Roommate is Idol(3/33)縦書き表示RDF


人物紹介 Part1

五十嵐いがらし 夕生ゆう
本作の主人公。とても優しい性格の持ち主。

Roommate is Idol
作:YEKUROS



第3話:彼女の理由は…




「ささ、こっちがリビングですよ」


僕は花梨さんに連れられ、家の中へ入る。

そして、リビングへと連れて行かれた。


「とりあえず、座ってください」


彼女の言葉に頷き、机の前に腰掛ける。

花梨さんは机をはさんだ向かい側に座った。


「それで、一体これはどういうことか、説明してくれますか?」


僕は思い切って気になっていたことを聞いてみた。

このままつっかえていたら、夜も眠れない…、

あ、嘘です。多分爆睡してます。

まあ、そんなことはおいといて、

僕の言葉に彼女は頷き、口を開く。


「それでは、お話しましょう。私は、知っているとは思いますが、女優、早乙女花梨です。
 ですが、それは芸能人としての名前であって、本名ではないのです。
 私の本名は、川西美里。あなたの聞いている同居人の名前と一致しますね?」


無言で頷く。

なるほど、早乙女花梨の本名が、ここの同居人の名前だったんだな。

普通、芸能人は本名で出ている人はそんなに多くない。

だから彼女がそうしたタレント名を使っていたとしても、別に不思議ではないのだ。


「ですから、私はこの部屋に居るというわけです」


「でも、何でまたこの一般的なアパートに?」


「それはですね…、どうしても滝之上高校に行きたかったからです♪」


笑顔で答える花梨さ…、いや、美里さん。

そ、そんな理由で? まあ、いいけど。

その時、僕はあることを思い出した。


「あ、そういえば僕、まだ自己紹介してませんでしたよね?
 僕、井上夕生です。通う高校は美里さんと同じ、滝之上高校です」


言い終えると、美里さんは笑顔で首を振りながら言ってきた。


「私と夕生くんって同い年でしょ? だから敬語なんてやめようよ。
 後、“さん”付けしなくていいよ。なんか堅苦しいし」


確かにそうだ。僕もなんか堅苦しい感じはした。

彼女の言葉に頷き、言った。


「わかったよ、美里ちゃん」


「うん、それでよし。じゃあ、よろしくね、夕生くん」


そう言って手を差し出してきた。握手の形だ。

僕はそれを見て微笑み、


「こちらこそ、よろしく、美里ちゃん」


美里ちゃんの手を握って、握手を交わすのだった。


今後もよろしくお願いします!!






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