第18章 〜ダイイングメッセージ〜
堤無津川の河川敷で緒川照治の遺体が見つかった。死因は鋭利な刃物で殺された事だった。警察は野口雄太、益山翔太と同じ殺されたかたなので同一犯の可能性が高かった。
「待っていたぞ、工藤君。」
緒川照治が遺体で見つかったと目暮から連絡があった時、新一は学校を休んで警視庁に向かった。
「緒川照治が遺体で見つかったって本当ですか?」
新一は内心半信半疑で目暮に尋ねた。
「ああ…。それで、君に見てもらいたい物があるんだ。」
目暮は新一にそう言った。
「え?緒川照治が見つかったんですかい?」
新一が警視庁で目暮と会ってる頃、組織にも緒川照治の情報が入って来た。都内を黒いポルシェが走っている。
「ああ…、死体となってな。」
ジンはポルシェを運転しながら答えた。
「死体って…?」
「どっかの誰かがその男を殺したみたいだ。」ジンは冷酷な眼差しと真剣な表情をしている。
「これからどうするんですかい?」
「その男を殺した奴を見つけだし、始末する。」
ジンは淡々と答えた。ウォッカはそれ以上、ジンに質問しなかった。
「緒川照治は堤無津川の河川敷で見つかった。」
目暮は新一と部屋に案内して事件の事を話し出した。
「死因は鋭利な刃物で腹部を刺されていた。死亡推定時刻は2、3日前だよ。」
「2、3日前ですか…。」
新一は腕を組みながら呟いた。
「ポケットに入ってた財布には手をつけられていなかった。」
「そして、気になるのがこれだよ。」
目暮はポケットから一枚の写真を机に置いた。新一は置かれた写真を手に取った。
「数字の『3』が地面に書かれてますね。」
写真には地面に『3』と言う数字が書かれていた。
「それは緒川照治が書いた物だよ。」
「つまりダイイングメッセージって訳ですね。」
「そうだ。どういう意味か分かるかね?」目暮の質問に新一は黙って首を横に振った。
「そうか…。」
目暮は残念そうに呟いた。
「しかし気になりませんか?何故、緒川照治が殺された事を…。」
「確かに一体、誰が緒川照治を…。」
目暮は唸りながら考え出した。新一は目暮から渡された写真をじっと見た。
「(この『3』は一体どんなメッセージが…。)」
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