第2部終了時点での登場人物と小コラム
第2部0章、最後に一文を追加しました。
『学園』入学はハゲさんからもらった長期休暇という内容の一文です。
【サセシスセソシサ】アナーク・ド・ナスト【スセソシセソサソ】
アナーク学園長。
さしすせそがカタカナの人。
大陸北部の南部地方出身。ややこしい。
発音以外は完璧で、読み書き聞き取りには困りません。
ハゲさんへ恩義を感じた出来事は、ハゲさんがリンゴさんに出会ってすぐのころの話。その後、いろいろ便宜を図ったり図ってもらったりといい関係が続いていた。
恩を忘れず三倍で返すのが彼女たちの流儀。でス。
まだ秘密がある。
【磨きに磨いた】ミリー・ラ・エルス・アスミニア【土下座の腕前】
ミリー第二王女。
ニル曰く『慈愛に満ちた愉快犯』な人。
国政からやや遠いニルとは違い、十七歳で最前線に立って戦っています。
現アスミニア王には、ニルたち三姉妹しか子供が居らず。相続の問題が複雑化していることもあって、三姉妹とも婚姻は遅れることが予想されています。
家族仲は良好で、いたずらっ子の真ん中。といった風な無邪気さが彼女の本体です。
以下、第1部時点で登場済みの人物には、食との関わり方をご紹介。
【命の危機?】リンゴ・ジュース【それより米だ!】
リンゴさん。
好きなものはりんごジュース。あと米。お米。ご飯。白いの。
お米恋しさのあまりに技術流出による種々の問題を無視して現代知識無双をかます。
十年以上の苦労を経て、ようやくジャポニカ米に近しいお米の生産に成功。
同様に、味噌と醤油欲しさのあまりに麹菌の採集からたまり醤油の精製までこなすも、この世界にも味噌と醤油があったことを知って凹む。
こうして、リンゴさん家の食卓には安定してお米と味噌汁とお醤油が並ぶようになりました。ご飯最高!
【影が薄い】ハリランダ・ド・ゲルモンド【髪も薄い】
ハゲさん。
出番が手紙しかなかった人。多分、空とか見上げたらいい笑顔で映ってる。ムチャシヤガッテ。
食に強い関心がなく「メシより酒だ!」とリンゴさんに出会うころまではガブガブ呑んでいた。
結果、糖尿病と肝臓病に。
リンゴさんに怒られて食生活改善に乗り出すも、そこに立ちはだかるのは美人の奥さん@メシマズ嫁。
その後、リンゴさんによる徹底したレシピ管理で奥さんがまともな料理を作れるようになるとハゲさんはえらく感謝した。
好きなものはお酒と塩辛いツマミ。量の制限は厳しい。
【傾向と対策】ニルウィ・ラ・エルス・アスミニア【その結果は?】
ニル。
おままごとの最中に泥団子を食べて泣く。
調味料が必要と判断し、塩コショウをまぶした泥団子を食べて泣く。
調理が必要と判断し、焼いたりあぶったり煮たりした泥団子を食べて泣く。
なお、同じ数の泥団子を姉たちも食べさせられている。お姉ちゃんズはニルのことが大好きです。
好きなものはお味噌汁。リンゴさんの影響です。
【応用は】ポートランド・ド・ゲルモンド【利きません】
ポチ。
リンゴさんによるゲルモンド家食卓事情大改造の後に離乳食を抜けたので、実はポチの母の味はリンゴさんの味だったりする。
メシマズにならないよう、母に幼少のころからオリジナルレシピの手ほどきを受けて立派なメシマズに育つ。
後に、リンゴさんによるスパルタでメシマズから抜け出す。
好きなものは肉。とにかく肉。
【お題】世界について【受け取りました】
大きな大陸ひとつと小さめの大陸がひとつ、その他に島々が浮かぶ地球型惑星です。
気候や空気組成など地球のそれと酷似した部分が多く、リンゴさんはこの世界に生きる自分を含む人型種族が地球人類とほぼ同じに見えることも興味深く思っています。
リンゴさんの結論としては、収斂進化の一種。サメとイルカは魚類と哺乳類で別の種族ですが、同じ海洋生物として進化を遂げた結果外見的また機能的に近しい構造を獲得しています。この世界の人型種族と地球人類が似通っているのもそれだろう、という判断です。
説明の付かない部分も多いのですが、そのあたりはリンゴさんお得意の「わからないことはわからない。私は諦めがいいのだ」でバッサリ。リンゴさんは研究者肌ですが、理論屋というより実験屋です。
リンゴさんたちが居るアスミニア王国は、大きな方の大陸の北部にあります。気候は亜寒帯に近い温帯。夏は過ごしやすく冬も厳しい寒さにはならなず降雨が年間通して安定していることから、西岸海洋性気候ではないかというのがリンゴさんの読み。暖流や偏西風に該当するものがあるのかは調査していないので謎。
農業について細かく話せばながーくなるので、ひとつだけ。
リンゴさんが好む『りんご』ですが、本当に地球にもある『りんご』そのものなのかはリンゴさんにもわかりません。見た目と味と生育条件が『りんご』なので『りんご』と翻訳しているだけです。
次回の小コラムのお題も募集中です。




