第6話:あいつとびびる俺
前の話し書いた後に思ったんですけど、今時の女の子って何なんでしょうね?。説明してって言われたら、ちゃんと説明できませんよ。今時の女子高生なら、なんとなく説明できますけど。誰か今時の女の子を説明できる方がいたら、教えて下さい
亜紀の家に行った翌日
とある教室で
「いや−、お前の妹はお前以上に凄かったよ
いろんな意味で」
「そうですよ
顔はいいんだから、性格と喋り方を直せば、モテると思うのに」
お前もなと言いたい所だったが、後が怖いのでやめた
「それにしても、お前が料理がうまいとは思わなかったよ」
「そんなに驚く事ですか?」
「うん、だって、可愛いくて気の強い奴は料理が殺人的まずさっていうのは漫画や小説のお約束だろ?」
「漫画と現実をごっちゃにしないで下さい
本当にこれだからオタクは嫌なんですよ」
「ギャルゲ−と現実をごっちゃにしている奴に言われたくねぇ−
しかも俺はオタクじゃない」
「でも、お約束返しと言うのもありますよ」
「でもの使い方間違ってるよ
それにお約束返しって何?」
「お約束返しって言うのはお約束の反対をする事です
さっきのように、可愛い子が料理もうまかったりとか、朝食パンをかじりながら走ってくる女の子とぶつかるはずが、男の子とぶつかっちゃうとか
結構漫画とかでも使われてます」
「二つ目は微妙じゃねぇ
しかも、食パンをかじりながら走る女の子は昔も今もいないと思うぞ」
「もう何で達也さんは子供の夢を壊すんですか?
本当に夢のない男ですね−」
「だっていないもんはいないんだもん
しかも、子供って年齢?」
「もんって男が言うとキモいですよ
オタクの人達はいつまで経っても子供の心を持ってるんですよ」
「一人でできるもんっていうNHKの番組あったよね?」
「現実逃避しないで下さい
逃げるのなら私の胸に飛びこんで来て下さい」
「意味わかんねぇ−
しかも、それって女の子が飛びこんでくるんじゃないの?」
「それって昔の考えですよね
女から告白なんてしたらいけなかった時代の」
「古すぎるだろ
第一今も女の子から告白しない人いるじゃん」
「それは恥ずかしいからですよ
それと、やっぱり男の子から告白されたいと思っている子がいるからでしょ?
プロポ−ズもほぼ男からするでしょ?
結婚したいなとは言うかもしれないけど」
「俺は自分から告白はしないなぁ
だって、自分から告白したら、あいてに従う事になるし、相手が好きかどうかわからないだろ?」
自分から告白したら、色々しなきゃいけないから、面倒だからな
「それは人を好きになった事がないからですよ
本当に好きだったら、そんな事思わないですよ
その人の為に何かしてあげたいと思うはずです」
「すいませんね−
はい、そうですよ
わたくしめは一度も人を好きになった事はありませんよ−だ」
俺は厭味ったらしく言った
「でも、告白は一度された事あるよな?」
振り返ると奴が居た
奴とは無論太一だ
「そうなんですか?」
亜紀は意外そうだった
「う、うん
そ、そうだよ
ちゅ、中3の時に後輩からね」
太一は亜紀の目を見なくて、更におどおどしていた
そうだ
太一は女の子としゃべるのがすごい苦手なんだった
女の子と意識するからなのか、おどおどする奴って結構いるよね
俺はそんな事ないけど
「う、うん
その女の子が俺にラブレターを渡して、達也に届けてくれといったんだ」
太一は完璧に後ろを向きながらしゃべっていた
これならある程度普通にしゃべれるらしい
でも、それだと嫌われてるように相手は思うぞ
「太一はすごいショック受けてたなぁ
俺に告白するのかと思ったら、なんで達也なんだってわめき散らしてたからなぁ」
あの時はすごい面白かった
「言わないでくれ−」
太一は涙声で言った
よっぽど、あの時は悲しかったのだろう
「何で直接渡さなかったんですか?」
「直接は恥ずかしかったらしい」
「でも、どこかで会うんでしょ?」
「きっと二回会うのはすごい恥ずかしかったんだよ」
太一はわかったような口を聞いた
お前に女心がわかるのか?
「で、どこで会ったんですか?
定番の体育館の裏ですか?」
「あれは、人目につかない為に選ぶんだろ?
生憎、うちの体育館はどこからも見えるようになっていたから、焼却炉の所だな」
「なんかロマンがないですね
ごみと一緒に恋も燃え上がれって事ですか?」
「上手い事言ったみたいに言うな
中2でそんな事思うか?」
「それで、どうしたんですか?」
「それが達也のやつ、面白いんだよ
その女の子に付き合って下さいって言われたら、どこにって言ったんだよ」
太一はまだ後ろを向いてたが、声で笑いを我慢している事はわかった
「馬鹿じゃないですか?
ラブレターをもらったら、普通付き合って下さいっていうのは恋人になって下さい事でしょ?」
亜紀は心底あきれたようだった
「しょうがないじゃん
俺その頃精神的に幼かったから、好きとか恋人とかよくわからなかったんだよ」
まぁ、今でもよくわからないけど
「そしたら、その女の子はどうしたんですか?」
「え?って、顔をしたから、だからにどこに行くの?
ってもっかい聞いたら、その子泣きながら、走っていっちゃったんだよね」
「多分何とも思われてないと思ったんだなぁ
好きじゃないと言われるよりごまかされる方がつらいからな」
だから、お前にわかるのか?と問いたい
「それは最低ですよ
その子本当に傷ついたと思いますよ」
「だから、太一にその事言ったら亜紀と同じ事言われて、悪いと思ったからそのクラスに行ったんだ」
「そしたら、どうなったんですか?」
「どうもこうも、その子結構男女から人気あったらしく、女の子からどうしてそんなひどい事言うんですかって集団で囲まれて、男はもっとやれって言って大変だったんだから」
男は恋愛事に対しては、あまり集団にならないけど、女の子は集団でくるから怖いですよ
想像して下さいよ
怖い顔した女の子に回りを囲まれてるんですよ
まじで、おしっこちびりそうでしたよ
「まぁ、自業自得ですよね」
「そうだ、そうだ
告白されるだけ、ありがたいと思え」
「好きじゃない人に告白されてもうれしくないけど」
「今お前はモテない男達の怨みを買ったぞ」
「そんな事言ってるからモテないんじゃないのか?」
「うわぁん」
太一は泣きながら教室を出ていった
「あいつってよく、泣きながから、教室を走って出ていくよな?」
「それは達也さんがいじめるからですよ」
「俺は事実を言ったまでだが?」
「事実だからってと言っても言って良い事と悪い事がありますよ
不細工な子にブスと言って傷ついたら、どうすんですか?」
「確かにな
そこまで考えてなかったな」
「じゃあ、私と結婚して下さい」
「いや−、久しぶりにそれ聞いたな
なんだか、懐かしいよ」
もうツッコむの面倒だったから、さらりと流した
「何でツッコまないんですか?」
「愛の安売りって知ってるか?
好きだ、好きだと毎日言うと、その言葉が薄くなるんだよ」
「でも、何にも言わないと相手が自分を本当に好きなのか不安になりますよ」
「そこが難しいんだよ
多すぎてもダメ、少なくてもダメなんだよ」
料理と一緒で、多ずきると濃くて、少なすぎると薄くなる
そう思いがら、空を眺める俺だった
ギャルゲ−とかオタクの方を否定しているわけではありません。でも機械だと予想がつくでしょ。現実だと予測不可能ですよね。だから現実の方法が俺は面白いと言ったんです。人生はわからないから面白い




