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奇跡の巡り会い
作:浅見 希



41-強い決心


龍太郎の部屋の電話のコール音が・・・二人の女性は一瞬息を飲んだ。
あたりの茜色に沈む夕日は何を意味するのか・・・
部屋の空気が一瞬凍った。
時間が・・・・今までの時間が一瞬止まった。
麻耶は受話器を震える手で取った。取るなり、震える声で・・・
「龍太郎? 今何処に??」
「・・!!・・!!」
暫く無言が・・・・ 
 「ねえ・・・龍太郎でしょ?・・・・返事して! よ!!」
「ああ、僕だ・・・実は・・・・」
 「何よ・・・龍太郎らしくない・・・はっきり言って!」
 「ねえ・・龍太郎?」
「・・・・実は・・・・いいか、落ち着いて聞いてくれ!」
 「だから、ちゃんと聞いているって!!」
「あのなぁ・・・実は・・、麻耶は・・・僕の娘の可能性が・・・!?」
 「えっ、龍太郎が麻耶の父???」
「すまん、・・・ごめんよー!?」
「嘘よ!! 嘘、嘘、嘘 あの人はちゃんと違うって!」
「絶対嘘よ、嘘に決まっているわ!!!」
「かなり信頼できる筋からの話だ。間違いないと思う・・・!」
 「ねぇ、龍太郎? 赤ちゃんが出来たわ!」
「何だって、君に子供が・・・そうか・・・・それは・・・」
 「ねぇ、龍太郎 今何処にいるの?」
「すまん、今それは言えない!!」
 「どういう事!」
「実は、今俺はある革命家グループに狙われている。」
「だから・・・この電話も危険なのだ。」
「スクランブルで大丈夫なようにしているが、長電話は危険だ!」
 「そう・・・、で子供生みたい・・・!」
 「絶対に駄目なのかな・・・龍太郎と、私・・・・!?」
「そうだな、しかし可能性が100パーセントではない事も事実なのだ!」
 「どういう意味?」
「君のお母さん、よく調べてみると双子だったらしい。」
 「という事は・・・その母の姉妹と、龍太郎、親しかったの?」
「その辺が謎なのだ!」
 「それだとしたら? 私は龍太郎の娘ではない可能性があるのね!」
「そう言う事になる・・が?」
 「それで、母の双子の姉妹は何処に?」
「その事で、麻耶の叔母に会ったのだが・・・」
 「彼女、まるで、生きる術を失って・・・目的を失って・・・」
「もうだめだ、ボケが始まって・・・」
 「そう、君がいなくなってしまったからだろう?」
「質問に答えられない 君がいなくなっていっぺんに病状が・・」
 「麻耶、一度彼女に会いに行きなさい!」
「はい、そうするつもりでした!」
 「それより、私の子供・・・本当に産めないの?」
「おれにも・・・何とも言えない。それなりに調べてみる。」
 「私、絶対生む・・わ!」
「おい、おい、そんな事・・・日本で許されないなたろう?」
 「そんなの、関係ない! 絶対生む! わ!」
「ある国では、大丈夫な国が・・・あるらしい。と言うか、容認かな?」
 「それじゃぁ その国で生むわ!!」
「龍太郎、いいでしょ? たとへ、どんな子供でも・・」
「所詮、昔人類は1つの性から始まって・・・進化 あるいは同姓・・・。」
「それが考えくらいに進化して男と、女に まさしく、アダムとイブだ。」
 「そうよ、私たちの子、めちゃめちゃ頭のいい子だわ」
「もしくは先天的に知恵遅れ、もしくは、どこかに異常のある子。」
「そして、人類に生まれるべきでない子は自然に流れる。」
「龍太郎、私たち何も恐れることないわ!」
「そう・・・だな・・生まれてくる子に全責任を負おう。」
「日本で、駄目なら・・・・許される国に移住しよう?」
 「そうよ、私たちは生みましょう・・・絶対に」












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