第7話:今日はバレンタインデー1
本命のチョコって一つしかもらった事ないんですよね。中2の時なんですけどね。義理なら10個ぐらいは貰えたんですけど。 義理10個と本命一個と交換して欲しいです
ある日の一時間目の前
「なぁ、太一?
なんで、男共はあんなにそわそわしてるんだ?」
「わからないのか?
今日は何月何日だ?」
太一はすごい驚いたようだった
「今日?
2月14日だな
ああ、そういう事か」
「そうだ
今日はバレンタインデ−なのだ」
「だから何なんだ?
そもそもバレンタインデーとはロ−マの司教の聖バレンタインが殉教した日だよ
それがどうしてこういう風になったんだろうな?」
「そんな事はどうでもいい
女の子からチョコを貰える日なんだよ
普通はうれしいだろ?」
「外国ではチョコじゃないし、男から家族や愛する人にあげるらしいよ
別に女からあげてもいいらしい」
「質問スル−された−
じゃあ、何で女の子から好きな人にチョコをあげるんだよ?」
「それはな会社の策略だよ
昔は男からだと恥ずかしいとか愛しているをあまり言わなかった時代だから、女の子にしたんだよ
チョコだと、いっぱい作れるし、めちゃくちゃ高いのもあるし、それに加えて他のも買うからな
ちなみに、ホワイトデーは日本が作ったんだよ」
「そんな事言ってる奴はモテないから、そう言って自分を慰めてるんだよ」
「いや、だって事実だよ」
「じゃあ、チョコ何個貰えるか勝負だ
俺より多かったら、モテると認めてやるよ」
「基準低いな
お前に勝てる奴は大勢いると思うぞ」
「うるさい
そう言うのは勝ってからにしろ」
そして、5時間目が終わった
「なぜだ、なぜ俺が負ける」
太一はうなだれていた
「お前一個も貰えなかったな」
俺は義理だが、6個もらった
「なぜだ、ウンチクをたれる奴はモテないって、相場が決まってるの」
どういう相場か教えて欲しいよ
「達也−?」
「何ですか?
里奈先輩?」
「はい、チョコ
色々相談に乗ってくれたお礼だよ」
「ありがとうございます
あの、太一にはないんですか?」
太一があまりにうなだれていてかわいそうになったので、聞いた
「なんで山口にあげなきゃいけないの?
あげたら、勘違いされそうで、やだ」
先輩は顔がすごい嫌そうだった
そんなに嫌がらなくても
「うわぁ−ん」
太一は泣き出してしまった
あ、今日は走らないんだな
進歩したな
「じゃあ、またね」
「チョコありがとうございました」
「太一このチョコあげようか?」
「馬鹿にするな
俺はチョコが欲しいんじゃない
女の子から貰う事に意味があるんだ」
「そんなにうれしいか?
俺はそこまでうれしくないけど」
俺も男だから、貰えたらうれしいけど、めちゃくちゃ欲しいっていう訳ではないな
「それはお前がチョコを毎年貰えてるからだ
モテない男は今年こそはと思うから、喜びがあるんだよ」
確かにな
毎年もらってたら、有り難みが薄くなるかもな
家族と一緒に住んでると、うざいかもしれないが、一人暮ししたら家族の有り難みがわかるって奴か
「麻倉先輩」
振り返ると、部活の後輩がいた
「どうしたの?」
「あの、これ受け取って下さい」
モジモジしながら、言った
「チョコ?
ありがとう」
「お口にあうといいんですけど
食べたら、感想聞かせて下さい」
そう言って顔を赤くしながら、去っていった
「なぜなんだ−
なぜ達也ばっかり女の子に、しかも可愛い子に貰えるんだ−
世の中不公平だ−」
「世の中に公平な事なんてないんだよ
不公平だからこそ、優劣を決めれるんだよ」
「何悟ったみたいな事言ってるの?
前から思ってたけど、お前本当に高校生か?」
「正真正銘の高校生2年生で−す
俺は生温い考えは嫌いなんです
関係ないけど、引きこもりの大半は万能感が消えないからなるらしいよ
何でもできる自分と今の自分にギャップがあまりにも多すぎるから、なるらしい
現代教育の弊害だな」
「何でそんな事知ってるの?」
太一は驚いたようだった
「そう言う事に興味があるからだよ
恐竜とか犯罪心理とか考古学とか色んな事にね」
「そう言う事を知りたいと思うから、達也って冷めてるんだな」
「それと冷めてるとは関係がないと思うが」
「関係あると思いますよ」
いつの間にか亜紀がいた
こいつ神出鬼没だな
「なぜなら、そう言う事を考えるには論理的でなければいけません
そうすると、物事を客観的に見る為、人からは冷めて見えると言う事です
それに、達也さんは基本的に人に無関心ですから、冷たいと思われるのは当然です」
「確かにそうかもな
俺に危害や困らせるような事をしなければ、人が別に何をしようとどうでもいい」
「そんな事より、達也さんにプレゼントがあるんです」
「お前は同意して説明までしたのに、なんで軽く流すの?
お前完璧に自己チューだよ」
「プレゼントと言うのはこれです」
「だから、人の話しを聞け
って、これは俺の大好きなシフォンケ−キではないか」
「達也さんはチョコよりシフォンケ−キの方が嬉しいって言ってましたから」
「ありがとう
このふわふわ感と食べた感じが大好きなんだよ」
「ふふふ、これで達也さんは私の物?」
「俺は物じゃない
そう言えば人間は演技する生き物なんだよ」
「はぁ、いきなり、何言い出すんですか?
まぁ、いつもの事ですけど
折角、愛してるよって言葉が聞けると思ったのに
まぁ、でも、達也さんのつまらない話しを聞いてあげましょう」
「ありがとうと言うべきかな
しかし、その話しは次回に続くぜ」
多分もうそろそろ、この作品終わると思います。理由は二つあって、一つは才能がないために、空想や想像ができなくなってるため、もう一つは、この展開だと長くは無理な気がするんですよね−。ただしゃべってるだけですから。買い物とか外にいかないですからね




