表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/3

入学式

無事高校合格できた駿弥は昇降口の前に貼ってあるクラス表を見て、自分のクラスがAクラスであるのを確認した。1年生のクラスは1番上の階なので、クラスに行くだけでかなり疲れる。駿弥はクラスの前の扉を開けた。その瞬間シーンとクラスが静かになり、生徒達がこちらを見る。恥ずかしくなった駿弥は顔をしたに向けて黒板に貼ってある座席表を見た。彼の席は窓側の真ん中だった。とりあえず自分の席につく駿弥は自分の前後と右隣の席の人を確認した。前の人はカバンだけ置いてどっか行ってるみたい。後ろの席の人は寝てて顔が見えない。右隣はまだ来ていないようだった。

暇になってしまった彼はケータイを取り出して中学の頃のお友達とSNSでやり取りをしている。

駿『学校どう?』

友『普通( -ω- `)』

友『駿弥は?』

駿『男子が多い。』

友『おー!イイじゃん!友達できた?』

駿『いや、まだ出来てない(T^T)』

友『笑笑』

友『とりあえず頑張って(ง •̀_•́)ง』

駿『ありがとう!』

駿弥はやりとりをしているうちに久しぶりに友達に会いたくなった。そう思ってると教室のドアがガラガラガラと開いた。担任の先生だろうひとが入ってきた。

「おー、みんな集まったか?あれ?一人いないなー?だれだ?」

と先生は名簿を確認する。駿弥の隣の席の人だ。

誰なんだろう?駿弥がそう思ったその時だった。

ガラッ!!!!前の扉が勢いよく開いた。女の子だ。髪の毛がボサボサで息が荒いく、顔が真っ赤になっている。急いできたんだろう。

「遅れてすみません!」

「おー、早く席につけー。」

先生はそう言って駿弥の隣の席を指さした。女の子は自分の席について手で顔を仰いでる。少し落ち着いたのか、『ふぅー』と息をついた。駿弥がじっと見ていたからか、その子と目が合った。

「なんかごめんね。汗くさくない?ってか、今日暑すぎじゃない?」

って笑って言ってきた。

「ううん。全然!」

駿弥は急に話しかけられたのでこれしか答えられなかった。自己紹介とかってした方が良かったのかな?なんてあとになって思った。

そしてチャイムがなった。担任の先生は自分と副担任の自己紹介、クラスの出席、そしてこれから行う入学式の入場と座り方の説明をした。全部話が終わると自由時間をくれた。

「あ、さっき言えなかったから。私、中山 晴瑠っていうの。1年間よろしく。」

ってさっきの女の子が駿弥に言ってきた。駿弥は自分も!と思って言いかけた瞬間だった。

「はるー!」

どこからか彼女を呼ぶ声が聞こえた。教室の前のドアからだ。晴瑠は返事をしてそっちへ向かった。「友達かな?なんか楽しそうに話してる。」駿弥はその子をずっと見てブツクサ呟いてる。すると駿弥の背中がドン!と押された。びっくりした駿弥はとっさに後ろを振り向く。

「じっと見てんじゃねーよ。」

さっきまで後ろで寝てた人だ。何で怒られたのか駿弥は分からないまま謝って前を向いた。それから3分ぐらいしてからか、先生が皆を廊下に並ばせ体育館に向かった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ