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昔話です。しばらく、チョイエロはかけそうにありません。
毒の化神ポイポイ
化神ポイポイは悩んでいた。

なんにたいして?

薬の研究がはかどらないことに対して。

彼女は毒のエキスパートである。

既存の毒に対する解毒剤は彼女にかかればほんのひと手間でできる。

ただし、病は別だ。

あれは毒によるものではないし、人為的なものでもない。

であるからして、いかに毒に優れていようとも、病に対する薬を作るのは簡単ではない。

しかし、彼女以外が作る場合に比べれば容易に作ることができる。

理由は簡単、彼女がある手順を行えば、薬は高確率で出来上がるからだ。

まず、病の原因を調べる。

症状を調べる。

同じ症状を起こす毒を作る。

被験者に投与する。

段階ごとに、解毒薬を作っていく。

その解毒薬を、本当にその病にかかっているものに投与する。

これを繰り返すことで、薬は作られる。

しかし、問題があった。

被験者に投与する際、化神になりたての頃の彼女は加減の仕方が分からず、多くのものを殺していた。

彼女は、悲しんだ。

だが、彼女が薬の研究を止めることはかなわなかった。

国として、それは許せないことだったのだ。

新薬を開発すれば、その薬は高値で売れる。

それは、国の武器となっていた。

交渉の場で。

国の思惑により、多くのものを犠牲にし、彼女は薬を作り続けた。

ある時彼女は、狂ってしまった。

自分の毒によって死ぬものを見て、快感を覚えたのだ。

そして、その快感を求めて彼女は大量の殺人を犯した。

はじめて薬開発以外の目的で、人を殺したのだ。

まず、標的になったのは、王宮の人々。

彼女を、金の生る木として、扱ってきた者たちが付けを払うことになった。

死者は31000名。

役人から、王族貴族、兵隊まで多くのものが毒によって死んだ。

そして、弱体化したその国をほかの国がほうっておくはずもなく、隣国が3万の兵を国に差し向けた。

その三万の兵は、ポイポイの次の標的となり、毒殺された。

ここから先のことは、この世界の者ならだれもが知っている。

彼女の凶行を嘆き、当時の化神アレクサンダーが彼女を訪ねた。

彼女は、理解を示し、アレクサンダーともう人を殺さないと約束した。

しかし、ある平原で軍隊の指導を行っていたアレクサンダーをポイポイが急襲したのだ。

一万の軍は、半数を毒死により失い、半数が重傷を負わされた。

半数が死ななかったのは、アレクサンダーのおかげである。

彼は、兵を守りながらポイポイと戦った。

しかし、同期の化神の中で突出した実力を持っていたポイポイの前には、跪くしかなかった。

彼は、強力な毒によって殺された。

その毒の名を「毒神」と呼ぶ。

その後も凶行を続けた彼女に、ついに裁きが下るときが来た。

動き出したのだ、黒龍の化神ブラックが。

ブラックとポイポイは、ある谷で戦った。

ブラックは空を飛び、上空から火を噴いた。

ポイポイは谷に隠れながら、毒での攻撃を繰り返した。

結果は予想通りのものだった。

ポイポイの敗北。

だが、ブラックは油断していたのかもしれない。

 ブラックが人型に戻り、倒れ伏すポイポイに近寄って、話しかけようとした瞬間彼の口元に毒が放たれた。

毒は遅行性。

しかし、その毒が問題だった。

「毒神」アレクサンダーを殺した毒だ。

ポイポイは、ブラックと取引をした。

解毒剤とポイポイの命が互いに保障された。

ほんとは始めブラックはともに死ぬつもりだった。

しかし、彼の部下達が彼に駆け寄り、懇願したのだ。

そして、駆け寄った彼らにもポイポイは毒を放った。

最終的に取引されたのは、ブラックと部下たちの命対ポイポイの命だった。

これが40年前に起きた「第二次化神大戦」の結末である。
書きたいことすべてはかけなかった。ちなみに、第一次化神大戦はポイポイ対アレクサンダーです。それと、40年前で間違いありません。


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