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僕の学校は厨二病 ~厨二病でも平穏に学生生活を送りたい。が無理のようです~  作者: 笛伊豆
第一章 大学生?

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23.「私たちにお任せ下さい!」

 玄関の近くで待機していた王国と帝国の近衛兵の皆さんはご主人様(王女と将軍)から命令されるときびきびと動き出した。

「矢代社長。

 車を出します」

「お前とお前。

 矢代社長のお供で買い出しだ。

 後は会場の準備にかかれ!」

「「「了解しました!」」」

 何か慣れてない?

 やっぱ軍人さんなのか。

 まあいいけど。

 僕は一度部屋に戻って着替えてから財布やカードケースを持って屋敷を出る。

 門の前で震えながら待っていたら大型のワゴン車が寄せてきた。

「矢代社長!

 どうぞ」

 運転席から名前が判らない人が呼んでくれる。

 顔は見覚えがあるから帝国の人だな。

「ありがとう」

「いえ。

 任務ですので」

 そういうことになっているのか。

 やっぱ軍人のつもりでいるらしい。

 帝国軍は健在か。

 王国の方は兵隊さんというよりは護衛とか近衛のイメージが強いけど、帝国は国民皆兵制だったみたいだからね。

 まあ僕には関係ないからいいか。

 ワゴン車は5分くらいであのスーパーに着いた。

 手際がいいなあ。

 軍事行動のつもりなのかも。

「矢代社長。

 ご命令を」

 言われて気がついた。

 何作るのか決めてない。

 ていうか何が作れるんだろうあの屋敷。

 スマホを取り出して電話する。

「もしもし」

『はいですぅ』

 僕も全部信楽さんに頼る癖は何とかしないといけないとは判ってるんだけどね。

 便利なのでつい(泣)。

「今スーパーに来てるんだけど何を買えばいいと思う?」

『バーベキューしかないですぅ。

 ただぁ人数が多いのでぇ麺類なんかも用意した方がいいですぅ』

 やっぱり。

『とりあえずぅ、第一陣用のぉ分だけでいいですぅ。

 足りなくなったらぁ随時買い出しで追加するだけですぅ』

 なるほど。

「判った。

 ありがとう」

『私ぃは秘書ですからぁ』

 有能な秘書がいれば僕でもやっていけそう。

 スマホを仕舞って皆さんに言った。

「とりあえず肉とうどんを買います。

 野菜なんかも適当に。

 あとバーベキューに出そうなものをお願いします。

 それにソフトドリンクを」

 酒はまだいいや。

「「「アイアイサー!」」」

 一斉に敬礼する軍人(違)の皆さん。

 悪乗りしてるね。

 細かい事はお任せすることにして僕はレジの前で待つことにした。

 十分くらいで台車に山積みの食材やペットボトルが届く。

 レジのおばさんは何か言いたげだったけど、結局黙って通してくれた。

 カードで払おうとしてまだポイントカード作ってないことに気がついた。

 痛恨の一撃!

 だって支払金額が5桁なんだよ!

 まあしょうがない。

 明日にでもポイントカード作ろう。

 兵隊さんたちに荷物を運んで貰ってワゴンに戻り出発する。

 多分、何度も往復することになりそう。

 そういえばこのスーパー何時までやっているのか確認しておかないと。

 安全運転というにはちょっとスリルがある走りで屋敷に帰還。

「着きました!

 矢代社長」

「ご苦労さんでした」

「いえ任務ですので!

 それに、このような任務なら喜んでやりたいと!」

 あ、この人たち購入食材に自分の好物とか混ぜたな?

 まあいいけど。

「それじゃお願いします」

 荷物運びを任せて屋敷に入る。

 さすがにセキュリティは解除されているみたいですんなりと入れた。

「ダイチ殿。

 お疲れ様でした」

「ご苦労」

 相変わらず自分たちでは何もしない貴顕2人が迎えてくれた。

 いいなあ。

「他の人たちは?」

 ソファーに座りながら聞くと高巣さん(王女様)が律儀に答えてくれた。

「比和は少し遅れるそうです。

 シャーロットと宮砂はもうすぐ着くと思います。

 それから黒岩と神籬も急遽こちらへ向かうと」

「八里も同行するらしい。

 奴等、仲間はずれにされかけて焦ってるんじゃないか」

 くくくっと笑う(アキラ)さん。

 相変わらず人が悪いな。

「宝神関係の者にはあらかた集合をかけたからな。

 この屋敷の庭で済むかどうか」

 そんなことしたのか!

 3桁いくんじゃないの?

(ま、呼ばれなかったらそれこそ切り捨てられたということで恨みが沸きそうだしな。

 しょうがないだろう)

 無聊椰東湖(オッサン)の言うことも判るけど、正直この屋敷の庭ってそんなに広くない気がする。

 少なくとも矢代家(僕んち)よりは狭そうな。

「大丈夫なの?」

「平気ですぅ」

 僕の疑問に答えたのはいつの間にか部屋にいた万能秘書(信楽)さんだった。

 のほほんとした態度でリビングを横切ってくると、ストンと僕の隣に座る。

「末長さんにぃ連絡してぇ、両隣と前後のぉ家の庭もぉ解放して貰えましたぁ。

 もちろんその家の人達もぉ参加ですぅ」

 凄い。

 何かあったらとりあえず周り中を巻き込んで何とかしてしまう戦術。

 信楽さんが司令官だったらその軍隊は無敵だろうな。

「ということでぇ、食材の追加ですぅ。

 今見てきましたけどぉあれでは全然足らないですぅ」

「判った。

 もう一回行ってくる」

 腰を浮かしかけたら止められた。

「この件はぁ矢代興業の企画にしますぅ。

 つまりぃ経費や手配もぉ業務扱いになりますぅ」

 ええと?

 よく判らないんだけど。

「ほう。

 早速か」

 (アキラ)さんがニヤニヤしながら言った。

 この人の頭の回転も凄いよね。

「判るの?」

「当然だ。

 矢代興業の仕事だと言っただろう。

 つまり宝神の課題実習だ」

「まだ判らないんだけど」

「おいおい。

 比和(メイド)が率いているのは何だ?

 奴がやっているのは清掃だけじゃないぞ?

 家事労働はもちろん警備関係にも食い込んでいる」

 それってつまり?

「お待たせしました!

 ダイチ様!」

 リビングに入ってきた巨乳の美人さんが言った。

「私たちにお任せ下さい!」

 同時にリビングに殺到してくるメイドさんたち。

 窓の外では既に大量のメイドさんが動き回っている。

 そういうこと?

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