第八話 001
○喫茶店ノック・店内(7月下旬・午後)
夏、交換日記のH3を開いてテーブルにバン!! と置く。
夏「音葉との約束事!! ステップ3の1『友達と海で遊ぶ』!!」
――座敷のテーブルには夏・音葉・春香・加奈。制服姿。
夏「えーっと……次の約束事って、こんなのでいいの?」
音葉「(笑顔で)みたいね」
夏「海で遊べば……音葉の高校一年生12月の記憶が戻るの?」
音葉「(笑顔で)みたいね」
春香「学校も明日から夏休みだからねー?」
音葉「(笑顔で)みたいね」
加奈「音葉先輩も、すっかり松葉杖なしで歩けるようになりましたからね!?」
音葉「(笑顔で)みたいね」
夏「そこは反応が違うだろ!?」
音葉「うふふ、みんなのおかげでもう走れるようになりました」
夏「よーし!! そうと決まれば都合のいい日に行くか!? 海!!」
音葉・春香・加奈「やったー!!」
――喫茶店ノック外観を写す。
加奈「あ……でもこの辺りに海ってありましたっけ?」
春香「(手をあげて)河口湖!!」
夏「河口湖は湖です」
春香「おおう……」
「(手をあげて)じゃあ山中湖!!」
夏「山中湖も湖です」
春香「(手をあげて)本栖――」
夏「本栖湖も湖!! 『富士五湖』は全て湖です!!」
春香「おおう……さすが地元民」
音葉・加奈「(春香を見て)ええっ?」
知恵「うふふ、みんな近場の海水浴場を探してるの?」
と、ドリンクを四つテーブルに置きながら。エプロン姿。
夏「そうなんです。できれば電車で行けそうな……」
知恵「私がよく行くのは静岡県の白浜かなー? ここからだと車で三時間くらい」
夏「車で三時間!? って、知恵ねえ海によく行くんだ?」
知恵「うん、数年前からサーフィンをしに」
春香「知恵姉サーフィン出来るんだ!? すごーい!!」
知恵「形だけね。サーフボードもいつも現地で借りているから」
加奈「(目を輝かせて)でもサーフィンが出来るって、すっごく憧れます!!」
夏・音葉・春香「(目を輝かせて)うんうん!!」
知恵「あ、ありがとう……。で、いつ行くの? もし良かったら私が車出すけど……」
夏「本当!? ありがとう知恵姉!! すっごく助かる!!」
知恵「うふふ……」
М「みんなのヨイショに乗せられちゃった……」
夏「(笑顔で)にひひー」