23-麻耶と龍太郎の・・
一人ホテルに戻った麻耶は一人で、シャワーを使っていた。
モスクワの凍えるような冷気に、感覚が麻痺するくらいに締まった肢体が、
悲鳴をあげていた。
その肢体に、少し熱めのシャワーの雫は、日本人離れした均整の取れた敏感な肌に、刺激的な感覚を与えていた。
麻耶は一瞬、肢体がブルッと震える。
昨夜の龍太郎の求めに応じた耳たぶ、首筋、腋下、襟足、ピンと突き出た乳首。
きりっと締まった腰、見る物を圧倒する。
両脚が一つになるヴィーナスの丘、その全てが敏感に反応し過ぎる位に・・・、
恐ろしい程の感覚が・・・・麻耶の肢体を襲う。
何と言う素晴らしさだ。
感動が隅々に伝播していく感覚が麻耶の体を伝って下に落ちた雫にも・・・
そして、麻耶にとってすべてに敏感なくらいに反応する・・・、
透き通るような真っ白な肌が・・・。
そう、麻耶の・・・・私の体の半分はロシアの血が・・・・
一滴、二雫麻耶の肢体から跳ね返った湯気が、水滴となりくびれた腰に流れて・・・、そう、ヴィーナスの肢体に流れ落ちる。その様は美しい一つの芸術作品だ。
麻耶の体は龍太郎によって、まるで別人の様に、生まれ変わって迸る女体へと、変化してしまっている。
シャワーの柔らかで刺激的な麻耶への攻撃は、まさしく龍太郎の手指のタッチや唇からの愛撫のように感じられ、今立っているのが、せぇーいっぱいだ。
シャワールームで、後ろからやさしく包まれるように、両方の胸の上に覆い被せられる様な感じで・・・・、
まさしく、麻耶はあの瞬間、触れるか触れないかの微妙な境目で、
龍太郎のたくましい両手は、麻耶の肢体に触れた部位全てが、
感電したような感覚におそわれ、
まるで、未知のエネルギーを送り込まれている様だった。
そこから、未知のエネルギーによって、えもいわれぬ陶酔の世界に引き込まれて・・・、快楽の世界へと・・・・、
その乳房に今、程よい温度の雫が跳ねる。
一瞬、龍太郎を感じる、強烈に・・・・肢体全体で・・・。
麻耶は心底、男と女の愛の素晴らしさを、今さらながらに実感している。
今・・・・、また・・・、龍太郎が欲しくなった。
強烈に・・・妖しく鮮烈が奔る様に
まるで、あの時の、恐怖など完全に忘れてしまったようだ。
こんな官能の世界が、麻耶を虜にする。
恐怖と隣り合わせ・・・で・、
麻耶は、そんなにも成長して乙女に・・・オンナ・・・・に!!!
麻耶 何故か不思議だ。
何にかに反応して・・・・あらゆる物に反応して・・・か ?・・・・
麻耶の体は一体何処まで進化するのやら・・・
龍太郎の帰りが待ちきれない、一体何処へ・・・・
龍太郎が帰って来るなりいきなり、麻耶は龍太郎に抱きついた。
「遅いぃ!!」
「ただいま!」
「おそいよーぅ!」
「どうしたんだ、そんな格好で!?」
「だってぇ・・・!」「寂しかったの!?」 「よーっ!」
「そうか、それは、ごめん!」
「政府の高官と会っていたの?」
「そうだ、それに・・・!」
「それに・・・何?」
「いや・・・ 何でもない!」「大丈夫だ!」
「わかった、もうそれ以上・・・聞かないわ!!」
「うん、その方がいい!」
「それより、麻耶・・・」
「とっても、寂しかった!」
「ごめん!!」
そう言いながら龍太郎も麻耶の気持ちを察して、麻耶を抱き上げベットに、軽く放り投げた。
その勢いで麻耶は何度もベッドで弾んだ。その弾みを押さえ込むように龍太郎は麻耶を強く抱きしめた。
かなりきつく。
そして、殆ど脱がす必要の無いほどの麻耶の下着を拭い取った。
昨夜のようにまた、終わりなき二人の愛の契りが始まった。夜の明けるまで。
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