第六話 001
○山梨県 甲府市 小瀬波スポーツ公園(5月下旬・日曜日・朝)
広大な敷地内に、スタジアムやスケートリンクなど様々な施設が並んでいる。
○同・武道館エリア
武道館エリアには、1400人の観客を収容出来るアリーナのほかに、第一・第ニ武道場、弓道場、相撲場、フィットネスセンターがある。
○同・アリーナ駐車場
マイクロバスから降りる夏たち空手道部部員。
ジャージ姿。音葉は片腕に松葉杖。
バスには『お花見女子高等学校』の文字。
恵介「俺と教頭先生は手続きがあるから、みんなは先に行っててくれ」
と、バスの窓から顔を出して。教頭先生は運転席。
みんな「はい!!」
○同・アリーナ入口
入口の垂れ幕には『第一回 山梨県高等学校空手道部 ほうとう杯』の文字。
○同・アリーナ内の試合会場
会場の床にはジョイントマット、試合コートは4つ。
正面奥には大型モニター。
続々と集まる各高校の選手たち(男女)。ジャージ姿。
夏「けっこう人数いるんだな? 何人くらい参加してるんだ?」
――会場入りする夏たち。
真中「全16校、そのうち女子校は私たちだけですから、他校の男女それぞれ5名ずつをあわせると、参加選手は155名になります」
野宮「うわー!! 一人100円だしたらさ、1万5千500円集まるんだぜ!?」
大木「集めるなよ」
夏「よーし募金箱つくるか!?」
大木「あんたもか!!」
北川「馬鹿やってないで対戦表を見にいくぞ」
夏・野宮「へーい」
加奈「あ、私たちは荷物を置きに行ってきます」
と、加奈・春香・音葉・一年生3人。
北川「ありがとう。よろしく頼む」
× × ×
会場上手の壁に対戦表が貼ってある。
――周りには人だかり。
野宮「全然みえないよー」
大木「順番だ」
野宮「ちょっと大ちゃん、私を地獄車して」
大木「肩車の間違えか? いや、しないけどさ」
野宮「何だよケチー、何のためにデカくなったんだよ?」
大木「遺伝だよ!!」
真中「ホント、野宮先輩に待つということを教えてあげてくださいよー。立花先輩?」
――ほふく前進で進もうとしている夏。
真中М「あんたもか!!」
× × ×