化神と一ヶ月
マリアンヌはああ言ったが、此所にいては100%戦火に巻き込まれるだろう。
それどころか、戦争の前に魔女討伐を名目としてここを攻めて来るかもしれない。そうなれば非常にまずい、皆を守るどころか誰一人として生き残れないかもしれない。
ならば、どうするか?それにはまずこの世界の地理や国、住んでいる生物などを知らなくてはいけない。
より詳しく。
対策を立てるのはそれからだ。
そう決心した俺はさっそくそのことを三人に話した。
そして今俺は、エロ教師と体育教師、セクシー養護教諭のコスプレをしたクレアとファルティナ、マリア
ンヌに囲まれ色々な知識を授けられている。
何故そんなコスプレがあるのか?
そんな野暮なことは聞かないで欲しい。
答えられないので。
さて、これにより新たな知識を俺は得た。
結果《濃霧の谷底》に一旦避難する事になった。
ただし、移動は一か月後。なぜなら、俺の実力が足りないから。
今俺が住んでいる通称《魔女の森》はかなり強い魔物が出る。
それは目的地である《濃霧の谷底》も同様で、今の俺ではそこいらにいる魔物を相手取るのは厳しいらし
い。
今この森で無事に暮らせているのは、一重にクレアの結界のお陰だ。
結界の中には他の生物は入ってこれない。
まぁ、二度ほど結界は破壊されたが…。
とにかく!今俺がしなければいけないのは勉強と修業なのだ。
勉強は一般常識から高等教育まで幅広く行い、修業は死の一歩手前まで追い込むほど過酷にした。
それが悲しいかな一か月間の俺が経験したことだ。
俺のせいで予定を遅らせる事になったのでその間文句を言う訳にはいかない。
そんな俺の葛藤を察した三人の俺をリラックスさせる為の案の一つがあのコスプレだったというわけ。
かなり刺激的な一か月だったな。
二つの意味で。
ここで俺が学んだ知識と修業の内容の一部を紹介したいと思う。
まず、知識として五大国《マジカル王国》《ナイト帝国》《ビジネス合衆国》《カインド共和国》《神聖
教国》は押さえておきたい。
各国の特徴は名前から察してくれ。
因みにマリアンヌは神聖教国出身で、この森からだとそこが1番近い国だ。
次に押さえておきたいのは俺以外の3人の化神だ。そう俺以外に今三人いるのだ。
ナイト帝国に住むブラック、マジカル王国に住むポイポイ、神聖教国に住むアンティーク。
こいつらは百年毎に召喚される化神で、未だにしぶとく生きている奴等だ。
特にアンティークはいつ来たのかすらわからないほど昔から存在するらしい。
さて、知識の披露はここまでにして次は修行内容だ。
これまでとは一線を画した実践的なもので、とにかく戦った。
クレアと対魔法使いを想定し戦い(ただし近距離戦闘含む)、ファルティナと対剣士を想定して戦い(た
だし暗黒魔法含む)、マリアンヌには治癒をして貰った。
一月におよぶ修行を終える頃には15分戦えるようになった。
今日伝える事はこれくらいにしておく。なにせこれから出発するのだから。
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