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世話が焼ける……

永禄十三年(1570年)  九月中旬      伊勢国度会郡大湊村    朽木基綱




黄金の稲穂の実る秋、お百姓さんは収穫に(いそ)しんでいる。一年で一番楽しい時期だろう。一方俺は軍を率いて恫喝、乱暴狼藉、殺人、放火と犯罪のオンパレードだ。有難い事に今は戦国時代でこんな事は日常茶飯事、俺だけがやっているわけでは無い。ついでに言えば警察も居ないから捕まる事も無い。とは言えこんな事が楽しいわけでもない。俺の気分は新品の靴を下ろしたのに犬の糞を踏んでしまったかのように落ち込んでいる。


朽木軍は全軍で三万五千、その内二万を桑名郡に置いて長島の一向一揆への押さえとしている。指揮官は梅戸左衛門大夫、副将に千種三郎左衛門尉、戦目付に進藤山城守、目賀田次郎左衛門尉。まあこの四人なら間違いは無いだろう。そして俺は残りの兵、一万五千を率いて俺の言う事を聞かない阿呆共への御仕置に向かった。誰か俺に代わってやってくれないかな。


最初に絞めたのは松坂だ。俺の命を無視して長島と取引をしていた商人五人を捕え首を刎ねた。財産は没収、構えていた店は打ち壊し、家族は朽木領外への追放だ。その上で松坂の自治を取り上げ以後は朽木の直轄領として代官を置くと宣言した。松坂の自治を取り仕切っていた商人達が文句を言ったが二人ほど首を刎ねたら黙った。


乱暴だとは思わない。こいつらは全員長島と取引をしていたのだ。最初に首を刎ねた五人はもっとも大規模に長島と取引していたから見せしめとして殺しただけだ。なんなら全員首を刎ねても良い。その事を商人達に伝えると流石に震え上がっていたな。


罰として松坂には矢銭五千貫の支払いを命じた。文句は何処からも出なかった。刎ねた首七つは町の中央に俺の名前で罪状を記した上で晒させた。十日間は晒すように命じてある。松坂の支配者が誰か、住民達も良く分かっただろう。安心しろ、長島攻略後に自治は認めてやる。但し朽木の支配下での自治だ。


そして今、俺は大湊に居る。と言っても町の中ではない。少し離れた場所に陣を構えている。大湊の処理は既に終わっている。五人殺した、松坂と同じように財産は没収、構えていた店は打ち壊し、家族は朽木領外への追放、刎ねた首は晒した。大湊の自治を取り上げると宣言しても自治を取り仕切っていた会合衆は文句を言わなかった。矢銭五千貫の支払いを命じてもだ。


当然だよな、俺が来る前に大湊は九鬼によって海上封鎖されていたのだから。九鬼は大分手荒くやった。無理に封鎖を突破しようとした船は焼き討ちして船員は皆殺しだ。しかも湊から見えるようにやった。偉いぞ、九鬼孫次郎。御蔭でこっちは手間が省けた。後で誉めてやろう。馬鹿どもが九鬼は乱暴だ等と言わない様に。


大湊の会合衆には船の調達を改めて命じた。北畠からの文の提出も命じた。会合衆達は蒼白になっていたな。俺の狙いが長島の討伐だけではなく北畠にもあると理解したらしい。何も抗弁せずに大人しく文を提出してきた。これ以上北畠に味方する姿勢を見せるのは危険だと判断したのだろう。北畠権中納言は怒るだろうな、これまで大湊には便宜を図ってやったのにと。


大湊を屈服させた直後、山田と宇治が謝罪の使者を送ってきた。両方とも以後は朽木の命に従う事、矢銭五千貫を支払うとペコペコしながら言って来たが足りないと突っぱねた。馬鹿共が! 俺が望んでいるのはそんな事じゃ無いんだよ。自治の廃止と代官の受け入れが主目的だ。朽木の支配下での自治を確立するためには一度自治を廃止する必要が有る。それともっとも長島に協力した商人五名の追放を要求した。


使者がもごもご言い出したから大湊で刎ねた商人の首を見せてやった。直ぐに大人しくなった。五日以内に受け入れの回答が無い場合は焼き討ちすると伝えた。それから三日経ったが未だに返事が来ない、何をしているのやら。伊勢神宮に泣き付いているのなら無駄だぞ。既にそっちには手を回してある。伊勢神宮は俺を敵に回したくないそうだ。


「殿」

「うむ」

小姓が陣幕の中に入って来た。ようやく来たか。

「北畠右近大夫将監様がお見えです。御舎弟北畠次郎様、田丸中務大輔様、藤方刑部少輔様、鳥屋尾石見守殿が同道されております」

「そうか、右近大夫将監、次郎、中務大輔、刑部少輔の四人を通せ。石見守は別に会う」

山田、宇治かと思ったらそっちか。まあこれはこれで大事な仕事だ。陣幕の中で迎える事にした。迎えるのは俺の他に蒲生下野守、真田弾正、日置左門、田沢又兵衛、明智十兵衛、竹中半兵衛、沼田上野之助、朽木長門守、朽木左兵衛尉。小姓が床几を四つ用意した。


陣幕の外で騒ぎが起きた。騒ぎを起こしたのは鳥屋尾石見守だろう。多分監視役として権中納言から二人に付けられた。そして陣幕の中に自分も入ろうとして小姓に止められた。今頃は屈辱で震えているに違いない。ザマーミロ、俺はお前が嫌いなのだ。お前のおかげで俺は幼女趣味の変態さんと言われているらしいからな。


最初にデカい男と次郎が入って来た。二人とも平服だ。その後に二人、田丸中務大輔、藤方刑部少輔が続く。このデカい男が北畠右近大夫将監具房か。背も高いが横幅、厚みも有る。プロレスラーかと思う程の大きさだ。皆も驚いて見ている。この時代の日本人でこれだけの体格の男はいないだろう。人間よりもヒグマに近いな。だが肥満には見えん。


「北畠右近大夫将監にございます」

ゆったりとした落ち着いた声だった。

「うむ、朽木大膳大夫だ。良く来てくれた。次郎、元気そうだな」

「はっ」

「中務大輔、刑部少輔、御苦労だった。皆座ってくれ」

四人が床几に座った。その途端にギイーと音が鳴った。おいおい、皆が顔を見合わせている。

「右近大夫将監、大丈夫か?」

「さて、少々不安ですが」

またギイーと音が鳴った。駄目だ、危ない。


「右近大夫将監に円坐を」

俺が命じると小姓が直ぐに円坐を持って右近大夫将監に近寄った。右近大夫将監が立ち上がり床几をたたむ、代わりに円坐を受け取ってその上に座った。座ってもデカい、隣に居る次郎よりも頭が高い位置にある。可笑しくて笑ってしまった。


「大きいな」

「畏れ入りまする」

「力も強いのではないか」

「はっ」

おかしいな、右近大夫将監は肥満体だと聞いていたんだが。これは如何見ても巨漢の偉丈夫だぞ。


「では武芸もかなりの腕だろう」

「それが……」

右近大夫将監の表情が曇った。

「駄目か」

「機敏に動けぬ性質(たち)でして」

「なるほど」


運動神経が鈍いのか。父親に嫌われたわけはそれだな。この巨体にパワーが有れば天下無双と誰もが思うだろう。北畠権中納言もその一人だった。だが残念な事に右近大夫将監には運動神経がまるでないのだろう。つまり巨体とパワーは宝の持ち腐れと言って良い。父親の権中納言はその辺りが我慢出来ずに疎んじたというわけだ。馬に乗れないと言う評判も本当に乗れないのかもしれないが馬を潰してしまうから乗らないのかもしれない。しかしこれまでの応対からすれば馬鹿ではない、聡明そうに見える。武芸が駄目だからと言って疎んじる事もなかろうに。


「此度、次郎を御取立て下されました事、真に有り難く心より御礼申し上げまする」

右近大夫将監が頭を下げると次郎も頭を下げた。後の二人も頭を下げた。

「いや、礼には及ばぬ。北畠と長野の間に挟まった棘を抜くのも大事な仕事なのでな。次郎が素直に話を受けてくれた事に感謝している」

「御心遣い、有難うございまする」


「如何かな、権中納言殿を始め北畠一族は好意的に受け取ってくれたかな、少々心配していたのだが」

「……」

四人の表情が微かに曇った。重蔵からも報告は受けていたがやはり面白く思ってはいないようだ。もしかすると、いや間違いなく次郎にはきつく当たっているだろう。

「権中納言殿にも困ったものよ。兵糧の不足で戦う事無く敗れたからな。負けたという事が実感出来ぬと見える」

四人は沈痛な表情をしている。


「権中納言殿が負けたという事を認めてくれれば皆も落ち着くのだが」

分家が不満を持つのも権中納言に影響されている部分が有る。分家だけで事を起こしても失敗する。本家が動く、それならば復権は可能、そう思ったから分家もざわめくのだ。

「申し訳ありませぬ」

右近大夫将監と次郎が頭を下げると田丸中務大輔、藤方刑部少輔も頭を下げた。

「いや、お主達のせいではない。だが困った事に放置出来ぬ問題が生じた」

四人の表情が強張った。想像が付いたようだ。


「権中納言殿が大湊の商人達に出した文が有る。それを今回提出させた。文の中には長島に力を貸せ、朽木からの協力要請は無視せよと書いて有るものが何通か有った。それと三河一向一揆への援助の要請、他にも分家に武具、兵糧を用意して欲しいというものも有る」

「明らかに朽木に対する敵対行動ですな」

長門の叔父御の言葉に益々四人の顔が強張った。田丸と藤方は不問で良い、ここで追い詰めるのは右近大夫将監と次郎だ。


「右近大夫将監、次郎、お主達知っていたな。権中納言殿に同心するつもりか?」

「とんでもございませぬ」

「そのような事は」

二人が首を振って否定した。まあそうだろうな、権中納言はこの二人を無視している。この二人は権中納言の行動を苦々しく思いつつも止める事が出来ずにいるのだろう。次郎が越前行きを受け入れたのも父親から逃げ出す意図が有ったのだろう。巻き添えを食って堪るか、そんなところかもしれん。


「右近大夫将監、良いのか? このままでは殺されるぞ」

「お待ちください、兄は無関係にございます。父を止めたのです、なれど……」

「……」

次郎が庇ったが右近大夫将監は無言だ。

「分かっている、お主達が関与していないという事はな。だが例え謀反に関与していなくてもこのままなら右近大夫将監は権中納言に殺されるぞ。鶴松丸に跡目を継がせるためにな」

二人とも驚いた様子を見せない。気付いているのだ。下野守、叔父御達、皆が訝しげな表情をしている。


「如何いうつもりだ、右近大夫将監。お主、何を考えている」

「……」

「右近大夫将監!」

「……某は出来そこない、それも已むを得ぬかと」

「兄上!」

右近大夫将監はノロノロ、次郎は悲鳴、どうなっている? 出来そこない? 此処は普通俺に助けを求める所だろう。そして俺が右近大夫将監の後ろ盾になる。次郎がいきなり床几を後ろに蹴飛ばす様に前に転がり出た。


「畏れながら、某越前に移りし後は殿の御許しを得て兄を引き取るつもりでございました!」

「……右近大夫将監を救うためか?」

次郎が勢いよく頷く。

「長野より戻りし後、皆から役立たずと蔑まれ罵られ申した。唯一兄だけが某を暖かく迎えてくれたのでございます。それが無ければ口惜しさの余り腹を切っていたやもしれませぬ。今度は某が兄を助ける番でございます」


「次郎、そなたのためではない、儂のために行った事じゃ。そなたに腹を切られては儂も切らねばならんからのう。儂は腹を切りたくない、あれは痛そうじゃ」

「兄上!」

次郎がボロボロ涙を流した。右近大夫将監が次郎の傍に寄って肩に手をかける、すると次郎が声を上げて泣き出した。困った、想定とまるで違う。周りを見渡しても皆困った様な表情をしている。助けになりそうにない。


「右近大夫将監、お主やりたい事は無いのか?」

「……有りまする」

「何だ?」

少し戸惑いを見せた。恥ずかしがっているのか?

「某、怪異な話に興味が有りまする。諸国を回り話を聞いて回りたいと思いまする」

右近大夫将監が次郎の背をさすりながら答えた。怪異? 皆ポカンとしている。俺もよく分からん。

「怪異というのは妖怪(あやかし)の事か?」

「はい」

民俗学をやりたいって事で良いのかな。それともただの妖怪好きか?


「何故やらぬ? 自分で出来ずとも家臣に調べさせても良かろう」

右近大夫将監が寂しそうな笑みを見せた。

「そのような事は北畠の当主に相応しくないと。そして北畠の当主なれば武勇に優れなければならぬと言われました」

武勇に優れるって元は公家だろうが。

「戦は嫌いか?」

「はい」

「それで何も出来ずに役立たずと言われてきたか」

「はい」

困ったものだ、放ってはおけん。


「この両名には不審な点がある。長門の叔父上、両名の身柄を拘束し清水山へ送るよう手配してくれ、丁重にな。清水山に戻り次第、俺自ら取り調べる事としよう」

二人がキョトンとしているのが可笑しかったが笑うわけにもいかない。

「畏れながらいささか乱暴では有りませぬか」

「某もそう思いまする。権中納言様が如何思われるか」

田丸中務大輔、藤方刑部少輔が俺を抑えようとした。


「権中納言にそう言え、自分達は止めたが大膳大夫は頑固に言い張ってどうにもならなかったと」

「……」

「詮議の上、右近大夫将監には隠居を命じる。権中納言も文句は言うまい、自慢の息子を当主に出来るのだからな。右近大夫将監は隠居の後、俺に仕えさせる。右近大夫将監の好きな事をさせてやる。伊勢、近江、若狭、越前、加賀、能登。好きなだけ調べれば良い、面白い話が有れば俺にも教えろ。連れて行け」

叔父御が小姓達を使って二人を幕から出すまで渋面を維持するのが容易ではなかった。二人が去ると自然と苦笑いが出た。俺だけじゃない、皆が苦笑している。


「世話の焼ける事よ」

右近大夫将監に妖怪話を調べさせていずれ本にする。朝廷に献上すれば喜ばれるだろうし後世にも残る立派な民俗学の書物の完成だ。うん、ついでに地方の巡察もさせよう。何処が役立たずだ、いくらでも使い道は有るじゃないか。

「殿はお優しゅうございますな」

「皮肉か、左門」

左門が首を横に振った。

「そうでは有りませぬ、本心でござる」

「本願寺の坊主共に聞かせてやりたいわ。腹を抱えて笑い出すか、頭から湯気を出して怒り出すだろう」

皆が笑い出した。


黒ゲジゲジ日置左門、今浜で苦労したのか以前ほど一本気なところが無い。その分だけ親父の白ゲジゲジ五郎衛門に似てきた。人間に幅が出来たのは良いんだが妙なところで俺を冷やかすところまで似てきた。子供というのは親の悪いところを似るらしい、困ったものだ。


「哀れだと思ったのだ。北畠ではなく朽木に生まれていればな、俺が好きな事をやらせてやったのにと。そう思うと見殺しにも出来ん。見殺しにしてそれを理由に北畠を抑え付けた方が楽なのだが……。俺も甘いわ、嫌になる」

「……」

「名家に生まれるのも容易ではないな。俺は朽木の家に生まれて良かった。自由にやりたい事が出来た」

左門と又兵衛、譜代の二人がウンウンと頷いている。失礼な奴らだとは思うがこの二人から見れば昔の俺は相当な変わり者だったのだろう。右近大夫将監などよりもずっと。良く付いて来たものだ、大事にしてやらないと。


「鳥屋尾石見守を呼べ、それと円座を片付けろ」

石見守が幕内に入って来た。顔に険が有る、疎外されて怒っているらしい。監視の役目が果たせぬと思っているのだろう。床几に坐ると睨むような視線を俺に送ってきた。鬱陶しい奴だ。

「鳥屋尾石見守にございまする。畏れながら……」

「石見守、北畠右近大夫将監、北畠次郎には聊か不審有り。清水山にて取り調べを行う事にした」

「は? あの、それは」

「話は終わった、俺は気分が優れぬ。下がれ」

そっぽを向くようにして下野守を見た。下野守が目元に笑みを浮かべた。


「石見守殿、大膳大夫様は御気分が優れぬと仰せだ。下がられよ」

「……しかし」

「北畠家のためにならぬ、下がられよ」

「はっ」

ごそごそと音がして石見守が立ち去るのが分かった。屈辱だろうな、だが俺も不本意だ。義昭の馬鹿が口を出した所為で北畠問題をズルズルと引き摺らざるを得ない。だがもう直ぐ片が付く。右近大夫将監と次郎がこちらの手に入った以上遠慮はしない。例え十歳でも北畠の当主になったからには責任は取らせる。俺も悪名を負う。五分と五分だ、そう思う事にしよう。


翌日、山田と宇治から使者が来た。こちらの要求を全て受け入れるとの回答だった。そして志摩の海賊攻めにかかろうかとした時に志摩の海賊衆が降伏してきた。九鬼と相談し九鬼から奪った所領を還す事、以後は九鬼の指示の下で動く事、その証として九鬼に人質を出す事を降伏受入れの条件として突き付けた。すんなり受け入れたのでちょっと驚いたが朽木と敵対すれば織田は雇ってくれない。今川、北条では将来性が無い。三好では安宅水軍の配下で擂り潰されかねないと考えた様だ。それに今の領地を失いたくないという気持ちも有る。後は九鬼があの連中を何処まで掌握出来るかだ、その事は本人も分かっている。戦国時代は厳しいな。


軍を北に向け桑名郡に向かうと桑名が使者を送って来た。これまで俺の命令を無視した事を詫び以後は自治を廃止し朽木の支配を受け入れる事、矢銭五千貫を支払う事を伝えてきた。ただ長島と関与した商人の処罰は許して欲しいと言ってきた。距離的に長島に近い桑名は長島と繋がりが深く特定が難しいらしい。


問題無い、俺は桑名の願いを受け入れた。桑名が自主的に自治を捨て朽木の支配下に入る、それが大事なんだ。桑名は元々禁裏御料だった所為で今でも朝廷と繋がりが有る。余り無茶をするのは得策じゃない。だから桑名を最後にした、桑名が俺に屈服し易い様にした。狙い通りだ。


朝廷が桑名を還せと言って来るだろうが長島攻略までは待ってもらおう。その後は桑名は禁裏御料で良い。朽木が代官として支配し税の半分ぐらいを朝廷に渡す。それで納得する筈だ。




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この話本当すき。 北畠兄弟の間柄と主人公の甘さと優しさが絶妙な滲み出ているのが良き。
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