23/24
このままで
少し、距離を置くことにした。
私は、私のままで居たいと思った
何だかよく分からない私を正木さんは、分かってくれた。
いつもの変わらない笑顔で。
「はなの思うようにしていいよ。」
ああ、この笑顔がとても好き。
何を緊張していたんだろう…
こんなにも好きが溢れていたのに。
安心感がやがて当たり前になって、
その当たり前が消えないか、勝手に不安になって。
やっぱり、このままでいい。
このままがいいの。
不安になることも緊張することも、全部、私だから。
誰かを好きになるって、 背伸びをすることじゃなくて。
本当は、 弱いところも、不器用なところも、 そのまま置いていけることなのかもしれない。
――大丈夫。
ちゃんと、ここに居ていい。




