてて逃げようとして尻もちをついた町人もいた。
「あ、あれは・・・バブルダーム!?」
全長10mはありそうな巨体だった。
トカゲのように見えるが手足は人間によく似ている。
バブルの名のとおり泡だったような奇妙な皮膚をしていた。
とてつもなくでかい上にそれだから不気味で恐怖を感じさせる。
「やつらの本命はこれかあああぁぁぁ!!!」
「やばいんじゃないっすか!?」
ゴブドはノットノウンサーチを使った。スキルの結果が出てくる。
敵の名前はバブルダームだ。弱点が特にないとある。
「いくぜ!ファイヤーストマッチボンバー!!!」
ペレスが大魔術を使った。すごい火が出てバブルダームの皮膚を焼く。
泡のような不気味な皮膚が勢いよく燃えた。
「ギャアアアァァァ!!!」
「よしいまだ!こいつにぶちこめ!!」
苦しむ怪物にめがけて犯罪者をカタパルトで投げつけた。
血しぶきが焼けただれた皮膚にしみて痛がっている。
「さすがペレス様!敵にダメージが入ってます!」
「よしとどめだ!こいつにぶちこめ!!」
カタパルトに犯罪者をのせてぶちこんだ。
バブルダームは力尽きて倒れた。
「ふん、大したことなかったぜ」
「さすがペレス様!天才軍師様です!」
倒れたバブルダームが復活しないようペレスは切り刻んでいった。