ヨナ記 2 ~ミカ書~ナホム書~ハバクク書~ゼファニア書~ハガイ書~ゼカリヤ書~マラキ書
おさらいすると、ニネベはアッシリアの首都で、大きな町である。
そしてユダヤに敵対する異教徒の町だ。
そこへ乗り込んだヨナは三日かけて町の隅々まで歩き、
「四十日でニネベは滅ぼされるぞー!」と叫んでまわった。
だいたい今までのパターンだと、ニネベの住民は悔い改めずに、
神様のメテオ攻撃か疫病攻撃で滅びるのだが、
なんとニネベの住民は、王を始め下々まで悔い改めた。
その結果、神様はニネベを滅ぼすのをやめた。
今まで旧約聖書を読んできた我々や、ヨナは「ポカーン」である。
ヨナはこの裁定に対して怒った。
敵国アッシリアの町だから滅ぼされるべきだと思ってたのに、神様があっさり許したのが納得いかないのである。
ヨナは「こんなことなら死んだ方がましです。殺してください」と言った。
神様は「怒るようなことかよwww」と言った。
ヨナは町を見渡せる場所に小屋を作り、町を見張った。
どうせ、ニネベは悔い改めるのをやめて滅ぼされると思い、それを見届けようとしたのである。
暑い場所に座りこんでるヨナのために、神様は唐胡麻(葉が大きい植物)を生やして日陰を作ってやる。
ヨナは喜んだが、夜に神様は虫を発生させて唐胡麻を枯らす。
また日に照らされて暑くなったヨナは「死んだ方がマシだ」と言う。
神 「唐胡麻のために死ぬなんて言うなよww」
ヨナ「冗談じゃなく、マジで怒りのあまり狂死しそうです」
神 「おまえは一夜にして枯れた、たった一本の唐胡麻をさえ惜しんでいるな」
ヨナ「そうですけど、それが何か?」
神 「私はニネベの十二万の住人の命を惜しんでいるのさww」
お・わ・り
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唐突に終わりましたが、本当にこうやって終わってます。
それにしても、今まで情け容赦なかった神様の変節ぶりに「どうしちゃったんだ?」という感じです。
この後の新約聖書での「許す神」へのスムースな移行のための物語なのかもしれません。
ミカ書、ナホム書はまだ預言書です。
ナホム書では、アッシリアのニネベの陥落が預言されてます。
(ヨナ記は何だったんだって感じです)
ハバクク書、ゼファニア書、ハガイ書、ゼカリヤ書、マラキ書も
預言書です。
以上が旧約聖書です。




