できないことより出来ることを考えよう。(涙)
こんばんは。
最近PCをタイピングする気概が仕事上増えてしまい、また指が荒れる!!
あまり張り切ってキーボードと対面できない自分です。
ですが書きたいことを書ける、まだ5月だからと思っています。応援よろしくお願いします。
6から7月、特に7月は余裕ないかなぁ。
※
人ってこだわりが強くなればなるほど、味にうるさくなる。
美食家の兄はとてつもなく味にうるさくなった時点で、おそらくは自らの嗜好に天井を感じて、合理的ではないと気がついたのだと思う。そしておそらくはその次に味覚を度外視し、栄養補給の効率を重視したはずだった。
究極の合理性を考える人だから容易に想像がつく。
サナレスはオートミールという食べ物を作り、例え不味くても飢えないために食べることを選択した。
その思考回路が目に浮かび、目に見えて頭を抱えてしまうのだが、妹として兄の性質を熟知しているリンフィーナがいても今不味いものを正直美味しいとは言えない。
人は衣食住の確保が大切。
それはラーディア一族を追われて悟った。大切なものは僅かだ。どんなに綺麗なドレスをクローゼットに揃えても、宝飾品や嗜好品を身の回りにおいても、究極のところ飢えない食糧と寝床があればいい。
清潔な衣服を着ていられれば、それだけでいい。
それは経験済みだったけれど、本当の意味で食の貧しさを味わったことはない。空腹で喉から手が出るほど、なんでも食べてしまいたいという飢えを経験したことはないリンフィーナだった。
けれど自分の中の魔女であるソフィアは、おそらく飢えを経験している。
オートミールというものを思い出したのも、魔女の本能が飢えないために自分を気づかせたのかと勘ぐったほどだった。
この鳥の餌ーーもとい、オートミールは厄介。
湯でふやかす。
正当に教えられた分量で口にして、リンフィーナはげっと舌を出した。
「とても食べられたものではありませんね」
リンフィーナの横でオートミールを怖々口にしたタキは、渋面になって舌打ちしていた。
ああ、タキは正直だ。
リンフィーナも心の中で叫んでいた。こんなもの食べられたものか!!
いくら栄養価が高いからといって、この不味さはラーディア一族を追われ、逃亡生活の中で仕方なくカビかけた干し肉をかじった時よりも、不味い。
リンフィーナはこの味のしないパサパサの食べ物を美味しいと言わせること、それが自分の役割であることはわかっていた。
不味いよ!!
わかってる。
こんなの食べられた物じゃないよね。
これを美味しく供給するなんて、無理かもしれないと、心の中でオデコを地面につくほど項垂れた。
でも
リンフィーナはすがるような思いになってタキを見つめた。
「この不味い食べのもを美味しくさせられれば食糧難の今、最強だよね!」
料理なんて経験はゼロだ。でも前向きに提案する他なく、リンフィーナは強い意志でタキの片腕を掴んでいた。
タキは途方もなく長いため息をつく。
「それができるとしたらもう、調味料という魔法を使うしかないですよ」
調味料!?
リンフィーナは絶句した。
この時代、塩は通常に流通していたが、胡椒ですら高級食材で金と取引されていた。
美味しい食材そのものより、調味料調達する方が難しいのでは!?
眩暈がする。
「タキ、調味料があれば何とかなるの?」
「そうですねぇ。幸いオートミールは不味いですがクセのある匂いはさほどしません。調味料があれば、料理として成立するかもしれませんよ」
その言葉を信じる他なかった。
「わかった、それはなんとかする」
リンフィーナは渋々次に自分が取るべき行動に当たりをつけた。
偽りの神々シリーズ紹介
「自己肯定感を得るために、呪術を勉強し始めました。」記憶の舞姫
「破れた夢の先は、三角関係から始めます。」星廻りの夢
「封じられた魂」前・「契約の代償」後
「炎上舞台」
「ラーディオヌの秘宝」
「魔女裁判後の日常」
「異世界の秘めごとは日常から始まりました」
「冥府への道を決意するには、それなりに世間知らずでした」
「脱冥府しても、また冥府」
シリーズの9作目になります。
異世界転生ストーリー
「オタクの青春は異世界転生」1
「オタク、異世界転生で家を建てるほど下剋上できるのか?(オタクの青春は異世界転生2)」
異世界未来ストーリー
「十G都市」ーレシピが全てー




