表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東京ダンジョン  作者: ルーデル
1章
PR
36/46

晴れ時々

スレイヤーとの戦いより1日が経ち病院のベッドの上で顕人は遠くを見ていた。


顕人は深手を負ったが命に別状はない、というのも豹悟は顕人の腹部の傷にグラセを使い止血を施していたからだ。



(小野が死んだ。)



豹悟がダンジョンに挑んだ理由と自分がダンジョン挑んだ理由を比べるとどうしてもやりきれない気持ちが残る。



(小野が繋いだこの命、俺はどう返せばいいのか。

きっと俺が命を脅かしてまでダンジョンに挑み続けることを望んでる訳はない。

だが小野の本懐は遂げてやりたい。)



顕人は自分の虚ろだった心に満たされていくものを感じていた。


例えそれがいいものだろうと悪いものだろうと顕人の心は静かに燃えていた。






その顕人が入院している病院の屋上。


風を受けて昴は自分の無力に怒っていた。



(スレイヤーは楓が倒し、小野は死んだ。

俺は何が出来たんだ…。)



あの場で役に立たなかった人間などいるわけはないのだが、自分がもっと強ければ豹悟を死なせることもなかったと昴は自責の念に駆られていた。


自分が大切にしていた家族を奪われた時怒りに震えていた昴は、復讐を是としていた。


しかし昴は口にこそ出さなかったが自分のその復讐心からチームを危険に晒した経験を真摯に受け止めていた。



自責の念を、より自分が強くなってもう誰も死なせない事で乗り越えるべく、その心は少しずつ変化している。


(アイツみたいにみんなを引っ張ることは出来ない、だが俺が強くなればチームを引っ張るやつの助けになれる。)


昴に曇りはない。






一方楓は沈痛な面持ちで豹悟の母親と対面していた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ