月光の下、二人の逢瀬
詩リーズ第2弾です!
月夜を見上げる いつにも増して綺麗だった
その月は満月 雲間に漂う
明確化されない日々を 月夜が見下ろす
そんな日に出会う 一人の少女と
バイトもない午前十一時 僕は目を覚ます
何をするでもない 目的もなく目を覚ました
二度寝する午後二時 目を覚ませば午後四時半
そろそろ学校の時間 僕は家を出る
授業は頭に入らない 学校は徒歩十五分
過去の騒々しさも 今は懐かしい でも
僕は一人きりの帰路につく
月を望む夜 また彼女と出会った
君は一人 僕も一人
お互い似た者同士で お互い夜空へ手を伸ばす
そんな二人を照らす 切れかけの街灯
この空は張りぼて 手を伸ばしても届かず
それを私は教えられた
私以外はそう信じてた でも
夜の帳が下り 月夜に私は手を伸ばす
目の前には彼 頭上には月
私は一人じゃなく 君も一人じゃない
それは偽りと 心の中がざわつく
そんな私を 月明かりが包んだ
全ての幕が下りた
私は月の住人 いつも地球を見上げていた
あなたはいつもこの月を そこから遠く望んでた
ここで私は一人きり
いつまでも想う 地球のことを
君がいない夜は 酷く風が冷たくて
この月夜の下 僕は一人きりだった
僕は今日も あの月を望む
いかがでしたでしょうか。
詩と言えるか怪しい作品をまた書いてしまいましたが、詩という形態だからこそ伝えられることもあるのだと思います。
少しでも気にかかったところがあれば、よければアドバイスのほど宜しくお願いします。