20-龍太郎と麻耶ついに・・
龍太郎、気持ちを固めた途端に急に下半身の方も硬く力強くなった様だ。
何せ、目の前に絶世のヴィーナスが横たわっているのだから・・・
龍太郎は、麻耶を莫大な資財を投げ打って助けた。その気持ちの中は・・・
麻耶が自分の子供であるかも知れないから・・・か、それとも
麻耶に愛を感じてなのか・・・そこのところは、龍太郎自身にも上手く整理できていない。
むしろ、どちらでもいい! どうせ、今の龍太郎の財産は、もしもの時には寄付を考えていたのだから・・・
そう考えると、何の躊躇もなかったのだ。
ただ、彼、エドゥアルド・ロトキンには大きな借りが出来た。
麻耶の乱れようはかなりひどかった。
おそらく、人の死を目の前で直面すると、動物本能が異常に盛り上がる。
人間と言う生物は、無意識のうちに、目の前に1つの死があると、
それを補おうとする本能が働く。
ベットに静かに寝ていた麻耶は、龍太郎の服を全て、むしりとるように剥がした。
それに答えるように龍太郎も、暫くぶりの、それも、ピチピチの体と接して、
交わったのだから。
濃厚な1ラウンドを終えると2人はバスルームに向かった。
もう、恥じらいなんて、そんな言葉は2人にとって、不要。
お互いをあえて、石鹸でシャボンをつくり、お互いの体を隅々まで洗い合った。
麻耶は父親に洗われている気分と、恋人の龍太郎に洗われている気分で、
二度楽しい気分に。
そして、龍太郎はピチピチのギャルに体中を洗われて、人生が完全に20歳以上若返った気分だ。
そんな、2人のじゃれ合いは日が昇るまで続いた。時の経つのを忘れて・・・
龍太郎はロトキンに電話を掛けていた。
昨日の侘びを、きちんと。それと借りを十分に感じて。
そして、日を改めて会う事、それまでに麻耶をさらった相手の目星を着けて貰う事も。
さらに別の電話で、今回あえて龍太郎が、ロシアまで来なければならなかった、
最大の理由の相手に、アポイントをとった。
当然麻耶も秘書として同行する。
麻耶はやはり並みの根性の女ではなかった。
昨夜の乱れも、今は完全に龍太郎のパートナーとしての顔に、それに、あれ程の強烈な体験をしても動揺は見せない。
スマートな顔立ちで、本来の仕事に立ち向かおうとする姿勢が、ありありと伺える。
麻耶は、龍太郎の指示で携帯電話も4回線用意させた。あえて、理由は聞かない。
「麻耶君、用意は出来たか?」
「はい、大丈夫です!」
2人は昨夜の事は今完全に消し去り、ビジネスモードに変身していた。
既に、日本から予約してあった、車のキーをフロントから受け取った。
やはり車種はベンツだ。ホテルの駐車場に止めてあった車を龍太郎は、
ホテルの玄関まで運転して、麻耶を乗せ、目的地へ向かった。
政府の関係する会社で、龍太郎と麻耶が応接室に通され、
その会社のトップと硬い再会の握手と抱擁の後、
話し合いはおよそ1時間で無事に済み、契約は取り交わされた。
当然かなりの金額の交渉だ。
相手も、龍太郎にはそれなりの借りがあり、お互いを認め合って、
契約の締結が無事に済んだ。
麻耶は龍太郎の凄さを強烈に感じた瞬間でもあった。
当然麻耶はロシア語で話しているので内容は理解している。
すなわち、契約の内容も、そして、龍太郎の話術も・・・。
麻耶は、ただ書類を出したり、しまったりの完全な補助のみの仕事だ。
「龍太郎、本当に凄いいんですね!!」
ここは車の中・・・・、甘えが入り、呼び捨てに・・
「そうか、君との仕事は・・・始めてか??」
「もちろん、だって、龍太郎が仕事するの・・見た事・・・」
「なかったもん!!」
「そう言えば、そうだな・・・!」
「でも、麻耶最高にうれしい!!」
「どうして?」
「だって、一緒に仕事が出来て・・・」
「何だか、初めて仕事した気がしないな!!」
「はい、麻耶も・・・」
「麻耶君、昨日は随分無茶をしたな・・・」
「えぇ・・・!!」
しまった、と言った感じの龍太郎。やはり、彼女は強がっているし、平静を装っているが・・・・、当然だ・・・ まずい、話題を変えないと・・・・
「そう言えば、麻耶・・・腹減らないか・・・?」やっと出た龍太郎の言葉。
「はい、お腹ぺこぺこ・・・です!」
「美味しい、本場のロシア料理、食べに行こう!」
「わあぁ・・・うれしい」麻耶も元気良く答えた。
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