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マタイ・マルコ・ルカ・ヨハネの福音書 12 ~ 使徒行伝

イエスの亡骸はアリマタヤの資産家のヨセフという男が引き取って、

岩を掘った洞穴のような形状の墓に埋葬し、岩で塞いだ。


週が明けて、イエスに縁のあった女たちがお墓参りに行くと、

神々しく輝く若者(多分天使)が現れて言った。

「イエス? ここにはいねーよwwww」

確かに墓は空っぽだった。


二人の弟子が「先生の墓が空っぽになったらしい」などと話しながら歩いていると、

さっきから近くを歩いていた人が「何の話をしてんの?www」と聞いてきた。

弟子はその男に事情を説明した。

一緒に宿に入って、メシを食おうとすると、なんと、その男自身がイエスだった。

 

イエスは弟子たちの前に現れた。

びびったり、嬉し泣きする弟子たちの前で魚を食ったりしてみせた。


数日の後、ある山の上でイエスは弟子たちに

「お前ら、俺のことを世界に広めろよww」と言うと、

弟子たちの前で、天に昇っていった。



新約聖書では、この後に「使徒行伝」で、弟子たちが各地へ教えを広める様子が描かれる。

弟子たちは、イエスの残した教えを突き詰め、余計な物を足し、またユダヤ教の旧勢力からの迫害を免れるため律法への妥協もあり、良くも悪くも宗教っぽくしてしまう。



ところで、パリサイ派(律法原理主義者みたいなもん)で、

ローマ市民権を持っていたエリートのサウロという男がいた。

こいつは、イエスの教えを守る人たち(初期キリスト教徒)を迫害する立場だった。


今日もキリスト教徒をいじめてやるぜと思っていると、

「てめえ、なんで俺らを迫害する?www」という、イエスの声が聞こえ、

目が見えなくなってしまった。


とりあえず人にダマスコの町まで連れていってもらい、そこで悶々としていると、アナニヤという人がやってきてサウロのために祈った。

するとサウロの目から「魚のうろこのようなもの」が落ちて、サウロの目が見えるようになった。

サウロはパウロと名前を改め、イエスの教えを広める使徒になった。


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「目からうろこが落ちる」は、この話が語源だそうです。

なので、時代小説を書くときに江戸時代の人に「目から鱗が落ちたぜ」などと言わせてはいけません。

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