ヨシュア記 2
エリコ攻略で奪った財宝は神に捧げなければならないところ、
それを横領したヤツがいた。
その罪で次のアイの町の攻略でユダヤ軍は負けてしまう。
その横領した者が自ら罪をみとめ、石撃ちの刑を受けたので、
アイとの再戦はユダヤが勝った。
その先にはアイの町より強いギベオン人がいた。
ギベオン人は策略を用いてヨシュアたちを騙し、
ギベオンを攻めないという契約をヨシュアと結んでしまう。
後になって、騙したのがバレたのでギベオン人は奴隷になってしまうのだが、
戦ってたら全滅したわけで、ギベオンは殺されるより奴隷の自由を選択したらしい。
ギベオンが裏切ったのでエルサレムやヘブロンなど5都市の王は結託して、
ギベオンを攻めた。
一応ユダヤとギベオンは同盟国になったので、ユダヤは援軍を出し、5都市の連合軍を返り討ちにした。
ヨシュアは5人の王を死刑。
これでカナンの南部を制圧。
これを聞いた北部のハゾルの王ヤビンも他の王たちと大連合を組んでユダヤと戦うが、
これもユダヤの勝利に終り、カナンの地はほぼ全部ユダヤ人のものになった。
そして皮算用通り、部族ごとに土地を割り振った。
ここに、モーセの時代からのユダヤ人の悲願が成就した。
そして時は流れヨシュアも年老いて、110歳で死んだ。
ヨシュアの埋葬後、なんとエジプトからずっと運んできたヨセフの遺骨も、ここに埋葬した。
ヤコブの息子で、兄たちに売られた後にエジプトで偉い人になったあのヨセフである。
多分、亡くなってから数百年前たってます。
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モーセたちがエジプトを出て、ヨシュアがカナンを制圧するまで、
随分血なまぐさいことになってます。
神様がモーセに授けた十戒には「殺すなかれ」とありますが、
戒律を破ったものをSATSUGAIすることや、先住民を37564にするのはその限りではないんですかね。
この異教徒先住民皆殺しカナン制圧は、キリスト教徒であるヨーロッパの白人が、南北アメリカ大陸で先住民を虐殺して殖民することの(当時の)正当化に一役買ってるのは間違いありません。




