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初めての変身!!

僕は中村美織、特撮とアニメとゲームと小説が好きなごく普通の黒髪パッツン美少女

家で特撮を見ながら、ソシャゲーの周回をしていたら、変な熊のぬいぐるみに怪人の前に連れて

こられて困ってる。


「魔法少女になってよ」


「嫌だ」


「だって、魔法少女とか絶対高校でからかわれるし、2010年度

初頭の大ヒットアニメのせいでバッドなフラグ経ってじゃん」


「......じゃあ、普通に変身とか?」


「仮面○イダーみたいな?、それならオッケイ!!、僕は聖光の騎士-ホーリーナイト-

として世界を救う!!」


「だっさ」


「はぁ?お前もたいがいそんな変な熊のぬいぐるみで現れて、魔法少女になってとか

ダセえよ、名前は?」


「チロル」


「腹痛えwwwwww」


この姿、版権物は使えないからまぁベタ熊のぬいぐるみにして、チロルはこの少女中村美織

を部屋から連れてくる時に10円チョコが転がっていたから、その名前にしたのだ。

この中二病の言う聖光の騎士とか言う名前よりはマシな気がするが、とにかく


「......じゃあ、名前変えるし、姿も変えるよそれでいい?」


「猫とかがいいなー」


「どうでもいいよ、じゃあ変身するよ?」


ちょっと待ってとミオリは考えた、猫を肩に従える黒髪パッツン美少女

能力は魔眼-時の牢獄-、素晴らしい。


ここで、学校を舞台にして線細めの中性的な美少年が現れて、その少年がナイフを使い

敵と戦う、苦戦している時に僕が


「ユウ(ナイフを使う少年の名前)、僕の全力の力で時を止めた、......時間は7秒だけだ」

(このセリフを言うだけで7秒経ってる)


とか言いったら、学校中やべえだろ。


「ちょっと待って魔眼とか無いの」


「そんなコスパ悪いの無いよ変身!!」


あぁ僕の服が破れる、......クソッ、ダサい。

裸体を見られる事よりこのシチュエーションがダサい、どーせ局部は

修正かかってて何にも見れねーだろ!!


「聖光の騎士-ホーリーナイト-ノーマルフォームだ」


ん?


「あれなんで、フリフリの魔法少女の服装?」


「え、本当に嫌だった?」


「嫌だよ!!、変えてよ!!」


「それ一番強いマジカルコスチュームのアルティメットフォームなのになぁ.....、ハイ

カタログ」


「この仮面○イダーっぽいメカニカルなやつ、

ノーマルフォームじゃなくてプロトフォームあるからそれね」


ミオリはカタログの中の1つを指差す


「こだわるねぇ.....待って、これじゃ勝てるかわかんない、うーんギリギリかなぁ......」


「じゃあ戦わない」


「分かった、変身させる」


「聖光の騎士-ホーリーナイト-プロトフォームだ」


「ハイ、レーザーライフルとレーザーブレード」


チロルは何処からともなく銃と持ち手を出す


「ちょっと待って、そんなの使わない」


「はぁ?」


「肉弾戦に決まってるんじゃん!!」


ミオリはここまでのやり取りを優しく見守ってくれた怪人に

飛び蹴りをする、体勢がくずれた所で、蹴った逆の足で回し蹴り

よろめく怪人を左ジャブから右ストレート左ジャブそして右フック

見事な1!2!3!4!ファイタータイプのボクサーのお手本だ。


完全にマウント取ったら殴りつけたのちにぐったりとした怪人をバッティング

日々の豊かな想像力と脳内シミュレーションのおかげだ


「......なんでそんなに戦えるんだか」


怪人が消滅し、白い光がクリスタルになる

シュンとミオリの体が元に戻る、その場に車が駆けつける、サングラスをかけたスーツの

ごつい男がドライバーだ。


「.....乗ってミオリ説明するよ?今世界各国にダンジョンができたって事はニュースになってるから

知っているよね」


「現代っ子はニュースなんか見ませえん」


「ツイッターのタイムラインでも流れてないの?」


ミオリからツイッターのタイムラインを見せてもらう、......クソッこいつ

サブカルチャーものばっかりだし、せめてもの友達の相互フォローからのリツートも無い。

リアルの友達いないし、電波的な友達ばっかりだ......。

世間大騒ぎなのに......。


「あのーまぁ説明すると、さっきの怪人みたいな悪魔ってやつと人類が争ってるんだ

そして、圧倒的な力を持つ悪魔に対して世界各国が作り上げたのがさっきのコスチューム

、僕はアースからの使い魔だけど、あ、アースっていうのは......」


......こいつソシャゲーの周回してやがる


「......ミオリ、話し真面目に聞いて、......本当に人類の滅亡かかってるから」


「......チュートリアル」


「はぁ?」


「あんたの言ってるのはソシャゲーで言うチュートリアルよ?、さっきみたいに

実際に戦う-プレイ-してみるのが一番合理的よ?、御託はいいの」


「何だこいつ」


......くそ、ゆとり世代、いやこいつはさとり世代か?その次もあるのか?

ロクに説明を聞かないくせに現場で立ち会った時にえーどおやるんですかぁ?

とか聞いてくる......、仕事の回転率悪くなると困るのは真面目にやってるみんななんだ。


いずれ教育の方針を変えないと、この国は終わるぞ、今の70、80年世代はビシバシ

やらてたらなぁ.....その反動でもあるのかなぁ......。

だとしたら僕たちは人の事言えないのかなぁ......、いや駄目なのはそもそもこの女だけか?


スーツを着た男にミオリとチロルは政府の研究施設に案内される。


「着いたよ」


「すっごーい、何かの研究施設みたい」


「いや、何かの研究施設なんだけどね、あれがアース、地球の擬人化インターフェース

、......アース連れてきました」


施設の中央、何故かそこだけ木や色とりどりの花や草などが生えている

さらにその中央まで遠く半径30mはある。


そこに全裸の女が居る、局部は都合良く植物が邪魔して見えなくなっている。

アースが口を開く。


「では、何を致しましょう?」


「?」


ミオリは首を傾げている


「ちょっと、タイプA2、説明したの?」


「あ、チロルって名前になりました、いや説明しようとしたのですが......」


「なんでしてこないの?、もういいわ私がする!!」


女は口調を荒げて言う。


「なんで僕が怒られなくちゃいけないんだ......」


「まず私はアース、地球そのものです、貴方達人間から

人間の進化形、亜種が生まれました、悪魔と一般的に言われてます

それと人類の戦争がはじまっています、私は仲介者であり司会兼進行役

中立の存在です、悪魔はその力で圧倒しています、既存の軍だけでは倒せません

そこで政府はマナというものを利用してコスチュームを作りました、これは

使いようによっては一国の軍隊に等しいものです、そのSSSランク適応者第一号が

貴女、中村ミオリなのです、ここまで大丈夫ですか」


「大丈夫です、私は人類の為に先陣をきって戦うのですね」


......なんだこの女、少し偉そうな人相手だとコロっと態度変えやがって

とチロルは思った。


「悪魔にも中立者として住む場所を与えなくてはなりません、そこが

ダンジョン-地下牢-なのです、悪魔はダンジョンを基地として人間界に侵攻していきます

、それを倒していくのです、なにも無償ではありません、私からはマナを

使った悪魔と人間公平ガチャと、人間の政府からは賞金が渡されます

さっきの怪人で300万円位です、トヨタのプリウスが買えますね!!」


ミオリが満面の笑みを浮かべる


「ダンジョンにガチャ!?、ボケ気味おじいちゃん口車に乗せてお小遣い貰って課金しまくる!!」


それに300万かぁ......何に使うか考えるだけで、一日終わりそう!!

ガチャには使えないなぁ......、やっぱガチャは人の金で引くのが一番!!

とりあえず戦隊モノの高級フィギュアと超高いゴスロリの服かなぁ......。


「いや普通にバイトしなよ、ミオリバイトも部活もやってないんでしょ?、成長期にそういう事しないと

社会に出てから体育会系に押されて、ブラックな生活送るハメになるよ?、それに聞いてた?

使うのはお金じゃなくてさっきのマナの結晶のクリスタル」


「いや僕、クリエイティブな仕事したいから」


「あのさ、クリエイティブとかって簡単に言うけど、どれ位難しいか分かる訳?

普通にバイトした方が人生のコスパいいし、万が一売れても、今度は作品の制作

におわれる日々だよ?、バイトも部活もやってないようじゃ無理無理」


「そこのうるさい熊は置いておいて、ガチャをとりあえず引きます、アース」


「いいけどその量じゃ10連はできないわよ?、引きたくないの?☆4確定10連」


ミオリはゴクリとつばを飲み込んだ......引きたい10連。

でも折角の初ガチャだしなぁー......どうしようかなぁ......。


「あ、今キャンペーンで初心者限定絶対☆5確定ガチャあるんだった引くでしょ?」


「引きます!!」


アースはポンっとガチャの画面を表示しました。

ミオリは念じる

無心になれ.....、物欲など消え去れ......

低レア当たり前(低レアでないけど)、これはただの作業......。


「えーいっ!!」


ミオリは目の前のボタンを押した、ガチャの演出が流れポンっと目の前のガチャから

......剣が出た。


アースも、チロルも驚く、☆5の中でもSランクの天叢雲剣だ。


「強運だね.....ミオリ、これは相当な退魔の剣だよ?」


ミオリは剣を持ちうーんと、頭を捻る

......売れないかな?


「これはここで預かるね、僕がマナの力でここにあるのを戦闘の時に転移するよ、

それじゃあ今日の所は帰ろうか?」


「......は?なんでお前が?」


「いや一応人類の危機だし、両親の許可貰ってるから」


......まぁいいか猫の格好させよう、そしてアースに今度頼んで

こいつの口少し封じて貰おう、ガチャはいまいちだったけど300万円~!!

ふんふーんっ!!


「ミオリの口座は僕と両親で管理してるから、あんまりこの年でお金使うと

金銭感覚なくなって.....痛い痛い!!、ごめん3000円位お小遣い増やすよ?

、あとしっかりノルマ制!、頑張った分だけ払うから引っ張らないでッ!!」


家に着いた、......今日は早いけど疲れたし、......寝るか。


「ミオリさっきの怪人はSOS信号出したみたいだ!!怪人が!!」


ミオリはポーズを取る、へん......しん!!


「聖光の騎士-ホーリーナイト-プロトフォームだ!!」


「なんか光とか、衝撃波出せる技とかない訳?」


チロルはカタログを出した、自分で見ろという事ならしい、こっちは質問してるんだぞ

腹が立つ、うーんと......これにしよう!!


「僕の必殺技は聖光が煌めく宝石の輝きーホーリーライトジュエルズスパーク-!!」


光がきらきらと輝いた後に衝撃波が走る。


「超ださくない?」


※まだまだ続きます


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