魔蛭と呼ばれた魔法師は王子と幼い邪竜を子育て中
ルアルはリュナ王国の顧問魔法師として王城で働く21歳。元は王子セイアッド(18歳)の魔法専門の家庭教師だったが、彼にはまったく魔力がなかった。そんなセイアッドを側で見守り、時に力を合わせてきたルアルは、彼が誰からも認められる立派な王になることを願っていた。
ある日、魔物の群れがリュナ王国に侵攻していると聞き、ルアルは軍師アレクサンダーと共に部下を率いて足止めに尽力する。が、単独行動をしたルアルは何者かに刺され、さらに地の裂け目に落とされてしまう。瀕死となったルアルは、深く深く落下しながら、ただただ、セイアッドの傍に帰りたいと願う──────
『いいだろう。その望み、儂が叶えてやる』
現れた邪竜エードラム。屈強な肉体の彼は………………実は幼い子どもだった。
助けてもらう代わりにエードラムと〝魂の契約〟を交わしたルアルは、願いどおりセイアッドのもとへと帰る。
しかし、5日の眠りから覚めたルアルを取り巻く環境は変化していた。
セイアッドの近くには記憶喪失の美少女ヴィラがいるようになったり、セイアッドの態度がおかしくなった────と思ったら元に戻り、エードラムをどことなく息子扱いしたりと、様子がおかしい。
そして、悲劇は起こる─────
何者かの謀略を乗り越え、ルアルはセイアッドが王になるところを見届けることができるのか。そして、エードラムとの〝魂の契約〟はどうなるのか。
胸きゅん×疑似ファミリー×洋風ファンタジーです。
〈人物紹介〉
❋ルアル・ディルーナ…魔法一族出身。膨大な魔力を持つ。ルアルを産み母親が亡くなったため、母親の魔力を吸い取って生まれた魔蛭だと蔑まれてきた。人混みと人の視線が苦手なコミュ障。
❋セイアッド・タハト・ヴィアラクテア…リュナ王国王子。王家に伝わる聖剣を鞘から抜けなかったが、ルアルの指導のもと魔物討伐で圧倒的な実力を見せつけたため次期王として受け入れられている。
❋エードラム…【闇の地】の地の裂け目に棲まう邪竜だが……?
❋ヴィラ…記憶喪失の美少女。謎が多い。セイアッドに好意を抱いているように見えるが……?
❋シャグラン…リュナ王国騎士団魔法部隊所属。ルアルの部下で、姉妹のように思い合っている。優しく気高い人物だったが…。
ある日、魔物の群れがリュナ王国に侵攻していると聞き、ルアルは軍師アレクサンダーと共に部下を率いて足止めに尽力する。が、単独行動をしたルアルは何者かに刺され、さらに地の裂け目に落とされてしまう。瀕死となったルアルは、深く深く落下しながら、ただただ、セイアッドの傍に帰りたいと願う──────
『いいだろう。その望み、儂が叶えてやる』
現れた邪竜エードラム。屈強な肉体の彼は………………実は幼い子どもだった。
助けてもらう代わりにエードラムと〝魂の契約〟を交わしたルアルは、願いどおりセイアッドのもとへと帰る。
しかし、5日の眠りから覚めたルアルを取り巻く環境は変化していた。
セイアッドの近くには記憶喪失の美少女ヴィラがいるようになったり、セイアッドの態度がおかしくなった────と思ったら元に戻り、エードラムをどことなく息子扱いしたりと、様子がおかしい。
そして、悲劇は起こる─────
何者かの謀略を乗り越え、ルアルはセイアッドが王になるところを見届けることができるのか。そして、エードラムとの〝魂の契約〟はどうなるのか。
胸きゅん×疑似ファミリー×洋風ファンタジーです。
〈人物紹介〉
❋ルアル・ディルーナ…魔法一族出身。膨大な魔力を持つ。ルアルを産み母親が亡くなったため、母親の魔力を吸い取って生まれた魔蛭だと蔑まれてきた。人混みと人の視線が苦手なコミュ障。
❋セイアッド・タハト・ヴィアラクテア…リュナ王国王子。王家に伝わる聖剣を鞘から抜けなかったが、ルアルの指導のもと魔物討伐で圧倒的な実力を見せつけたため次期王として受け入れられている。
❋エードラム…【闇の地】の地の裂け目に棲まう邪竜だが……?
❋ヴィラ…記憶喪失の美少女。謎が多い。セイアッドに好意を抱いているように見えるが……?
❋シャグラン…リュナ王国騎士団魔法部隊所属。ルアルの部下で、姉妹のように思い合っている。優しく気高い人物だったが…。