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異世界で双子の娘の父親になった16歳DT-女神に魔法使いにされそうですー 作者:バイブルさん

3章 DT,先生じゃなく、寮父になる

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89話 アリアとレイアの姉妹喧嘩?らしいです

 うーん、ちょっとお報せ。
 バイブルはちょっと、ハーレム物を書いてみようと思います。正直、ハーレム物ってあんまり読んだ事がないので、只でさえ無知なバイブルなのでトンチンカンなモノを出してくる恐れがあります。
 内職するように5話ぐらい書いたら、放流してみますので、その反応次第で少し書き続けるかもしれないし、小説自体を削除をしようと思いますので、告知を前書きと活動記録で放流をお報せしますので少々、お待ちください。
 雄一に預けられた、ちっちゃい3人はサリナの替わりに店番をしているミチルダに相手にして貰っていた。

 奥からは槌で叩く音がする。おそらく、鍛冶修行もしくば、依頼されている仕事を進めているのであろう。

 ハタキでミュウと遊んでいるミチルダにアリアが声をかけた。

「ねぇ、教えて欲しい。ユウさんは何を隠してるの?」
「あら、やっぱりユウイチは何も言ってないのね?」

 ミチルダは、「どうしましょうね?」と言いつつ、雄一が出てから既に数時間は経過しているから、話したところで問題はないと思った。だが、興味がないような素振りをしているが、明らかに興味ありげにこちらを横目で見てるレイアを見て、お節介を焼く事にした。

「聞いたところで、追いかける事もできないし、無駄に心配するだけよ?」

 注意散漫になったところでハタキをミュウに取られて苦笑を浮かべながら答える。

「それでも聞きたい。ユウさんはきっと帰ってきても話してくれない」
「確かに、教えてくれなさそうよね」

 ミチルダはそう答えると、気のない振りをしているレイアに近づき、しゃがんで笑いかける。

「知りたい? レイアちゃん」
「べっつにぃ~どうせアイツは特別の力を持ってるから何でもない顔して帰ってくるだろうし」

 ミチルダは、あらあら、と言いそうな顔をして手で口元を隠す。

「レイアちゃんが言ってるのは、神のギフトの事を言ってるのかしら?」

 それを知っていた事が意外だという顔をするミチルダより、ミチルダが知っていた事をレイアがもっとびっくりする。
 そのびっくりするレイアにミチルダは、眉を寄せて、話しかける。

「レイアちゃん、それは軽々しく人に話していい事じゃないのよ?」

 どこかでペラペラ話してると聞いたら、ミチルダ、プンプンを発動すると脅す。面白がったミュウも真似をするが今、話している内容をさっぱり理解していない。
 アリアは驚きもせず、ジッとミチルダが話し出すのを小さい子にも関わらず耐えている事にも眉を寄せる。

「この双子ちゃんは、お互いに大事なところが欠けた存在ね。その辺はユウイチが頑張るでしょう」

 呆れるように鏡合わせをするような双子に溜息を零す。

「さて、どこから話しましょうかしら。まずは、ユウイチが神のギフトを持っていようがいまいが、今回の事にはなんら有利にはならないわ」

 双子は目を見張るが、籠ってる想いがまったく違うところにも呆れるが、気にし出したらキリがないと気にしないように意識する。

「ユウイチがやろうとしている事は、心の強さがモノを言う世界での戦いなの」
「じゃ、アイツ、もう帰ってこないんだ」

 そんなセリフを吐くレイアをアリアが睨む。
 ミチルダはレイアの瞳を悲しげに見つめながら言い含めるように話し出す。

「レイア、貴方がユウイチをどのように評価してるかは、今のセリフで良く分かったわ。でも、はっきり言うわ、貴方は何も見えてない。4歳にしては賢しいわ、でもそれはハリボテ、それぽく見せてるだけで、貴方はどんな嫌な大人の真似をしてるの?」

 レイアはミチルダの言葉に表情を凍りつかせる。

「ユウイチが持つ巴、いえ、私が、子供達と呼ぶ子達は、決して戦う力が強い者に靡いたりしない。心の強さ、魂の輝きに引き寄せられて自分の主人を決めるの。あの気性の荒い巴が仮の主人に選び、自分の世界に受け入れるユウイチが心が弱いなんて有り得ないわ」
「自分の世界?」

 レイアを睨んでいたアリアがミチルダの言葉に反応を示し、ミチルダに向き直る。

「ユウイチは今、魂の状態、心だけになって会いに行ってるわ」

 ミチルダは笑みを浮かべて、アリアの胸を突いて、「ここにあるもの、分かるかしら?」と聞くと頷くアリアの頭を撫でる。

 置いてけぼりになってしまったレイアはキレるように叫ぶ。

「あの馬鹿が心が強いなんて有り得ない。神のギフト? を手にして高い所から見下ろしていい気になってるだけだぁ!」
「レイア、その神のギフトを手に入れる条件はね。神に愛されたものが得られるモノなの。神は人の見てくれで判断しないわ。その魂の輝きに魅せられるの」

 ミチルダは苦笑して、「例外の偏屈もいるんだけどね」と2人に聞こえないように呟く。

 ミチルダの言葉に唇を噛み締めた瞬間、王都で雄一に言われた言葉を思い出す。

「俺だろうが、テツだろうが、誰もいい、それをキッカケにして、自分を信じてやるんだ。そうしたら、神様がレイアにちょっとだけチャンスをくれるさ」

 レイアは、雄一の言葉を振り払うように首を激しく振る。

「そんな訳ないっ! あのクソ野郎は……」

 とまでレイアが叫ぶように言ったところで隣にいたアリアが平手打ちを頬に入れる。

「いい加減にして、ユウさんが相手じゃなかったら私達、この世に存在できてない。どうして、テツ兄さん、ホーラ姉さんは良くて、ユウさんは駄目なの?」

 アリアに頬を叩かれたレイアは涙目になりながら、睨むようにアリアを見つめるが、逆に睨まれて目を反らしながら答える。

「テツ兄、ホーラ姉はいい。でもアイツは、お父さんの場所を奪おうとしてる。お父さんが帰ってこれない!!」
「レイア、まだ、アレをお父さんと呼ぶの? 私達を捨てる時、「ティアの残りカスはいらん」と言って姿を晦まして、再び、現れた時に私達、特にレイアに言った言葉を忘れたの? シホーヌがあそこで現れなかったらどうなったか想像もできないの?」

 歯を食い縛るレイアにアリアは悲しそうに見つめる。

「違う、違う、お父さんはきっと言いたくもない事を言わされてるか、何かに操られてるだけだぁ」
「そんな訳ない。全て、あの人の意思。そして、やっと分かった。レイア、貴方、おじさんにそっくり。私達を苦しめたおじさんと同じ行動をユウさんにしてるわ。ユウさんが強いから何の被害も出てないから分かりにくかったけど」

 レイアの顔がひび割れるように固まる。

「あの人にされた事で私達がどんなに苦しみ、死にたいとすら思ったはず、その苦しみをユウさんにぶつけて、楽しい? 水も貰えず、壁についてる水を舐めたり、何日ぶりかにご飯を持って来てくれたと思ったら床に撒いて、「食べろ」と笑い、私達は、泣きながら拾って食べたのを忘れた?」

 俯くレイアは体の震えから自分を抱き締める。

「そして、憂さ晴らしとばかりに毎日のように私達を蹴る殴るして、いつもお決まりの言葉、お前らの……」
「言うなっ! 言わないでくれよ、アリア……どうしてアリアはお父さんが信じられないの?」

 アリアは子供がするとは思えないほど冷たい目をするのを横で見ていたミチルダは、目を細める。

「レイアはどうして、アレをそんなに信じられるの? レイアは私の事をよく知ってるはず、なのにどうして私の言葉を信じられない?」

 終始、話に着いて行けてないミュウが、ガゥゥ、と泣きそうな顔をして2人の間に入る。

「ミュウ、2人が言ってる事分からない。でも、喧嘩は駄目。レイア、ユーイの事、イヤっていう」

 ミュウは長く話すのが苦手なのに必死に言葉を繋ぐ。

「でも、ミュウ、知ってる。ユーイに抱き締められたレイア、時々、嬉しそうに笑ってる」

 レイア自身がまったく身に覚えのない事を言われて、否定しようとするが、嘘や誤魔化しから一番縁遠いミュウが言っている事に気付き、唇を噛み締める。

 それを見ていたミチルダが、「頃合いね」と呟くと手をパンパンと叩く。

「これは勝敗を着けるなら、ミュウちゃんの圧勝ね」

 レイアは目を反らし、アリアは目を伏せる。

「レイアちゃん、今、全部理解しろというのは無理なのは分かる。でも、今日あった事は忘れないで、貴方が本当に大事に思ったモノをその手から逃げるように消えさせない為にも」

 レイアからアリアに視線を移動させる。

「アリアちゃん、ビックリしたわ。レイアちゃんですら、大人顔負けだと思ってたけど、それ以上ね。でも、やっぱり背伸びしすぎだわ。そのまま育ったら歪になっちゃう。その辺はユウイチが頑張るでしょうけど、だから、ミチルダからアリアちゃんに言う事は1つだけ」

 指を一本だけ立てて、ウィンクをする。

「アリアちゃん? 正しくないから間違いが許せないのは分かる。正しいだけを追っているとその正しいにアリアちゃんは攻撃されちゃうぞ? 間違いから始まる事もあるのよ」

 ミチルダが、「分かる?」と聞くと首を振るアリアの頭を撫でる。

「アリアちゃんも今日の事、忘れないでね? さて、いい時間になったからお昼にしましょうか?」

 店の窓から見える太陽の位置からお昼に気付いたミチルダが言うとミュウが両手を上げて、「ニク――――!」と叫ぶ。

「あらあら、しょうがないわね、勝者の特権でミュウちゃんの要望を聞こうかしら。でもユウイチの料理みたいに美味しいと思わないでね?」

 ミチルダはミュウを抱っこして歩こうとした時、後ろの2人が気になってそっと見る。

「レイア、叩いてごめん」
「私も、言い方悪かった」

 と言い合うと2人が手を繋ぐのを見て目を細める。

「さて、サリナも呼んで、お肉を一杯焼いて食べましょうね」

 嬉しそうなミュウの、ガゥガゥという雄叫びがマッチョの社交場に響き渡った。
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