第2話 招待
次の日になり僕は普通に登校をした。しかしあの時の彼女の笑顔が不気味すぎて頭から離れない、昨日は一睡もできずじまいだった。
朝に全校朝会が開かれ落ちた彼女の身元が分かった。
衛藤 祐希 3年2組 その日の朝の様子では自殺するような様子は無かったらしい、情報としては穴の近くに落ちていた携帯電話で分かったとのこと。その日は集会が終わり全校生徒が下校することとなった。
家に帰り、父が帰ってくるのを待った。なぜなら僕の父は警察官で意外とお偉いさんであり、今回の件についても調べていたので聞いてみようと考えていたからだ。
夜10時になり父が帰ってきたので聞いてみることにした。すると父はすぐに答えてくれた、彼女の携帯電話にはあるアプリが起動されたまま落ちていたらしい。そのアプリは謎のアプリで今、調査員が調べているそうだ。
なぜ50m以上ある屋上から落ちて携帯電話は壊れなかったのか、また、なぜアプリを開いたままだったのか、手がかりになると考え調査中だ。
それを聞き僕は部屋へ戻り眠りについた。
ビーーッビーーッビーーッ大音量の着信で僕は起きて、携帯電話を確認した。すると、携帯電話には“ブラックホール”というアプリが起動されていた。携帯電話を操作しようとするが全く動かない。一度待つと画面が勝手に動き出し、
自分の名前である岩崎要と
『おめでとう招待ボーナス500Pゲット!』
という文字がでてきた。
招待…おれは誰かに招待されたのか?しかも何で名前知ってんだ?なんなんだこのアプリは…これがあの事件と関係あるのか、そう思ったが眠気が一気に襲ってきて僕は就寝した。
僕は目を覚まし携帯で時間を確認すると昼の12時を回っていた。
「うそだろっ!またかよ!」