民数記 2
エジプトを出て2年、ユダヤ人たちはカナンの近くまできた。
神様の命令で、モーセは12人の偵察部隊をカナンに送った。
しばらくして帰ってきた偵察隊のうち2人が、
「カナン、チョーいい所っすよ。攻め込みましょう」と言ったが、
他の10人は「強そうな奴らが住んでて攻略は絶対無理ッス」と報告した。
すると、アホのユダヤ人民は10人の報告の方を信じて、
「何のためにエジプトを出たんだろ。馬鹿馬鹿しい。帰ろうぜ」と、
ガチで帰ろうとしたので、神様は大激怒する。
神「モーセの家族以外、おまえら全員殺す!!!!!!!!!!!!!」
モーセ「そんなことしたら、『神様はエジプトからユダヤ人を連れ出したけど、
結局カナンに導けなかったから面倒になってユダヤ人全員殺したんだぜ』、
って言われますよ。どうかおやめください!」
モーセは土下座して懇願した。本当に可愛そうな人である。
そこで神はこう決める。
「偵察に行ってポジティブな報告をした2人以外の20歳以上のユダヤ人は、
全員カナンに入れない。こいつらは全員荒野に行きなさい。
40年荒野を彷徨って死に絶えたのち、その子供達だけカナン入りを許す」
つまり現役世代はカナンには入れないよ、ということである。
これじゃあエジプトを出たご利益が現役世代には皆無である。
そこでユダヤ人たちは、カナンにいるアマレク人やカナン人を攻めて、
神に誠意を見せて許してもらおうとした。
モーセは「神様はそんなことしろって言ってない。犬死になるぞ!」と止めたが、ユダヤ人はモーセを無視してアマレク人を攻め、反撃を食らって敗走した。




