表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
雑音ステップ 〜ALONE〜  作者: 白井 雲
101/140

覚醒、受け継がれた能力8

『使えませんね〜〜〜』



『いやホントに使えない、なんでそんなに抵抗する?受け入れれば全て楽になってしまうのに。私のシンマネにはそういう力がある。無限の快楽が待っていますよ。ならそっちに飛びついた方がいいに決まってるでしょ』



ユウゼンの隣に立ってる奴のあの不敵な顔が、憎らしい。



「それが出来ないなら、もっと私のシンマネを取り込んでもらうしかないな!」



奴の手にボヤがかかる、不味い。



やめてくれ、それ以上テコ入れなんてされたら。



あいつは、あいつは!




「そいつに触るなぁあああああああ!!!」



そう叫び、ブレーキが触れた瞬間、ユウゼンが微笑んだような気がした。







『あの二人が希望を持ってこの場を繋いでくれたから、僕も諦めずに耐える事が出来た』



「なにっ!?」



『そして待っていたよ……お前が僕に触れてくれるこの瞬間を……!』



ユウゼンの手が動き、そのボヤがかかる手を掴んだ。



「バカな!こ、こいつ、動ける!抵抗しているのはわかっていたのに、まさかここまで私のシンマネを取り込めているとは……キサマッ!」



『故郷には帰らない……!帰らないが、僕はあの子たちを守る!スイだって、風の強い日を走ってきたんだ!』




『早めにッ!返してあげるよ!』



「離せ!クソが!!私に触るな!!!」



あれは、まさかっ!



「そんなまさかぁああ!!!」



シキの目には、涙が溢れる。



『はぁああああああッ!』



片方の手で作り出した漆黒の球体が、ユウゼンの命の叫びと共に困難を破壊する。











弁慶刃アカツキ!」












評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ