ヨナ記 1
ヨナという男に神のお告げがあった
「ニネベの町に行って『おまえらの悪事にブチ切れた神様が天罰を食らわすぞプゲラ』と言ってきなさいwww」
ニネベというのは宿敵アッシリアの首都である。
アッシリアの人たちは当然、違う神様を信仰している。
そんな中に乗り込んで「俺の神様が、お前ら滅びるって言ってるからwww」なんて言ったら、フルボッコ間違いない。
ヨナは、そんな役はまっぴら御免と、逆方向のタルシシの町へ向かって逃げ出した。
ヨッパの港でヨナはタルシシ行きの船に飛び乗った。
ところが船が沖に出ると暴風雨が起こった。
船乗り達は「誰のせいでこうなったのか、くじ引きして占ってみよう」と言い、みんなでくじを引くと、ヨナが当りを引いた。
ヨナ「いかん、バレた……」
ヨナが事情を説明すると、
「神の言うことを聞かないおまえが悪い!」と全員激怒した。
海はどんどん荒れる。どうしようと思っていると、ヨナが観念して、
「俺のせいだ。俺が船から降りれば嵐は止むに違いない」と言った。
渋る船乗りを説得し、ヨナは自らを海に放り込んでもらった。
船乗り達は「どうかヨナの命だけは助けてやってください」と神様に祈った。
ところが巨大な魚がせまってきて、ヨナを飲み込んだ。
しかしそれはヨナを守るための神様の差し金で、ヨナは三日間、魚の腹の中で保護された。
ヨナは神様に「ニネベに行って目的を果します」と祈った。
魚は陸地につくと、ヨナを吐き出した。




