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人物紹介 Part6

春山はるやま 智司さとし
花梨のマネージャー。
真面目かつ的確な判断が出来る優秀な人。
Roommate is Idol
作:YEKUROS



第13話:彼女が“けっこう”秀才になったワケ〜後〜





「ちょ、ちょっと! ええっ!?」


私は、春山さんに言われたことに動揺し、

自分でも何を言っているのかわからない状態になった。


「別に上位に入れってわけじゃないんだ。今より少し成績を上げればいいんだから」


春山さんが、私にそう言う。

いや〜、だけどね〜、春山さん。

今授業の内容が全然わからないんですけど。


「今よりもう少し勉強すりゃあいいだけだ。簡単だろ?」


口で言うのは簡単だけどね。



「はああ…、どうしよう…」


その日の翌日の登校日、私は机に屈し、そうつぶやいていた。

春山さんに言われて勉強してはみたものの、全くわからず。

致命的だね、これは。


「美里」


そんな私の耳に、とても聞き慣れた声が届いた。


「か、楓〜…」


「うわ、どうしたその顔」


私の顔を見て、楓が驚きの声をあげる。

今の私の顔って…、


「そんなにひどい?」


「うん、ひどい」


ああ、そりゃあひどいな。

何を基準にそう判断したのか、自分でもわからないけど。

ああ、女優失格だよ、まったく…。


「で、どうしたの、美里」


おっと、話がそれてしまった。

いけないいけない、そのことを言うのがこの話の本題だったんだ。


「うん、実はね…」


私は楓に春山さんに言われたことを全て伝えた。

ちなみに、楓と春山さんは面識がある。

そりゃあ、楓は私にとって幼馴染みであり、親友であり、憧れでもある人だもん。

そんな人に、彼が会わないわけがない。

楓も二つ返事で承諾した。

まあ、そんなことはおいといて本題へ。


「なるほどね…」


事情をあらかた話し終えて、楓が呟く。

彼女は少し考えた後、


「…うん、そういうことなら私に任せなさい」


と、言った。

任せなさいって…、


「な、何を?」


「いや、だから勉強を」


………



おおっ、

それは願ってもないことだ。

もちろん、楓に指導されるだけで成績が上がる、なんて思ってはないけど、

今までより勉強がはかどるに違いない。

まあ、言うほど勉強した記憶なんて、ないけど。


「そ、それじゃあ、お願い、するよ…」


こうして私は、楓に勉強を指導してもらうことになった。




「違う違う、そこはそうじゃなくてこう」


「ここはこうやって、こうして、こうするの。わかった?」


「う〜ん、それはそうするよりこうしたほうがいいかな」


「そうそう、そういうことよ」


「うん、いい感じ」


「すごい、よくできたね」




最初は、何だか怒られてばかりだったけど、

だんだんその数は減り、褒められはじめた。



そして…、

そんな調子のまま迎えた…、



テスト当日。


「いよいよだね」


「う、うん」


楓が声をかけてくれるが、

私は心配を隠すことが出来ない。

今までよりも遥かに勉強してきたし、

楓に指導までしてもらったのだ。

絶対大丈夫。

な、筈なんだけど。

やっぱり心配だ。


「大丈夫。美里ならできるって」


だといいんだけどね。










キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン

キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン


「はああ、終わったあ〜…」


これで全教科のテストが終わった。

どの教科もそれなりに手応えはあった。

よかった〜。






「…て、いうわけなの。わかった?」


美里ちゃんの話が終わった。

て、あれ?


「成績はどうなったの?」


僕は尋ねた。

今の話では、結局のところ、美里ちゃんが秀才なのかどうかがわからない。

だが、彼女から返ってきた言葉は、


「うん、忘れた♪」


だった。

わ、忘れたって…、美里ちゃん。

前編後編に分けて長々と話しといて、




オチはそれですかい!



まあ、そんなことを感じながらも、

勉強をするということはもっともなことなので、

少しは勉強に熱を注ごうかな、

と思った僕なのでした。


更新遅れました、すいません。
なかなかネタが浮かばないもので…(ただの言い訳)。
これからもよろしくお願いします!






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