警告
この作品には
〔残酷描写〕
が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
【まじこいS発売記念&ゴーカイジャーVSギャバン公開記念】絆のダブルダイナミック!
この小説は、まじこいSの発売とゴーカイジャーVSギャバンの公開に合わせてつい勢いで書いてしまった短編です(汗)
結構やっつけな上、まじこいからはクッキー第二形態しか登場しないため、そこもご注意を!
宇宙犯罪組織マクーは、地球への強襲作戦を開始した。
マクーの送り込んだダブルモンスター『サイダブラー』を筆頭に、マクーの戦闘員『クラッシャー』達が街を襲う!
「フハハハハハ! 地球の人間共よ、我らマクーの恐ろしさを思い知るがいい!」
逃げ惑う人々を眺めながら声高らかに叫ぶサイダブラー。
そこへ、空の彼方から『紫色の飛行物体』が向かって来ていた。
それに気付いたサイダブラーがそちらに目線を移すと、その飛行物体は人に近い形をしていた。
「なんだあれは……?」
サイダブラーがそう呟いた間に、それはすでにサイダブラー率いるマクーの戦闘部隊の前に降り立っていた。
全身紫色のボディ、脚の無い特徴的な下半身、そして左右の耳の位置にはほんの少し可愛らしさを出すアンテナ……そのような容姿のロボットだった。
「貴様、何者だ!? 名を名乗れ!!」
サイダブラーのその言葉に、紫色のロボットは威圧感の込もった声で返した。
「貴様等に名乗る名は無い!! ……と言いたいところだが、名乗らなければ今後の展開に関わるから名乗ってやろう!」
「なんだその気の抜けるような言い分は……」
サイダブラーが呆れかえると、そのロボットは正反対のテンションで名乗りを上げた。
「我が名はクッキー! マイスターからのお使いの途中で騒ぎを聞きつけて来てみればこの有様……貴様等のような非人道的な悪の集団、許しておけぬ! 私が成敗してやる!!」
そう叫んだクッキーの光る目が輝きを増す。悪に対する怒りと、敵に立ち向かう闘志に燃える戦士の眼光だ。
次にクッキーは、どこからか光り輝く刀身の剣を出し、サイダブラー達を指し示した。
「このレーザーブレードの錆びにしてくれよう……いくぞッ!!」
「フン、地球のロボットなどに……お前等、いけッ!」
向かって来るクッキーに対し、サイダブラーの号令で戦闘員のクラッシャー達が一斉に襲いかかる。
「フッ、ざっと数えて百人か。なめてもらっては困るな!」
襲い来るクラッシャー達を、クッキーは華麗な剣さばきで次々と斬り捨てていく。
「ギギッ!」
クラッシャーの一人が、クッキーの隙を見てナイフを振りかざすが、それに気付いたクッキーに顔面への肘打ちをくらって倒れた。
その後に別のクラッシャー二体がジャンプして上から奇襲を仕掛けるが、それも難なくレーザーブレードで二人まとめて斬り捨てられた。
その時……!
「ムッ!」
クッキーはいつの間にか全身をロープで縛られ動きを封じられていた。
複数のクラッシャー達がクッキーを取り囲み、それぞれがロープを投げかけて動きを封じにかかってきたのだ。
しかしクッキーは冷静に言い放つ。
「フッ……私を甘く見るな!」
次の瞬間、バリバリバリ! と音を立てて、眩い電光がクッキーの体から放たれ、電流がロープを通じてクラッシャー達を撃破した!
「ギギャーーーー!!」
高圧電流を流されたクラッシャー達は悲鳴を上げて倒れ、クッキーを縛っていたロープも放電によって焼き切られた。
「一気にいくぞ! クッキースラッシュ・タイフゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!!」
クッキーはレーザーブレードを構えたまま体をコマのように高速回転させ、紫色の竜巻となって荒れ狂った。
「ギギギーーーーーー!!!!」
紫色の竜巻と化したクッキーに、次々とクラッシャー達は倒されていき、残ったのはサイダブラーのみとなった。
「ヌウウ……どうやらお前を見くびっていたようだな。では、俺が直々に相手になってやろう!」
決意を固めたサイダブラーは、右手に盾を、左手に剣を構えクッキーの前に立った。
「名乗りが遅れたが、俺の名はサイダブラー。さあ勝負だ、クッキー!!」
「いくぞサイダブラー! このクッキー、全力をもって相手しよう!!」
互いに構え、真剣勝負に望む両者。
クッキーは相手が盾を持っているため、自分から飛び出さずに出方を伺い、対するサイダブラーも考えがあるのか、いきなり攻撃に出ずに慎重にクッキーの様子を見ていた。
「フフフ……」
サイダブラーが不気味に笑い、右手の盾をやや前に出しながら回すと、クッキーにはサイダブラーの姿が二重に……三重に……最終的には六重にまで重なって見え、クッキーの頭脳が混乱し始めた。
「……クッ!」
たまらずクッキーは空中へと飛ぶ。
「逃がすかッ!」
サイダブラーも、その重量級の体からは想像できないような跳躍力で空中のクッキーに迫り、左手に持つ剣で斬りかかってきた。
それをクッキーはレーザーブレードで受ける。
空中で剣を交わした二体は、着地後再び剣を交え、そこからまた距離をとった。
「サイダブラー……こやつは、手強い……!」
二度剣を交えたことで、クッキーはサイダブラーの戦闘能力が並み外れて高い事を感じ取っていた。
「だが、それに怖気づいてはいられん…………勝負ッ!!」
捨て身の覚悟を決め、クッキーは猛スピードでサイダブラーに向かっていった。
急に目前まで迫ったクッキーに 、サイダブラーも動揺し隙が生じる。
「今だッ! クッキー・ダイナミック!!!」
掛け声と共にクッキーの背後に夕陽が浮かび、そこからクッキーの必殺の一撃、『クッキーダイナミック』が繰り出された!
しかし──。
「フンッ!」
「何ッ……!?」
ガキッ! と音を立て、クッキーダイナミックはサイダブラーの盾によって防がれてしまった。
それによって今度はクッキーの方に隙が生じてしまう。
「今度は逃がさんぞッ!」
「グッ!?」
動揺したクッキーの胸に、サイダブラーの剣が突き刺さり、クッキーの固い装甲の体を貫通した。
次にサイダブラーは剣を引き抜くと、右手の盾でクッキーの破損した箇所を叩き、さらに頭突きをくらわしてクッキーの体を地面に叩きつけた。
そして、胸部を破損しすぐに起き上がれないクッキーの胸に、サイダブラーの重い足が乗せられた。
「ククク……ここまでだなクッキー」
「クッ……」
サイダブラーの剣が振り上げられ、もはや絶体絶命と思われたその時! 突如として白く輝く光の球が飛来し、サイダブラーの背中に激突した!
「グアッ! な、何ィ!?」
その間に光の球は中にクッキーを中に取り込んでサイダブラーから離れていた。
光が消えるとそこには、クッキーを抱えた姿の、銀色の装甲に身を包んだ者の姿があった。
「き、貴様は!」
その姿を見て怒りを露わにするサイダブラー。
銀色の戦士はクッキーを優しく地面に寝かせる状態に降ろすと、サイダブラーに向けて名乗りを上げた。
「宇宙刑事……ギャバン!」
そう、彼こそがたった一人で宇宙犯罪組織マクーと戦ってきた正義の戦士──宇宙刑事ギャバンである!
「ギャバン……」
「ん? 大丈夫なのか? そんな傷を負っては……」
起き上がったクッキーに、ギャバンは心配して声をかけるが、クッキーはそれを制して言った。
「私も戦士として、引き下がるわけにはいかないのでな……。私にも最後まで戦わせてほしい」
「……わかった。ところでお前、名前は?」
「私の名はクッキーだ。いくぞ、ギャバン!」
「ああ! クッキー!」
ギャバンとクッキーはサイダブラーに向き直り、共に構えた。
「フン、二人になったところで、所詮俺には勝てん! いくぞッ!」
サイダブラーが意気込みを見せたその時、突然辺りが暗くなり、サイダブラーは上空に現れたブラックホールのような時空の穴に吸い込まれていった。
「魔空空間か……サイバリアァァァァァァァン!」
ギャバンがそう叫ぶと、空の彼方から宇宙船が現れ、サイドカーのようなマシンを射出していった。
「トゥッ!」
そのマシンに飛び乗るギャバン。
そのまま魔空空間の入り口へと向かって行く。
「私も共に行こう。トァッ!」
クッキーもギャバンに続き、魔空空間へと入っていった。
魔空空間に入るとそこは、薄暗い空の下、延々と広がる砂漠地帯だった。
その中で、サイダブラーが待ち構えていた。
ギャバンとクッキーはその前に並んで降り立ち、サイダブラーとの戦闘体制に入った。
「気をつけろクッキー、奴らダブルモンスターはこの魔空空間では戦闘能力が通常の三倍になってしまうんだ」
「そうか……だが、そんな事を気にしていては勝ち目は無い。一気にいくぞ!」
クッキーはそう言ってレーザーブレードを構える。
その隣でギャバンも、両手を素早く左に合わせ、自身のレーザーブレードを出して右手に構えた。
さらにその刀身を左手でなぞり、レーザーブレードにバードニウムエネルギーを注入して光の刃へと変えた。
「いくぞ、サイダブラー!」
「正義の刃を受けてみよ!」
揃って光り輝く剣を掲げるギャバンとクッキー。
気合いを込め、サイダブラーに向かって行く。
「ククク……いいだろう、地獄へ叩き落としてやる!」
サイダブラーも、迎え討つ姿勢で構える。
これが、決着の時となるだろう。
「トリャアッ!」
「フンッ!」
二人のレーザーブレードが同時に振り下ろされる。
だが、サイダブラーにはいずれも盾によって弾かれ、さらに剣による反撃を受けてしまう。
ギャバンのコンバットスーツが、クッキーの装甲が、火花を散らして傷を負った。
「グッ! さすがに強いな……」
ギャバンが傷をつけられた箇所を押さえながら言うと、クッキーも頷き、
「ああ……だがここで負けるわけには……」
その瞬間、クッキーにある考えが浮かんだ。
「ギャバン、合わせるんだ……」
「何?」
「二人の力を……合わせるんだ!」
「!!」
クッキーの意図を理解したギャバンは、何も言わずレーザーブレードを持ち直し立ち上がった。
そしてギャバンとクッキーは並行に並び、レーザーブレードを構えてサイダブラーを見据える。
「フン、何度やっても同じ事だ。次で終わらせてやる!」
再び迎え討つ姿勢のサイダブラーに、ギャバンとクッキーは挑みかかり、今度は同時にではなくまずギャバンから先に仕掛けた。
「ギャバン・ダイナミック!!」
「甘いッ!」
ギャバンの必殺技『ギャバンダイナミック』が繰り出されたが、それも盾で防がれてしまった。
しかしそれで終わりではない。すぐにギャバンの後ろからクッキーが飛び、上からレーザーブレードを振り下ろした。
「クッキーダイナミック!!」
「クヌッ!」
それもサイダブラーは盾で防いだが、立て続けに技を受け一瞬の怯みが生じた。
「今だギャバン!」
「おう!」
そこにすかさず二人の必殺技が炸裂する!
「ギャバンッ!」
「クッキー!」
「「ダイナミック!!!」」
ギャバンとクッキーの、二つのレーザーブレードが重なり、強力な一つの光の剣となってサイダブラーに振り下ろされた!
サイダブラーは盾で防御しようとするが、それも二つのレーザーブレードが重なった一撃の前に破れ、盾ごとサイダブラーの体は斬り裂かれた。
「グォッ!? グゥゥゥ……ヌガァァァァァァァァァァァ!!」
サイダブラーが断末魔の叫びを上げると、その体が一瞬真っ二つに割れ、その後すぐに大爆発を起こして四散した!
サイダブラーが倒されると、魔空空間の空が晴れていき、ギャバンとクッキーは元の世界へと戻ってきていた。
「やったな、クッキー!」
「ああ。しかしこれもギャバンのおかげだ。私だけでは勝てなかっただろう……感謝する」
「いいってことだ。誰しも助け合いが大事だからな!」
青く晴れた空の下、二人の戦士は固い握手を交わし、そしてそれぞれの帰る場所へと戻っていった。
いつかまた共に会える事を信じて──。
これからも、邪悪な者達がこの美しい地球を狙ってくることだろう。
しかし、闇が世界を覆う時、光もまた輝く。
この世に悪がある限り、正義の系譜に終わりはないのだ!
どうも無山です。
なんというか……すみませんでした!!m(_ _)m
この小説は、海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバンの公開と、真剣で私に恋しなさい!Sの発売日が近く、その上自分がまじこいで好きなキャラクターであるクッキー第二形態がギャバンをモデルにした必殺技をだすとあって、どうも我慢できずに書いてしまいました^^;
本当はですね、まじこいの方からもっとキャラ出したかったんですよ。
でもそうなるとクッキーより強いキャラが多く、あまりクッキーが目立たなくなってしまうと思って出せませんでした…f^_^;)
それになんかオリジナル技とかもやってしまい、結構テキトーな仕上がりになってしまっていて申し訳ないです。
でも、書いていてとても楽しかったので、まあいいかな?と思っていたりもします^^;
それでは最後に一言……まじこいS発売&ゴーカイジャーVSギャバン公開おめでとうございます!!
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