第5話:痛いあいつの妹と俺
痛いあいつの妹みたいなのって、あいつが痛いのか妹が痛いのかどっちにもとれますよね。だから、区切ったりする方が良いですよ。この場合は、敢えてどっちともとれるようにしています
そして、放課後に亜紀と俺は亜紀の家の前に来ていた
「はぁ−、お前ん家って一軒家だったんだぁ」
「そうですよ
母と妹と3人で住んでます」
「え、妹がいるの?」
それは初耳だった
「はい、中2です。
達也さんのストライクゾ−ンばっちりですよ
このロリコン」
「ロリコンじゃねえよ
しかも、高2が中2を好きになってもロリコンじゃねぇよ」
17歳だったら、13歳を好きになっても、ロリコンじゃないですよね?
27歳ぐらいだったら、ロリコンですけど
要は年の差の問題ですよ
「もぉ−、いい加減にロリコンって認めたらどうだ?
田舎のお袋さんもないてるよ
カツ丼でも食うか?」
「いきなり安っぽい刑事ドラマになった−
しかもカツ丼は食わせてもらえねえよ」
「え、そうなんですか?」
「そうだよ
あれはドラマの中だけだよ」
これは刑事さんから聞いた情報だから、確実だ
「そんな事より、早く家の中に入りましょう
外に立っていたら、寒いですから」
「お前が変な事言うからだろうが」
そう言いながら、俺達は家の中に入って行った
居間に行くと、女の子がテレビを見ていた
「紹介しますね
私の妹の小夜です」
やっぱりかぁ
髪は黒で、髪は肩より下にかかっている
亜紀を幼くした感じだから、当然美少女になる
「よろしくね、お兄ちゃん」
「俺は君のお兄ちゃんになった覚えはない」
「え?お姉ちゃんと結婚するんだから、義理の妹になると思うんだけど
それにお兄ちゃんと呼ばれるとうれしいって聞いたんだけど」
「俺は亜紀と結婚するつもりはないし、お兄ちゃんと呼ばれて嬉しがるのは、一部の男だけだよ」
そう、お兄ちゃんと呼ばれて喜ぶのはオタクの更に妹好きな方々だけだと思います
そう言えば、太一も妹好きだったなぁ
特に義妹が最高って
正直気持ち悪かった
「なぁ、亜紀?
もしかして、小夜ちゃんもギャルゲ−やってんの?」
「そうですよ
二人で楽しくやってます」
亜紀はさも当然のように言った
「王道の妹は朝起こしにきて、お兄ちゃん起きてって言うんだよね−」
小夜ちゃんは楽しげに言った
「そんな妹いねぇよ
しかも、俺は一人で起きたいの」
眠りを妨げて欲しくないからな
例え、学校に遅れたとしても
「それもそっか
だって朝立ちしてる所見られたくないもんね」
はい、この子も亜紀と一緒で顔を赤らめずに、平然と下ネタを言う子だとわかりました
減点10
「全員が全員してるわけじゃないし、毎日するわけじゃないから」
「達也さんは朝立ちしませんよ
だって毎日夜に○○○○してるから、そういうのは大丈夫です」
「お前何言ってんの?
そんな事しないから
小夜ちゃんも信じるのやめて
そんな蔑んだ目で見ないで」
「大丈夫ですよ
男は皆するんですから
達也さんは異常じゃないですよ」
「何が大丈夫なの?
言ってる意味がわからないんだけど」
「そうだ
喉渇きませんか?
何飲みます?」
亜紀はサラっと言った
「話しを逸らすな」
「私カシスオレンジ」
「わかった
達也さんは?」
「はぁ、俺も同じのでいいよ」
俺は諦めた
「冷蔵庫にないので、コンビニ行って買ってきますね」
そう言うと、亜紀は財布を持って、コンビニに行った
そうすると、必然的に小夜ちゃんと二人きりになる
小夜ちゃんと会ったばかりなので、気まずい雰囲気に
小夜ちゃんは俺の顔をじっ−と見てくる
女の子、それもかわいい女の子に見つめられると、恥ずかしいんですけど
「身長は低いけど、顔はまずまずね」
ああ、品定めですか?
俺が亜紀に相応しいかどうか見てたって事ですか
「そりゃ、どうも」
亜紀とは付き合う気は全くないが、褒められるのはうれしい
「問題は性格ね」
あいつの性格に問題ありだと思うんだけど
「お姉ちゃんの性格を包み込めるぐらい、心が広い人じゃないとダメね」
「よくわかってるね−」
「そりゃそうよ
私も似たようなものだから」
確かに亜紀と同じ匂い、いやもっとすごい感じがする
「あのさ−、別に言いんだけどさ、何で敬語じゃないの?」
一応あの亜紀でも敬語だよ
「別に言いなら聞かないで
聞くって事は気にしてるって事だよ」
正論だ
「でもさ−、先生とか年上の人とかには敬語でしょ?
何で俺はタメ口なの?」
「私は先生とか年上で決めるんじゃなくて、人で決めるから
この人は敬語の方がいいとかね
単位とかもらう時には敬語だよ」
この子結構黒いよ
「第一、敬語って言うのは敬うって書くんだから、敬えなかったり、尊敬できなかったら、使う必要ないと思んだけど」
「間違ってはないけど、
日本には本音と建前があって、一応嫌な奴でも、年上には敬語を使わなきゃいけない訳よ」
「ほら、やっぱり気にしてる
でも、名前はえっと?」
「麻倉達也って言うんだ」
「達也は年上に見えないんだよね
背低いし、童顔だし
よく女の子みたいって言われるでしょ?」
この女
呼び捨てかよ
しかも、人が気にしてる事を言うな
女を殴りたいと思ったのは君で3人目だよ
もちろん、里奈先輩、亜紀、小夜ちゃんの三人ね
「そう言えば、お姉ちゃんと出会ってどれぐらい経った?」
「何いきなり?
う−ん、一ヶ月ぐらいかなぁ」
「よくそんなに持ったね
普通はしゃべりかけた瞬間に固まって、泣いて去って行くんだよ
達也を除いたら、最高は一日だよ」
顔はかわいいから声をかけたとしても、確かにあいつの口の悪さにかかったら一たまりもないだろうなぁ
「ホント俺よく持ってるよなぁ」
「なんか、お姉ちゃんとやってける秘訣とかあるの?」
「秘訣?
ないなぁ
俺も何度か驚かされるし、泣かされるから、会いたくないのに、あいつが毎日来るからしょうがないんだよ」
「う−ん、じゃあ、何で私達の家に来たの?」
「それは・・・」
「何?」
「引かないでね?」
それからなぜ俺が家に来る事になったか説明した
「ごめん、かなり引くわ」
小夜ちゃんは、引き攣った顔で言った
「でも、元はと言えば、あいつがベッドの上ではって言うからいけないんだよ」
「う−ん、少なくともお姉ちゃんには好かれてるって事か」
「俺は好きじゃないよ」
「諦めた方がいいよ
お姉ちゃんは嫌いな人にはとことんきついけど、好きな人には猛アタックするし、どんなひどい事言われても、めげないから」
確かになぁ
あいつそれ以上にひどい事言うからなぁ
「でも、俺本当に好かれてるの?
いっつもひどい事言われるんだよ」
「好きだと思うよ
そうじゃなかったら、毎日教室に行かないと思うよ
それも、男の所に」
「そうかなぁ」
「うん、だってお姉ちゃん男嫌いだもん」
「レズって事?」
「達也って馬鹿?
レズだったら、達也好きにならないでしょ
あ、達也は女の子っぽいから、好かれるかもね」
小夜ちゃんは笑顔でそう言った
この子は亜紀以上に鬼だな
「それに、男嫌い=レズになるとも限らないでしょ
達也は聞いた話しだけど、女嫌いらしいけど、ホモではないでしょ」
「確かにな
って、俺は女嫌いじゃないよ
今時の女の子が嫌いなだけ」
「そうなんだ−
まぁ、とにかくお姉ちゃんは達也が好きって事はわかっといて」
「ああ、わかった
それにしても亜紀遅いなぁ」
「それは私がそういう風に仕向けたからだよ
まず家にはカシスオレンジがない事は予め知ってて、近くのコンビニにはない、そこで、お姉ちゃんは遠くのコンビニに行くからね」
「随分計画的だね
何でそこまでしたの?」
「それは達也がどんな人か知りたかったからよ
後、お姉ちゃんの事も知って欲しかったから」
「そうなんだ−
随分お姉ちゃん思いなんだね」
「当たり前よ
家族だからね」
この子は口は悪いし、性格きついけど、悪い子ではないと思う
まぁ、亜紀も悪い奴ではないからな
「そう言えばなんで、お父さんは家にいないの?
単身赴任とか?」
そう言うと、小夜ちゃんは気まずそうというか、しかめっつらな顔になった
なんか、俺悪い事言ったか?
「お父さんは浮気したから、離婚したの
それで、今はお母さんが働いてるから、あまり家にいないんだ」
深刻そうに言った
「ごめん
辛い事聞いちゃって」
「ううん
でも、今幸せだから大丈夫だよ」
小夜ちゃんは無理して笑ってるように見えた
「そっか
だから、亜紀は浮気は死刑って言ってたんだな」
「そうだね
達也もお姉ちゃんと付き合っているんんだから、浮気はダメだよ」
「俺は浮気しないよ
って、亜紀と付き合ってねぇ−」
「チ、もう少しだったのに」
小夜ちゃんは舌打ちをした
危ねぇ
あやうく、付き合ってる事にされそうだった
「小夜ちゃんは好きな人とか彼氏はいないの?」
「どっちもいないよ」
「嘘−?
小夜ちゃんかわいいから彼氏いそうなのに」
「それを言うなら、お姉ちゃんにもいないでしょ
それに、私男嫌いだから」
確かに二人とも可愛いけど、性格がなぁ
里奈先輩も付き合うけど、すぐ振られるからな
ってか、姉妹共に男嫌いって
過去に何かあったんだろうか
それを聞くまでに仲良くないから、言ってくれるまで待つか
後はたわいない話しをして、亜紀の帰りを待つ俺達だった
俺はギャルゲ−をやった事はありません。男友達がやってるのを見てただけです。よく、友達の話しなんだけさ−って言うのって、だいたい自分の話しですよね。でも、俺はやった事がありません。現実の恋愛の方が面白いから




