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天下の重み




天正三年(1579年)   十月上旬      近江国蒲生郡八幡町 八幡城  朽木基綱




「小兵衛、織田は変わらぬか?」

「特に動きは有りませぬ」

「困ったものだな」

「はっ」

闇の中、顔を見ずに声だけで会話をする。それでもうんざりというか呆れているというか、そんな感情が小兵衛の声に有るのが分かった。おそらく小兵衛も俺の声に同じものを感じただろう。


織田の跡目はまだ決まらない。はっきり言って異常事態だ。信長が死んで一月以上、四十九日も過ぎたというのに未だ決まらない。天下の誰もが思っている筈だ、織田の跡継ぎ候補の二人、三介信意、三七郎信孝。どちらも馬鹿で家臣達も選びようがないらしいと。まあその通りなのだが本人達はそう思っていない、笑えるよな。


家臣達も信長の後継者を選ばなくてはならないと分かっているのだが三介信意、三七郎信孝のどちらを選んでも酷い事になりそうで積極的に推せずにいるらしい。どちらも欠点ばかりで美点が無いに等しい。例えば重臣の誰かが三介信意を推しても溢れるように欠点を上げる反対意見が他の重臣から出る。もっとも反対意見を出した重臣も三七郎信孝を推すわけではない。こちらも欠点の多さでは三介に劣らないのだ。


内乱にならないのは重臣達が馬鹿を担いで戦を起こすなんて御免だとおもっているからだろう。つまり三介信意、三七郎信孝の二人は命を懸ける程の男ではないと思われているのだ。どちらが家督を継いでも求心力が異様に低い当主となるだろう。ゲームで言えば魅力とか統率が低い当主だ。謀反、離反が続出だろうな。或いは下剋上か。


史実では信忠の嫡男である三法師という隠し玉が有った。それに天下が懸かっていたし勝家と秀吉の反目も有った。何よりも秀吉には信長の仇を討ったというアドバンテージが有った。そういう諸々の要素が有って三法師に決まったがこの世界ではただ混乱するだけだ。撤退で活躍した柴田、佐久間もそれほどの発言権は無いようだ。だから決まらない。結局四十九日の法要も鷺山殿が施主になった。アホ息子共は自分が施主になると騒いでもう少しで刃傷沙汰になる所だったらしい。余りの酷さに家臣達が鷺山殿に頼んで施主になって貰ったようだ。


遣らせれば良かったんだ。どちらか一方が死ねば嫌でも当主は決まるし、両方死ねば別な選択肢が発生する。今よりはましな状況になっただろう。可哀想なのは鷺山殿だ。噂じゃ鷺山殿は“なんで私が……”と言って溜息を吐いたとか。気持ちは分かる、鷺山殿は子供が居ない。養子にした勘九郎信忠も死んだから身寄りが居ないのだ。俗世から離れ経でも読んで夫と養子を弔いたいと思っているだろうにアホ息子の所為で俗世が彼女を離そうとしない。織田家では鷺山殿の存在感が増しつつある。華姫の事を頼んでから時折文の遣り取りをしているが中々聡明そうな女性だ。


「百カ日の法要までに決まりそうか?」

「……」

返事が無い。判断が付かないのか、難しいと感じているのか。どちらにしても状況は明るくないという事だろう。

「決まるのなら俺や上杉に使者を出さぬか」

「はっ」

小兵衛が同意した。


三介と三七郎の二人が俺に自分を織田家の当主と認めてくれと使者を送って来たのには吃驚した。一緒に送って来たというのなら未だ分かる。二人で話し合って血を流さないために俺に頼んだという事に成るからだ。最低限の理性は有るのだと俺も思うだろう。だが別々に送って来た。何考えてるんだ? 織田家が家督争いで分裂している事だけじゃない、織田家の家督争いに朽木家が介入する機会を、権利を与えるようなものだろう。その気になれば織田家を滅茶苦茶に出来るのだ。その辺りがまるで分っていない。


多分俺が喜平次景勝を援けた事で信用出来ると思ったのだろう。馬鹿な奴らだ、戦国乱世の世の中で見ず知らずの男を信用などして如何する。あの時は中国攻めが本格化する前の事だった。中国攻めを行う以上北での混乱は避けたいという現実が有ったから援けたのだ。もし上杉が混乱し北陸が揺らげばそれを収めるために兵を北陸に出さなければならなかった。そうなっていたら今頃は未だ中国攻めの最中だった可能性も有る。その状況で信長の死が引き起こす織田家の混乱は最悪だっただろう。


だが中国攻めが終わった事で朽木には余力が有るのだ。九州攻めの前に東海で事を起こしても全然差し支えない。安芸の一向門徒がそれに付け込んで事を起こしても根切りにするだけの事だ。九州攻めの足枷を一気に取り除く事が出来るだろう。その辺りが全く分かっていない。それにあの馬鹿共、上杉にも使者を出した。そして思った通り、華姫を妻に迎えたいと言ったようだ。断ったようだが上杉も驚いただろうな。呆れただろう。全く以って頼りにならない。乱世で生き残れる男達じゃない。


矢張り潰すしかないのかもしれん。だがどうやって潰す? 今の俺の立場では周囲の評判も気にしなければならん。露骨にやっては拙い……。

「京での噂は如何か?」

「三介様、三七郎様、共に頼りにならぬと。我らが噂を流すまでも無く広まっておりまする」

小兵衛の声には笑いが有った。要するに内情を知らなくても酷く見えるらしい。


「北条、徳川の動きは?」

「北条は秋の取り入れも終わり伊豆に兵を出すようにございます」

「なるほどな、先ずは伊豆か」

「駿河に兵を出しては徳川も動かざるを得ませぬ」

「なるほど、それもそうだな」

それに早雲は伊豆から身を起こした。北条にとっては小田原が本拠では有るが伊豆は故郷だ。それを思えば是非とも回復したいだろう。


「しかし上手く行くかな? 上杉が関東に兵を出すが」

「中途半端な形で終わるのでは有りますまいか」

「そうだな、だが北条が織田領に侵攻したという事実は残る。それが跡目争いにどう影響するか……。徳川は如何だ?」

「今のところ目立った動きはございませぬ」

「なるほど、慎重だな」


家康は三介と三七郎が戦を起こすのを待っているのだろう。戦が起きれば自分が兵を起こしても簡単には対応出来ない。決着が付く前に領地を拡大する。それを狙っているのだろうな。小兵衛の報告では家康の妻になったお市が頻りに三介、三七郎に文を送っているらしい。当然だが早く跡目を決めろという内容だ。家康はお市を使って家督争いを煽っている。あくまで自分はお市の陰に隠れて……、慎重で強かな男だ。


「御屋形様」

「何だ、小兵衛」

「美濃で安藤、稲葉、氏家の三人に不穏な動きがございます。或いは織田からの自立を考えているのやもしれませぬ」

「……そうか」

驚きは無かった。美濃三人衆と呼ばれる彼らは元々自立の意志が強い。信長が死に三介、三七郎が頼りにならないと見れば当然だが自立の動きを見せるだろう。あの三人が動くという事は不破も動くかもしれん。念のため近江と美濃の国境には警告を出しておこう。


「小兵衛」

「はっ」

「織田家の木下藤吉郎に繋ぎを付けてくれ、密かにな」

「三人衆の件ですな?」

「そうだ、俺が案じているとな」

「はっ」

「木下には川並衆が付いている。既に知っているかもしれぬ。その辺りも探りを入れてくれ。それと徳川の件、如何見ているかもな」

「はっ」


例え知っていたとしても秀吉は感謝してくれるだろう。上昇志向の強い男だ。織田が駄目だと見切りを付ければこちらに靡く可能性は有る。それに朽木は新参者に寛容だ。秀吉に取っては魅力的に見える筈。織田領の東と西で事が起こりつつある。さて三介と三七郎は如何動く、織田はどうなるか……。




天正三年(1579年)   十月中旬      山城国葛野郡  近衛前久邸  

朽木基綱




「京は慶事が続くの。問題は織田かの、未だ混乱は収まらぬか」

「はっ」

「困ったものよのう」

「真に」

俺が答えると関白近衛前久がチラっとこちらを見た。


「亜相、真に困っておるのかな?」

「困っておりますが?」

殿下がニヤリと笑った。意外と悪人顔だな。

「そうかのう、東海から関東に力を伸ばす機会と考えておるのではないかな?」

「余り露骨には出来ませぬ」

「おーっほほほほ」

やばい、殿下が超絶御機嫌モードに突入した。


まあさっきからずっと御機嫌だったんだから仕方ないか。竹田宮の婚儀の件、そして帝の譲位の件で話していた。特に問題無し、仙洞御所の出来具合から見て来年の七月頃には譲位が可能だろうと報告した。殿下から帝に報告が行く筈だ。但しこれは内々にだ。暮れの時点で再度報告する。これが正式な報告になる。そして年明けに発表される。目出度い正月に慶事が発表される事になる。正月に花を添える事になるだろう。


「今のままでは天下を獲ったと言っても西半分じゃからのう。東海から関東、奥州に迄手を伸ばしてこそ真の天下人、そう思うているのではないかな?」

「……」

確かにそういう想いは有る、否定はしない。でもね、そんな風に覗き込まれても困るんだよな。答え辛いじゃないか。昨日までの味方をいきなり切るのはちょっと気が引ける、ちょっとだぞ。


「京にも聞こえておるぞ。織田の倅ども、如何にもならぬと。流石の近江亜相も匙を投げたとな」

「……」

「上杉の時は随分と力を貸したの。弾正少弼は無愛想な男ではあるが悪くは無い。それなりに上杉家を纏めていると聞く。麿も力を貸した甲斐が有ったというものよ。謙信からも麿に感謝の文が届いておるがそなたにも大分感謝しておるぞ」

上杉は史実と違い後継者が一人だった。だから援助出来た。だが織田は二人、おまけに二人とも阿呆だ。これでは如何にもならん。殿下の言うとおりだ、匙を投げたくなる。いや、投げているか。


「出兵するそうじゃの」

「そのようでございますな、月が変われば出兵でございましょう」

北条が伊豆に侵攻した。上杉が関東に出兵した。三介信意と三七郎信孝は慌てて出兵を決めた。しかしね、総大将が二人って如何いう事だ? 織田は三介勢と三七郎勢の二軍を派遣するらしい。指揮系統の一本化も出来ないとか馬鹿じゃないのと思った。何より危険だろう。織田の重臣達もその事を言ったようだが馬鹿二人は全く耳を貸さない。


父親の百カ日の法要も放り出して出兵する。どのみち施主は鷺山殿だ。自分が施主では無い法要など出ても仕方が無いと考えている様だ。軍事面で功績を上げた方が跡目を継げると思い込んでいるのだろう。或いは景勝に直接会って言質を取ろうとでも言うつもりなのか。景勝も迷惑だろう。本人達は織田領を侵す北条を叩く事こそが父に対する何よりの法要と言っている様だが下心が見え見えで周囲は白けているらしい。俺も白けたわ。


「如何なるかのう」

「……」

「亜相、如何かな?」

「……危のうございまするな、徳川に些か不審な動きがございまする」

「徳川に? しかし徳川は織田と……」

殿下が俺の顔を見て黙り込んだ。


縁を結んでいる、信長の妹が嫁いでいる。そう言いたかったのだろう。だがな、戦国乱世だ、縁などという物は当てにならん。殿下の妹は丹波の赤井に嫁いだが赤井は殿下を裏切って滅んだ。誰よりも殿下自身が身を以って味わっているのだ。沈黙したのはそれに思い至ったからだろう。


「そういう事なのか?」

「はい」

「織田は気付いておらぬのだな?」

「危ぶんでいる者もおりましょう。ですが三介、三七郎、あの二人は気付いておりますまい」

「では危ういのう」

殿下が大きく息を吐いた。


八門が秀吉に接触した。秀吉は徳川の離反に気付いている。おそらくは蜂須賀小六を始めとする川並衆からの情報だろう。だが徳川にはお市が居る。その所為なのだろうが織田家中には徳川への遠慮が有るようだ。信長が家康を邪険に扱ったという事への後ろめたさも有るのかもしれない。秀吉は丹羽長秀に徳川の動きが怪しい、要心が必要だと報告したようだが織田の重臣達は長秀も含めて疑ってはいても確証は無いために動けずにいるらしい。


おまけに馬鹿二人はまるで疑っていない。お市からの書状は織田家の家督が決まらないと徳川も動けないという物らしい。つまり家康が困っているという内容だ。馬鹿二人は叔母を援けるためにも自分が家督を継ぐと張り切っている。処置無しだな。問題はお市が家康の離反を知っているかだが徳川の動きをみると知らないとも思えない。操られているのか、それとも積極的に協力しているのか……。


「美濃で自立の動きが有ります」

「……」

「東での戦の結果次第では動きが早まりましょう」

「織田の崩壊か、……始まりかの。亜相が動くのはその後か?」

「分かりませぬ、……そういう事になるやもしれませぬ」

俺の答えに殿下が頷いた。正直東の戦がどうなるか分からない。美濃三人衆の自立はその結果次第になる筈だ。そうなった時、三河、遠江、駿河がどうなるか……。


「迷うているのかな、亜相」

「……」

殿下がじっと俺を見ている。

「そなたは情に脆い、だが迷うてはなるまい」

「迷うなと言われまするか?」

殿下が頷いた。俺って情に脆いかな?


「天下を獲るのであろう?」

「……」

「織田はこれまで味方であった。だが今は違う。混乱の元凶でしかない。天下を獲ろうとするのであれば迷う事も退く事も許されぬと麿は思うが?」

「……迷わず織田を喰えと」

「そういう事になるの。それとも天下を諦めるか?」

殿下がまたじっと俺を見ている。

「諦めればこの日ノ本の東半分は乱れたままであろう。何時かはその混乱が西にも及ぶ時が来る。例えば、そなたの死後。それで良いのかな、亜相」

俺の死後か、有り得る話だ。弥五郎、松千代、亀千代達が戦場で命を賭ける事に成る。


「良くは有りませぬ」

答えると殿下が頷いた。

「ならば躊躇うてはなるまい。そなたに必要なのは不退転の覚悟であろう、違うかな?」

「違いませぬ、……織田を喰いまする」

殿下が満足そうに頷いた。参ったね、また殿下に背中を押されたよ。不退転の覚悟か。退く事も転ぶ事も許されない、善悪を越えて前に進むだけの道。覇道だな、修羅道でも有る。


「となると当分西は放置か」

「そういう事になりましょう。その間に毛利より得た領地を固めようかと考えております」

「そうじゃの」

大体五年から十年で東海、関東を片付けよう。九州はその後だ。


「朽木、上杉、織田、三好。四家で天下が纏まると思ったのだが……。なかなか簡単には行かぬの、思ったよりも天下は重いわ」

「真に」

天下は重い、その通りだ。だが誰かがその重荷を背負わなければならないのも事実だ。辛い事だがやらねばならん。


「一つ、お教え頂けましょうか?」

「何かな?」

「殿下は某が迷っている時に常に背を押されます。有難いと思いますが些か不思議でも有ります。何故でしょうか?」

殿下が微かに笑みを浮かべた。苦笑かな?

「そなたに賭けておるからよ」

「……」

賭けている? 俺に? まあ今更俺以外の者とは組めないか。


「麿はこれでも人を見る目は有るつもりだ。これはと思う人物が二人いた。一人は上杉謙信、もう一人は三好修理大夫。織田弾正忠とは会えなかった、残念な事よ」

「……」

「謙信はあくまで武将、軍神であったな。戦場で輝きを発する(おとこ)であった。平和になれば身を持て余すやもしれぬ。天下を平定出来るやもしれぬがその後は如何するのか? そう思わせる所があった」

分かる様な気がする。あれは間違いなく戦国の申し子だろう。太平の世では使い道は無い。


「三好修理大夫は欠点の無い漢であった。武将としての力量だけではなく文人としての教養も優れていた。文武両道とはあの漢のために有った様な言葉よ。だが完璧過ぎて詰まらぬとも思った。読めてしまうのよ、如何動くか、何を考えているのかがな。あれでは天下は獲れぬと思ったわ、完璧であるが故に限界を感じた」

なるほど、良い子過ぎるという事かな。頷いていると殿下が俺をじっと見た。


「そなたは違うな、読めぬ。武将としての力量は認める。だがそなたは武家かな? 義輝を京に戻したのはそなたの持つ兵では無く銭であった。武家にしては妙な事を考えると思うたものよ。文事には馴染まぬのに公家を保護しようとする。公家の血が入っている所為かとも思ったがそうでもなさそうじゃ。朝廷を尊崇しているが利用する事も忘れぬ。とは言っても邪なものを感じる事は無い。そなた、何者じゃ?」

「……」

真顔で訊かれてもな、何者だろう。戸惑っていると殿下が声を上げて笑い出した。


「答えられぬか、それで良いわ。そなたは武家でもなければ公家でもない、だが天下人とはそういうものではないかと麿は思うようになった。天下人は天下に一人なのじゃ、誰かに似ているという者では有るまい」

そうかもしれない。でもこじつけのような気もするな。要するに俺は不思議ちゃんという事だろう。変わっているから、特異だから天下人かもしれないというわけだ。


織田を喰う、となればあの二人の馬鹿さ加減を今以上に世間に広める必要が有る。幸い材料には事欠かない、八門だけじゃない、伊賀も使って広めよう。先ずは美濃だ、美濃を独立させてから喰う事にしようか。





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― 新着の感想 ―
[一言] 思いついてしまった。 家康と市の子に織田の跡目を継がせ、織田と徳川を一つにすることを。
[気になる点] 近衛前久が『匙を投げた』と言ってるが、この慣用句ができたのは1800年頃のはず。前久も転生者か?
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