創世記 10
その後、サラは127歳で死んだ。アブラハムはまだ死なない。
あるとき神様が「イサクも大人になったな。嫁でも斡旋したるわ」と言った。
「何時何分どこどこへ行け。そこに水瓶持った処女が未来の妻」と教わって、
アブラハムのしもべがそこへ行ってみると、リベカという美少女がいた。
彼女や親族に事情を話して、イサクとリベカは結婚することになった。
イサクとリベカには、双子が産まれた。
先に産まれたのは、毛むくじゃらの赤さん。これをエサウと名付けた。
そのエサウのかかとを掴んで産まれてきた弟の赤さんをヤコブと名付けた。
双子が大人になると、エサウは猟師になり、ヤコブは家事手伝いになった。
父親のイサクは「肉が好きだから」というどうしようもない理由で猟師である兄エサウを愛し、リベカは弟ヤコブの方をエコヒイキした。
この時点ではエサウが長兄なので、彼が北斗神拳継承者になるはずだった。
ところがある日、腹をすかして帰ってきたエサウは、
ヤコブの作ってた豆の煮物ほしさに継承者の権利を譲ってしまう。
(が、これはうやむやになる)
イサクは年老いて目が悪くなっていた。
「ワシもそろそろ寿命のようじゃ。
今日、ワシの奥義をエサウに授けて継承者にしよう」と思って、
大好きな鹿の肉をエサウに捕ってくるように言う。
お肉大好きなので、継承する前に何はともあれ「肉」を食いたい。
それを聞いた妻リベカは、
ヤコブにエサウに成りすまして継承の儀式を受けてしまえと言う。
リベカ「大丈夫、父さんは目が悪いから、わかりゃしないよ」
ヤコブ「母さん無理ぽ。僕は兄さんみたいに毛深くないから、
触られたらバレバレだよ」
リベカ「アホだねあんたは。ヤギの皮でも被っていけばバレないよ」
というわけで、ヤコブはリベカ特製ヤギ肉料理を父のところに持っていって、
まんまと北斗神拳を継承してしまう。
そしてそれがエサウにバレて、ヤコブは逃走した。
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イサクは英語読みではアイザック。アイザック・ニュートンで有名です。
リベカはレベッカ。タレントのベッキーの本名です。
#北斗神拳の継承は聖書では「祝福」となっています。