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第14話:やっぱシリアスは無理

俺感動系、恋愛係、友情系大嫌いなんですよね。虫ずが走りますね。この話しを書く時何度も、手が震え、心の奥底から何か湧き出てきそうで、大声で叫びたくなりましたね。でも、話しの流れとしては書かなくちゃいけない。

今は新幹線こだま538号の中


「はぁ−、何でお前が横にいるんだよ」

達也は嫌がっている


亜紀が隣に座っているのだ


「二人で旅行するんだから、当たり前でしょ?」

亜紀は当然という風に言った


「だって、ほとんどの人が前から切符買ってるんだから、バラバラになる事が多いじゃん」


「私も前持って二人分買ってたんです

キモいオヤジが横に来たら嫌だから」

亜紀は本当に嫌そうだ


「キモいオヤジって言うなよ

オヤジさんはな、家族の為に休みを返上して働いてるんだぞ」


「それなのに、家に帰れば妻と娘に邪険にされるんですよね」


「なんで、娘限定なの??」


「その方が悲壮感が増すじゃないですか」


「ああ、確かにな

ああいうの見ると、結婚したくなくなるよな」


「男も女も結婚すると変わるって言いますよね」


「そりゃあ、結婚したら変わるだろうな

男は自分のやりたい事が1番じゃなくて、家族が1番になったりするからな。でも、それは悪い事じゃないだろ

守るものができたんだから」


「じゃあ、悪い事って何ですか?」


「結婚した当初は玄関まで迎えに来てくれたのに、2、3年経つと、テレビを寝ながら見て、お帰りも言わなくなるんだよ」


「ああ、それはよく聞きますね」

亜紀はウンウン頷いている


「でも、それってさある意味当たり前なんだよな

だって、付き合い始めとかはドキドキするけどさ、付き合ってる期間が長くなると、ドキドキ感は減るんだよ

後には安定感が残るんだよ

だから、ドキドキしたいなら、恋人は数カ月で入れ替える事だな」


「人を好きになった事がないのに、よくそんな事べらべらしゃべれますよね?」


「うっせえな

人を好きになった事がないやつは語っちゃいけないのかよ」


「いますよね−

恋愛経験ないくせになんかウンチク語る奴

そういうのって、うざいですよね」


「悪かったですね−

人を好きになった事も付き合った事もなくて」

達也は苦々しく言った


「でも、中二の時に告白されたんだから、付き合ってたっておかしくないし、女友達いっぱいいるんだから、好きになったっていいのに

もしかして、達也さんって女嫌いですか?」


「ああ、そう思う事はたまにあるな」

達也は考えながら言った


「女嫌いって、モテない人や女の人に深く傷つけられた人がなると思うんですけど」


「そうとは限らないぞ

女の嫌な部分を見たら嫌いになる人もいるし

キャバ嬢の送り迎えする運転手は女嫌いになりやすいって

嫌な部分をいっぱい見るから」


「そうなんですか

達也さんはモテるわけじゃないけど、告白されたんだし、女の人に深く傷つけられたわけじゃいから、女の嫌な部分を見たんですか?」


「お前に深く傷つけられてるがな」


「それはそうですけど、私と出会う前からでしょ?」

亜紀は考え深けにいった


「傷つけてるのは認めるのかよ

う−ん、そうだなぁ

別に女の嫌な部分を見たわけじゃないしなぁ」


「今思ったんですけど、達也さんって、女嫌いじゃなくて、ただ単にめんどくさいだけじゃないですか?」


「あ、そうかも」

達也は納得したという顔をした


「達也さんって、基本めんどくさい事嫌いですもんね」


「まぁな、自分の命に関わる事や家族に危害が加わる時は別だが、他はどうでもいいしな」


「つまりこういう図式ですね

めんどくさい事が嫌い

女の子はめんどくさい

女の子は嫌いと言う風になってたんですね」


「まぁ、多分その通りだろうな」


「えっへん、私ってすごいでしょ?」

亜紀は自信満々に言った


「えっへんって口に出して言う奴初めて見たよ

それにこんな事すぐ考えればわかるだろ」


「うっ、確かに

だって、達也さん、みゆきちゃん好きですよね?」

亜紀はちょっと顔を引き攣った


「好きは好きだけど、恋愛感情ではないよ

家族として好きって事だよ」

「え、そうなんですか?」

亜紀は驚いたようだ


「恋愛感情だと思っていたのか?」

達也は半ば呆れている


「もちろんです」

亜紀は自信満々に答えた


「いやいやいや、妹に惚れるっておかしいでしょ?」


「おかしくなんてないですよ

義理の妹に惚れるとかあるでしょ?」


「それは血が繋がってないからだろ

俺とみゆちゃんは血が繋がってるよ」


「血が繋がってても、惚れる場合もあります

両親が離婚して二人は離ればなれに

しかし、10年後二人は運命的な出会いをするんです

そして、二人は愛を育んでいくんです」


「お前はどこまで、兄と妹に恋愛をさせたいんだよ」


「だって、少ないかもしれないけど、一方だけなら、あると思うんですよ」


「一方ね−

う−ん、どうなんだろうね

俺の周りには仲が良い兄妹や姉弟がいないから、何とも言えないけど」


「絶対いると思うのに」

亜紀はそう呟いた


まもなく東京駅、東京駅

お降りの方荷物などお忘れ物なきようお願い致します


「あ、東京駅ですって

降りないと」


「ああ、わかったよ」

そう言って、二人は降りる準備をしている


そうして、こだまは東京駅に止まった

二人はこだまから降りた


「はぁ−、ここが、東京駅かぁ

広いんだなぁ」

達也は目を見開いて驚いている


「田舎もん丸出しですよ

まぁ、広いのは当たり前ですよ

23ホ−ムあるんですから」


「23ホ−ム?

そりゃすげぇ」


「本当田舎もん丸出しですよ

これでカメラ持ってたら、ますますそうですよ」


「田舎もん=カメラ持ってるっておかしいだろ

それより、これからどうするんだよ?」


「JR京浜東北線の大宮方面のホームに行きます

歩いて10分ぐらいでつきますよ」


「はぁ−あ、めんどくさいな」


「いいじゃないですか

地下鉄よりはましですよ

乗車率が170パーセントのが普通らしいですよ

私達の市なんて、最高でも143パーセントですよ」


「まぁ、しゃ−ねぇか」


そうして、二人は歩き出した

歩いているとJR京浜東北線の大宮方面のホームについた


時刻表を見ると


「ふ−ん、だいたい5−7分ぐらいで来るんだな」


「そうですね

これは私達の所と変わりませんね」


そうして、電車が来て二人は普通電車に乗った


「何個目が秋葉原なの?」


「二個目ですよ」


「意外と近いんだな

秋葉原の近くなのか?

ホテルは?」


「はい、歩いて一分です」


「近、近いよ」


しゃべっていると、秋葉原駅に着いた


「ここが、オタクの聖地秋葉原」

亜紀は目を輝かせている


「嫌、ここは電機街だろ

オタクの方のは反対側じゃねえのか?」


「ちっ、そんな事わかってますよ

いちいち細かいですよ

今情景にひたってたのに」

亜紀は舌打ちをした

しかも、亜紀は鬼のような形相をしている

「ああ、それはごめんなさい」

達也はちょっと恐がっている

(ああ、そうか

こいつオタクだったよな

秋葉原に関してはこいつに従った方が無難だな

何されるかわからん)


「そろそろ行きますか?」


「え?

秋葉原に?」


「違いますよ

ホテルにですよ

チェックインしないと」


そう言って二人はホテルへと向かった


「ここかぁ」


「はい、最近建て替えて、今は14階です」


そうして、ホテルに入りフロントまで言った

亜紀はフロントの人としゃべっている


「じゃ、行きましょう

7階の703号室ですって」


「やっぱり一部屋なんだ」

達也は嫌な顔をした


「そうですよ

せっかく二人で来たのに、別々なんて」

亜紀はちょっと不機嫌になった


「はぁ、わかったよ

じゃあ、行こうか」


二人はエレベーターに乗って703号室まで行った

亜紀がドアを開けて、入ると


「わぁ−、結構広いんだな 」


「そうですね

ベッドもフカフカですし、部屋も綺麗ですね」

亜紀が感心しながら言った

「やった−

ベッドは三つある

あれ?

でも、何で二人なのに、三つあるんだ?」


「三人部屋しかとれなかったんですよ

ベッドは一つでよかったのに」

亜紀は不満げに言った


「よくねぇよ

付き合ってもない男女が同じベッドに寝ちゃだめだろうが」


「私は達也さんならいいですよ」


「俺はやだね

なんか貞操の危機を感じるから」


「貞操って女の子が使うんじゃないですか?」


「男にも使うよ

貞操義務って言葉って知らないか?」


「知りません」


「貞操義務って言うのは、夫婦がお互いに負う貞操に守るべき義務っていう意味だよ

これを破ったら、離婚の原因になるんだよ」


「でも、それって当たり前でしょ

浮気や不倫は死刑ですよ」

亜紀は怒っているみたいだ


「韓国とか宗教によってはめちゃくちゃ厳しかったり、死刑になったりするらしいよ」


「へぇ−、日本もそうなればいいのに」

亜紀は声に心がこもっていた

本当に願ってるようだ


「そんな事になったら、日本の人口はすごい減るぞ。それに浮気の定義って人それぞれだろ」


「私は女の子と二人で遊んだけで浮気です」


「それ凄い厳しいよ

二人で遊ぶくらいはいいんじゃないの?」


「ダメです」


「亜紀って束縛が強いんだな

でも、それだと男に重いって思われて、すぐ振られるぞ」


「そんな男ならこちらから願い下げです」


「それを受けいれる男って少ない気がする

それに高校生にそれを求めるのは無理な話しだ」


「達也さんなら受け入れてくれると思います

それはそうと、そろそろ夕食ですね

確か3階のはずでしたから行きましょう」


そうして、二人はエレベーターに乗って3階に行った


「バイキング形式なんだな」


「まぁ、ホテルですからね」


そこには、和・中・洋いろんなものが取り揃えてある


「そんなに食べれるのかよ。食べたくなったら、また取りに行けばいいだろ?」

達也は若干呆れている


「いいじゃないですか

人の勝手でしょ」

亜紀はちょっとイラっときたようだ


(バイキングで最初からいっぱい皿に取る奴っていますよね。そのくせ、途中でお腹いっぱいになって食べてって言うんですよ

だから、最初はちょっとだけ取るのがいいんですよ)


「全部食べれなくても、俺は知らないからな」


「食べれますから大丈夫です」


その後


「お前本当に大丈夫か?無理してないか?」

どうみても亜紀は無理して食べてる感じのようだ


「大丈夫ですよ

これぐらい」

亜紀は意地を張っている


「そこまでして食べなくていいぞ

食べ物を残すのはどうかと思うが、吐くまで食べろとは言わないぞ」


「だから大丈夫ですって」

亜紀はそれでも食べようとする


「あ−、もう貸せ」

達也はそう乱暴に言いながら、亜紀の皿を取って、食べ始めた

それで、全部食べ終えると、

「あ−、お腹いっぱい

もう食べられねぇ−」

達也はぐったりしている


「だから、別に食べなくても良かったのに」

亜紀はそうつぶやいた


「あんなん見たら、それはできないだろ

あのなぁ−、人に頼ってばかりはどうかと思うが、たまには頼れよ

それが友達ってもんだろ」


「私の事友達だと思ってたんですか」

亜紀はびっくりしている


「何だと思ってたんだよ

・・・あ、まさか、恋人とか婚約者っていうじゃないんだろうな」


「そんな事言いませんよ

私の事友達じゃないと思ってましたから」


「はぁ−?

俺は友達じゃない奴と旅行なんて絶対しないよ」


「可愛い女の子となら、するかなと思って」


「可愛い女の子だとしても、よく知らない奴や嫌いな奴と旅行なんか行くか

つまらないし、めんどくさいわ」


「でも、それは私が脅したからで・・・」

亜紀はおどおどしている


「いくら脅したからって、行かねぇよ

キャンセル料とかは、お年玉とかバイトすればいいだけの話しだろ

そこまでするほどじゃないだろ

お前は嫌いじゃなくて、苦手なタイプなんだから」


すると、亜紀は涙をポロポロ流し出した


「な、何で泣くんだよ

俺何か悪い事言ったのか?」

達也はオロオロしている

こう言う事には慣れてないらしい

「だって、今日来たのは私が脅したからで、私といるのは嫌なんだと思ってました」

亜紀は涙声で話している


「何度も言うけど、そんなんだったら、絶対ここに来てないって

ああ−、だからもう泣くなって」


「だって・・・」


達也はハンカチを探している

(ああ、ハンカチなんか持ってねぇ

まず、男でハンカチ持ってる奴いないな

トイレで手を洗っても自然乾燥だからな)


「ほら、もう泣きやめよ」

そう言って、達也は亜紀の涙を自分の手で拭いた


「え?」

亜紀は目を見開いている


「な、なんだよ」

達也はおどおどしている


「達也さんってキザですよね」

亜紀はどうやら泣きやんだようだ


「俺のどこがキザなんだよ」


「だって、自分の手で拭くなんてしませんよ

するのはホストぐらいです」


「お前はホストがそういうするの見た事があるのかよ

まず、ホストを生で見た事があるのか?」


「見た事はありません

私の単なるイメージです」


「それは偏見というのじゃないのか?」


「そうとも言います」


「そうとも言うってそうだろ」


「まだ判決の余地があるって事ですよ

・・・達也さん」

亜紀は一転して真面目な顔になった


「な、何だよ」


「ありがとうございました」


そう言って、亜紀は頭を下げた


「へ?、何が?」

達也はわからないようだ


「私の事心配してくれたり、慰めてくれたり、何より私の事友達だと思ってくれた事にです

すごいうれしかったです」

亜紀はニコッと笑った

その笑顔にほとんどの男は惚れそうだ


「あ、ああ」

達也はちょっびっくりしている

(あれ?

こいつってこんなに素直だったけ?

しかも、不甲斐ない事に今一瞬ドキっとしちゃった)


「さ、そろそろ部屋に戻りましょうか?」


「お、おう」

達也は今の自分の心に戸惑ってるようだ


そうして、二人は部屋へと戻っていった

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