47- 麻耶は龍太郎の娘ではなかった!
48-麻耶は竜太郎の娘ではなかった!
龍太郎は今もなを、自衛隊機で低温状態のまま密かに日本に運ばれ、
日本の最高秘密機関の医療チームで回復を待っている。
病状は驚異的な回復を見せている。
高酸素カプセルは勿論、それ以上の先端技術が使われている。
おかげで龍太郎の回復は、目覚しく普通の生活には支障を来たさなくなった。
麻耶と、アナスタシアの情報は逐一龍太郎に届いていた。
龍太郎には、どうしても知らせたい事があった。
それは、麻耶が本当の娘でない事、そして、本当の麻耶の母親は誰なのか・・・
それが、ほぼ解明された。
今までの必死の操作で、北海道、九州、ソビエト、それに、ポ−ランド、相当なハードスケジュールでやっと事実が解明指された。
迂闊に彼女たちに近づくのは危険な気がする。
でも、麻耶に真実を一刻も早く伝えたい。
そんな事を考えるのは頭だけだ、現実問題として、龍太郎はまだ歩行訓練すら行っていないのが現状だ。龍太郎は、夢を語っているのだ。
だがこの男、現役に戻るのはさほど時間がかかるとは思っていない。
おそらく、普通の人の2ばい異常のスピードで現役復帰するだろう。現代のあらゆる最新鋭機器を使って。
案の定、龍太郎はあれから10日で、普段と変わらない日常生活が、
送れるようになった。
そして、麻耶の元へ飛んでいった。北海道に・・・・
GPSを頼りに札幌に着き、レンタカーをチャーターして。GPSを追いかけた。
そして、念願の麻耶にやっと会えた。
龍太郎が、近づくと マヤは重みの体を揺すりながら龍太郎に近づき、
思いのたけをぶっつけて・・・。
今までの空白期間を、少しでも埋めるように長い抱擁と、キスの嵐
その光景を見て、アナスタスアは少し複雑な表情だ、二人を祝福したい、
でも私には、そんな彼がいない・・・・悲しい気持ちが・・・
募る話もあるので、3人は富良野で一番豪華なホテルに泊まった。
龍太郎は、アナスタシアに言うべき事があるので、
三人で龍太郎の部屋に集まる事にした。
龍太郎は、沈痛な面持ちで言葉を、発した。
これから、話す事は、私が命をかけて調べた事だ。まじめに聞いてくれ。
そう言って、龍太郎は、アナスタシアと麻耶の目をじっと見ながら話し出した。
「実は、アナスタシアの夫、川本ワレリーは実は僕の本当の子供だ!」
「すなわち、今アナスタシアの中にいる子供は・・僕の孫に当たる!」
「えっ、嘘でしょ!」
「うそ・・・!!」
「残念ながら事実なのだ!」
「そんな事って、信じられない・・・、信じられるわけがない、嘘でしょ!」
「所が、事実なんだ!」僕が命を賭けて調べあげた事だ。
麻耶の事を調べ上げている内に、様々な事が明るみに出た。
そして、麻耶は僕の娘でない事がはっきりした。
事実、麻耶の母親たちは奇しくも、
同時期に二人の女の子が生まれた双子だったんだ。
そして、僕と愛情関係になり、出来た子供は母子共に直ぐに、
彼女の姉妹がロシアに旅出させたのだ。
あの頃の彼女は、ロシア人に相当気に入られ。半ば強引に連れ去られた。
その経緯には、霧島一家がかなり力を入れ相当面倒を見た様子だ。
そして、麻耶だが、その双子の片方の、相手は、ノルウエー人だった。
北の大地で愛を育んだが、3年の後、死んだのか、行方不明になったらしい。
その後、麻耶は祖母に育てられ、父親の顔はおそらく夢の中だろう。
数年して、麻耶の母親も病気で死んだらしい。
そんな、悲しい出来事を龍太郎は淡々と話した。
しかし、今喋れている事は龍太郎が、知ったほんの一部だ。
戦後に、日本の国を守るために、人はあらゆることをした。
それは、龍太郎、死ぬまで・・墓場まで持っていくことを決心した。
図らずも、龍太郎は、自分の孫、それに20歳以上はなれた奥さんと余生を
すごす事に・・・
これから生涯共にする、二人の女性と、生まれてくる二人の子供に囲まれて。
もう、人生を半ば捨てたと思って、後は死ぬのをゆっくりと待つ、
スタンスで悠々自適の生活をするつもりでいたが・・・
なんと、こんな人生が人生後半におとずれるとは・・・
だれが、予想できた事だろう・・・・
−−−Fin−−−− |