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しゃべる上腕二頭筋

作者: 束間由一
掲載日:2011/10/28


 今日、コンビニのトイレに行ったら俺の上腕ニ頭筋がしゃべりだした。

 言い分はこうだ。


 「お前! おいお前! 最近オレを使ってないだろ!」


 全くだ。

 最近はロクに運動もせずにパソコンで動画ばかり見ている。


 「そんなんじゃ、オレはどんどん小さく弱ってしまうじゃないか! このまま情けない醜態をさらし続けるのはごめんなんだがな。もっと運動して俺を使え! ダンベルを持て! 鉄棒にぶら下がれ! 逆立ちを30分続けろ! とにかく、俺を酷使して大きく強く鍛え上げるのだ!」


 めんどくさい。そんなことやってられるか。

 逆立ちなんぞ30分もしたら頭に血が上ってオダブツしかねない。


 「目指すは、マッスルキング! アメコミのヒーローみたいな隆隆した筋肉だ! 或いはかのプロレスラー、ハルクホーガンでも良い! このオレや他の腕の筋肉を鍛え、必殺の<アックスボンバー>を習得せよ! さすれば、他の者は皆お前を一目置くに違いないさ。さあ!」


 勝手な言い分はいいかげんしてほしい、この妄想筋肉め。


 バチン!


 俺は、上腕ニ頭筋を強く叩いた。

 俺の上腕ニ頭筋の付近の皮膚は赤くなった。そして痛みがじわりと伝わってきた。








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