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屈辱感‥屈辱感‥


フルメイクでバッチリ服も決めてきっといい女に見えると思って出かけたのに、化粧品ひとつ買えない貧乏人か万引きと思われた!


アイツのせいでコンプレックスの塊だった昔を思い出した。


許せない許せない許せない

時間が経つにつれ、アタシのどす黒い気持ちは膨れあがり、


殺そう


と思った。


彼女の帰りの時間に車で待ち伏せし、人通りのない暗い道に入ったところで後ろからはねた


そんなにひどい怪我はしてないみたい。

良かった


気を失ってぐったりした彼女を車に乗せ、猿ぐつわと手足を縛り、廃墟の病院へ

錆び付いた車椅子に乗せ、手足を固定


入り口を進み、鉄製の重い扉の部屋へ

扉を閉めて車椅子を部屋の真ん中に固定してから、こんなにか弱いのに私ってば行動力とスタミナあるな〜なんてちょっと感心


スポットライトのように車椅子に明かりを当てる


起きてくださーい

〇〇〇子さん

起きてくださーい


と優しくほっぺをペチペチ

やがて眉間にシワを寄せ、彼女は意識を取り戻した


猿ぐつわの下からうーうーと唸り、目を大きく見開き、ガタガタと車椅子を揺さぶる


落ち着いてください

貴女とゆっくり話したいだけなんです


アタシは後ろに周りヨダレでぐちゃぐちゃになった猿ぐつわを外してあげる


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