気体から(1/28)縦書き表示RDF


前半部分に流れるコメデイータッチなファンタジーから後半部分に向かい、切ない大人の恋愛ファンタジーに変わって行きます。どちらが好きな方も流し読みでも続けてお読み頂ければ幸いです。

気体から
作:晴天



天国の話


人は、何度も生まれ変わります。何度も何度も死んでは生まれ変わります。
だから、魂の数は実は大昔から変わっていないのです。

修行が大変であればあるほど、その後は天国に長く居られるのです。
私は、天国から現世に送るのが仕事ですので、出来るだけ満遍なく現世に送り天国の混雑を緩和したいのですが・・・・・。
現世の皆さんには、肉体というものがありますが、天国には、そんな煩わしいものはありません。病気をしたり、傷つけあったりと誠に厄介な代物。それが肉体。

天国には魂と呼ばれているものだけが存在するのです。
簡単に説明すると、「意識」幸福な気持ちとでも言いましょうか。
そんな「意識」だけが存在するのです。
形はありますよ。これも例えて言うなら、水蒸気のような雲のような。
気体のようなもの。

さて、今日は昨日の不足分も含めて13人を誕生させるのが私の使命なのですが、あと2人の希望者が出てきません。












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